バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

昨日、そして本日。遠田和範を愛する方々へ。

2016-02-19 | ある日の出来事
昨日急ぎ記しましたとおり
バイユーゲイトにとってかけがえのない存在。
大切な友だちでサイコーのドラマー遠田和範が逝ってしまいました。

彼がバイユーに初めてやって来たのは開店2年目だったかな?いや1年目の終わりだったかな。
最初はお客さん、そして重要な出演者となり。やがて友人となりプライベートな付き合いをするようになるのにあまり時間はかかりませんでした。
バイユーでもそれ以外でも数えきれないくらい楽しいことして、酒飲んで笑ったな。楽しいことばっかり思いだすよ。
多くの人に愛される裏表のない人柄。そして泥臭くてファンキーにスウィングするドラムプレイ。
本当に愛され者のエンタ。
家族の事情で山形の実家に帰ってからも
彼から「バイユーに顔だします」って連絡があると
エンタ会いたさに沢山の人がバイユーにやってきたものでした。


日曜日に彼の自宅で会って、笑って話したばかりなのに。

訃報を受けてどうしようもないのでバイユーに来て
彼が愛したザ・バンドのレコードをかたっぱしから聴いて落ち着こうとしていたのですが、果たせず。

思い立って、京子ちゃんと一緒にドラムセットを組みました。
慣れない手つきで組み上がりステージにピンをあてると。

「エンタ!ドラム組んだよ。山形ロックシーン、ホント最高だった(日曜日に体験してきました)。
でも、いつでも帰ってこい!」

という気持ちになり
「今夜はここを解放しよう」と思いました。

昨夜のバイユー、飲み物や食べ物を持参した人々が集まりなんだか御通夜のようでした。
あんまりそういうの信じないんだけど、
来てくれたよな。

今日はこれからもう一度山形へ会いに行ってきます。
行くことの出来ない皆の気持ちをエンタに届けてきます。
たまたまこの週末バイユーにLIVEが入ってないなんてね。

なので今夜明日とバイユー休業いたします。

彼と縁のなかった方には申し訳ありません。
でも、会って欲しかったな。イイヤツなんですよ。笑ってしまうくらい。

※最後にお気に入りの写真を載せます。ミュージシャンで画家で写真家でもある藤島晃一さん撮影による2011年のエンタ。

「3人で手をあげて」と言われて渋々という感じであげたバイユー組ふたりですが、エンタさん満面の笑みです。
いい写真です。



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