バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

こんなん欲しかった!ジョニー・アダムス、そしてヴァレンティノス

2015-05-27 | 音楽
昨日は少し前から気になっていて、先日ようやく注文したCDが到着。
まずはコレ!

『I Won't Cry ~ The Complete Ric & Ron Singles 1959-1964/Johnny Adams
ニューオーリンズの素晴らしいシンガー!
ジョニー・アダムスのデヴュー後、リック、ロン両レーベルへ録音したシングル盤音源をAB面順に完全収録したコンプリートシングルコレクション。彼の初期録音をまとめて、聴きやすい形で手に入れたいなと思っていたので大満足です。英エイスレコード、素晴らしい仕事です。
R&Bシンガーとして紹介されることの多いジョニーアダムスだけど、この人はもっと幅広い意味で「シンガー」って佇まいでなかなか痺れる存在。シャウトシャウト!ってタイプでなく朗々と歌い、ふくよかであたたかい声。ファルセットも深くて良い。カントリー中心に歌ってるアルバムなんか大好きなのだ。
LIVEは86年の野音と90年代前半に青山スパイラルの1Fのロビーみたいなところでやったのを観た。歌謡ショーのように階段を歌いながら降りてきたのがカッコよかった、あの時は終演後フライヤーにサイン貰ったな。サイン用の場所を設けてゆっくりと応じてくれて主催者の素敵な仕切りが印象的でした!レコード持ってくるべきだった!と残念だった記憶が有ります。その後97年にニューオーリンズで観た。素晴らしかった!そのうえこの時のバンドのギタリストはヒロナリくん!!スゲエ!なんだよ~!と感動したもんです。結局かヒロナリくんはジョニーが亡くなるまでギタリストを務めた。…友人として自慢ですね、凄い男だ。

もう1枚はコレ

『Lookin for a Love: The Complete Sar Recordings / The Valentinos 』
言わずと知れたボビー・ウォーマックのヴァレンティノス!ゴスペルグループであった彼らの初期録音も良い形でまとめて聴ける盤が欲しかったので嬉しいリリース。ボビーの師匠であるサム・クックが設立したレーベル、サーレコードでの録音のコンプリート盤。昨日聴いていてA山さんと「あれ?これは??」と驚いた名曲ルッキンフォーラヴのメロディがゴスペルスタイルで歌われるウォーマックブラザーズ名義の曲。その後、ヴァレンティノスと名を改めて歌詞を変えメロディに手を加えた元祖『ルッキンフォーアラヴ』が続けて(発売順だ)聴けるのはゴスペルグループからラストソウルマンが生まれてくる過程が体感できるようなで嬉しい。
ヴァレンティノス、欲しいなという人には熱烈にお薦めします。

どちらも「こんなん欲しかったんです!」という素晴らしい音盤。最高です。

ん??よく見ればヴァレンティノスも(アブコ表記だけど)Ace絡みのリリースなんですね。
ルイジアナR&B、スワンプポップ満載のオムニバス『By the Bayou』シリーズも最高だし、以前にも増してAce凄いな!!



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