もう幾つ寝るとお正月?となってまいりました。
そんな昨夜、なんとなくバイユーで話題になったのですが、最近はケーキ屋さんというのは元旦から開いているところも少なくないようです。初詣等、元旦に出かけた人たちからの需要がそれなりにあるからだとのこと。それどころか話しているうちに元旦から通常営業している店、業種が次から次へと挙がってきました。
「はぁ、凄いなあ…」という会話だったのですが、三鷹市在住のギタリストYジマくんが「そんなの必要ないですよ。全部休むべきです」と一言。
コンビニもビデオ屋もチェーンの飲食店もが普段通り営業しているような街だと、ガランとしたあの正月気分がなくなってしまうという主張でありました。確かに!それには僕も多いに賛成です。三が日休業のお店ばかりで街がガランと静まりかえっていて、午前中はみんな家に籠っているのか住宅街には人の気配がない。なのに初詣にいくと人がギッシリ。なんとなく小さく興奮させられるるような非日常感。それがお正月の記憶だった様に思います。
海辺の町に住んでいた子どもの頃、確か1月2日。貰ったお年玉を握って近所の民家兼小さなおもちゃ屋に自転車を乗りつけ吟味に吟味を重ねて(その町では)当時発売したばかりだったゲイラカイトというアメリカ発祥の(そう言われていた)凧を買うと、そのまま道を渡って砂浜に降りて凧を組立てて海に向かって揚げた。海に向かって驚くほどの強さでグイグイ挙がっていく黒いゲイラカイトを見ながら「特別な日」感覚が更にどんどんどんどん高揚していくのを感じたものでした。 遊び疲れたあと浜から河口の橋の上に登ったところでばったり会った友だちも、ほんの何日か前にも会っているはずなのになんかちょっと特別な感じがして子どもなりに新年の挨拶らしきことをしたような気がする。「なんか買うた?」「ゲイラ」。こんなカンジだったか?うーん気温がピリっと低くってなのに太陽が暖かかった記憶がある。。。
そんなお正月を台無しにしてしまう昨今の有り様は確かに宜しくない。元旦にチェーンの居酒屋が営業するようになってから?コンビニが24時間になってから?
ま、飲み屋街はともかく子どの目に触れるお正月の街はやっぱりなんだかいつもと少し違う特別の空気を感じさせる風情でいて欲しいと思う。そんなことを思い出させてくれたYジマくんの言葉だったのでした。
で、そんな三鷹のギタリストYジマくんこと『矢島康孝』のギター独奏ですが、本年の御用納め(26日)の翌日27日(土)に開催されるバイユー忘年会LIVEで聴くことができるようです。お楽しみに。
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