バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

3月11日

2017-03-11 | ある日の出来事
ああ、またこの日が来たな…。やっぱり落ち着かないな。

ただ日々を重ねることって
それはそれでありがたいことで
滋味深いことではあるけど。

時の流れでごまかされてはいけないこと、
忘れてはいけないこと、わすれては行けない場所、
忘れてはいけない人たちがいる、と思います。

古田光郷の歌声に胸を熱くした夜。

2017-03-11 | ライヴ報告
すっかり時間が経ってしまったけど、2月26日日曜日はとても楽しみにしていた古田光郷&中野靖之『古田とヤス』のLIVEでした。

バイユーゲイト初期の看板スター古田光郷さん。俺が80年代に下北沢の音楽飲み屋で働いていた頃からのお付き合い。その頃古田さんは『BOUND』で活躍中、テレビでその歌声を聴くことも多々ありました。
2005年末にバイユーゲイトをオープンした時に古田さんに「バイユーには日本語のオリジナルをやる新しいセットで出演して下さいませんか」と勝手なお願いをしてやって来てくれたのが中野ヤスくんとのデュオでした。
なまず兄弟、と名乗っていたこの素敵なデュオが楽曲も増え、メンバーが増えバンド『なまず兄弟』となってゆくのにそれほど時間はかかりませんでした。インディペンデントでアルバムをリリースし、ジロキチで定期的にワンマンライブをこなす人気バンドとなり、ツアーにも出るようになった彼らがバイユーから始まったというのは俺のひそかな自慢でした。ジロキチで超絶にファンキーでソウルフルで盛り上がるLIVEを目撃した時などは胸の中で激しく自慢していたものです「初LIVEはバイユーやったがぞ!!」

そんな『なまず兄弟』もいつしか活動を停止し、古田さんは活動拠点を古巣京都へと移しました。そしてなんとバウンドを再結成!磔磔や拾得を中心に活躍中という現在。久しぶりにオリジナルなまず兄弟でのバイユー帰還ライブが実現したのでした。

ソウルフルでファンキーな古田さんの歌声、そしてなかなかこんなギター弾けないよ!なリズムギター!!!レゲエを消化したR&Bカッティングはいつ聴いても素晴らしい。今回もやっぱり絶品でした。
隣には爆発するファンキーブルースギターのヤスくん。

華麗でリズムとメロディのツボを押さえたプレイから一転して破裂するようなファンキーギター!なまず兄弟の後期に見た時は、これどこまでいくんだ!?とワクワクが抑えられなかったものです。
今回もやっぱり素晴らしかった!!

しかし思っていた以上に古田さんの歌声が沁みました。

なまず兄弟の活動が活発になってからはバイユーに出演していなかったのでなんと7年近く振り。
そりゃ『Roll on River』を聴いてて鼻の奥がツンとするわけだ。


※『CD売り子』としてやって来たBOUNDのドラマー!ネッシー木村さんの宣伝タイム。和やかな雰囲気に。

※ネッシーさんを打ち合わせ無しでその場にあった楽器で無理矢理参加させるも、自分のアタマをタイコ代わりに叩くなどアドリブ連発で流石の切り返し!昔のバンドマンは強い!!

※抜き打ちゲストは続く。客席に居た、高円寺『楽や』店長で『華たかだか』のボーカルでもある池田哲也さんを招き入れ、更には当日はバイユー勤務中だった『はいからさん』近田崇仁までもがマイクの前へ呼ばれる。いや〜古田さんスゴイです(笑)!


古田光郷さん
京都は遠いけど、また時々は来て欲しいと強く願います。