バイユーではいまだテレビが観られないので、録画しておいて深夜に観戦。幸いにして結果等の情報をシャットアウトすることにも成功、緊張しながらの12Rでした。結果はご存知のように徳山選手の圧勝。ファンとしては喜び安堵すると同時に、あのナバーロに、これほど明確に勝利をおさめたことに驚きました。徳山選手は明確にポイントを奪い、ナバーロ選手は「取ったかな?」というラウンドが多かった為、スコア以上に徳山圧勝に映りました。徳山選手の距離感やボクシングの巧みさは、どんな相手も悪く見せてしまうんだな。と改めて思いました。ギリギリのところで拮抗して一発のクリーンヒットを競い合うボクシングは、お互いの良いところを見せ合うことが目的ではないので、片方のツボに入った時は(特にハイレヴェルであればあるほど)こうなりますね。地味な技術戦、に見えて試合終了と同時にアップになったナバーロ選手の両目は青黒く腫れ上がってました。初めて彼を観た人は「大したことない挑戦者だったなー」と思ったかも。そこが徳山ボクシングの神髄でしょう。終盤の接近してのクリンチ、つまらないという人もいるのかな?相当高度な技術なんだけどなぁ。攻撃偏重型の格闘技?からするとブーイングものなのかな?ファイター好みのボクシングファンもいるので好みは分かれるとは思うが、もしあれが誰でもできる簡単なものならポイントを明確にリードしたらみんなクリンチで逃げきれることになりますね。憎らしい程、絶妙な距離感とタイミングなのですよ。ナバーロ選手もクリンチに対する策は見られたけど、要はスピード負けでした。
王者・徳山、このまま引退してしまうのでしょうか…。日本国籍ではないですが、彼は間違いなく日本ボクシングの…いや、日本の宝ですよ!どのような道を選択しても賞賛の言葉を贈りたいものです。
王者・徳山、このまま引退してしまうのでしょうか…。日本国籍ではないですが、彼は間違いなく日本ボクシングの…いや、日本の宝ですよ!どのような道を選択しても賞賛の言葉を贈りたいものです。
御意見、なるほどなーと思います。
実況するアナウンサーや解説者さんが丁寧に解説して
KOシーンだけじゃないボクシング観戦の楽しみ方を伝えていけば
判定決着も多いこの競技の人気もあがっていくのにと思います。
思えば、かつて
「寝転がって関節技のやりとりに終始する格闘技は地味」といわれていたのを
いつしか見事に
観客の意識改革に成功したという
例もありますしね。
ボクシング界の努力が足りないということでしょうか…。