このジャケと芸名で手に取るに決まってます!
サックス・ゴードン久しぶりの新譜『SHOWTIME!』が少し前に到着してます。
デューク・ロビラードバンドで活躍していたことでも知られるSAX GORDONことGordon Beadleはジャンプスタイルのブルースやキング・カーティスをはじめとするソウルスタイルのホンカー(主にテナーサックスをブリブリ吹く人)で、このテの音楽が好きな人なら思わずクスリと笑いつつカッチョイイ!音楽を演ることで(ほんの一部で)知られています。
古今東西、古くからホンカーはお客を喜ばしてナンボという部分あったようで、ビッグジェイ・マクニーリーなんかも過剰なまでのサ-ビス精神とバカバカさ漂うノリの良さが印象的であります。そんな古き良きホンカー文化を現代に引き継ぐ(と意気込んでいるハズの)サックス・ゴードンもその系譜に位置し、これまでの作品も一貫してなんだかバカバカしくもカッチョイイ!ものです。
今回もイケてます。バカっぽいけどカッコイイ。いやかなりカッコイイです!とても気に入ってます。冒頭からショーのオープニングテーマの様なアッパーチューンが1曲間に挟んで連続で飛び出してくるのには思わず苦笑。やるな!
泥クサムーディなものから渋いブルースまでどれも軽妙でありつつも聴き応え十分。「こういうの好き」な方には心より推薦いたします。
蛇足ながら、CDを外したところにある写真もバカっぽいです(笑)
あと、今作にはマット・マーフィが参加しています!!脳梗塞で倒れて復帰できるのか?と心配されていましたが…バリバリ!!という感じでこそないものの彼らしいギターを聴かせてくれていて安堵しました。
思えば、かなり昔のこと。僕がニューオーリンズでゲイトマウス・ブラウンのビッグバンドリハーサルを見学させて貰うという幸運に恵まれた時。「出て行け」などと言われないように静かに身を小さくして見学していると、同じく見学にきていたサックス・ゴードン(当時はニューオーリンズに住んでいた)はガサガサとハンバーガーなどを食べながらリラックスして振る舞っていました。あげくは真ん中へ歩み出ておもむろにカメラを取り出してリハーサル風景を撮影する始末。オマエも部外者だろ!と思いつつ「タダモノではない」と思ったものです。
1965年デトロイト生まれ。「なんだ俺よりいっこ年上だったんだ~(年下だと思ってた)」のサックス・ゴードン、更なる活躍を期待します。
相変わらずカッコいいのかい?
ユーチューヴで見れるかね?
今でもサックスゴードン聴いてるかい!?
youtubeには、最近のがもあるで~。
渥美清だったら、相変わらずバカか?
と聞くほど、バカかっこイィね!