バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

歴史的瞬間のために。

2008-11-05 | 国際・政治

ほんの2時間足らずの睡眠。なのに無理矢理に眠らず朝からテレビを観ていた。もの凄い非現実感の中。そう、アメリカ大統領選挙の開票速報です。そして先ほどバラク・オバマ上院議員が勝利を確定し、アメリカに史上初の黒人大統領が誕生することとなりました。NHKのアナウンサー氏が何度も繰り返す。「史上初めて黒人の大統領が誕生することとなりました」。なんという非現実感!!つくり話のようにさえ思える。この件についてはこのブログで9月22日にゆるゆると書いたので特に加筆することはないのだけれど、信じられないような光景を目の当たりにして改めて呆然としています。なぜか突然、子どもの頃に強く記憶に残った映像が思い出されました。それはオリンピック(メキシコ大会)で勝利を収めアメリカ国歌が流れ星条旗が掲揚される中、表彰台の上で黒い手袋をはめた拳を天に向かって突き上げていたた二人のアメリカの黒人選手の姿です。時は『黒人はなぜ待てないか』出版の2年後の68年!黒人差別に抗議し、ブラックパワーを誇示するためにとった行動でした(金、銅メダリストのふたりはすぐにアメリカ陸上界から永久追放となりました)。あれから僅かに40年!!まぁたぶん先日、この光景をくっきりと思い起こさせる歌詞が登場するローリークックの『偽りの英雄』を聴いたばかりだったからかもしれませんが、本当にそんなに昔のことではないのです。マケイン候補の敗北宣言、オバマ候補の勝利宣言をLIVEで観てようやくテレビの前から離れることにしました。これからがとてつもなく困難な道のりだとは思いますが大きな一歩、歴史的な瞬間でした。


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