バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

近藤十四郎&カトマンズの夜。

2013-09-30 | ライヴ報告

昨夜は日曜LIVE。25回目の震災復興義援金LIVEでした。
近藤十四郎さん。実は僕とはけっこう古いお付き合い。バイユーを長く手伝ってくれた伊代ちゃんのおとーさんのバンド仲間なのです。15年くらい前には一緒にLIVEをしたこともあります。そんな十四郎さん。楽曲はルーツミュージック好きが伝わってくる手触りですが、歌声とステージングはちょっぴりアングラ?な雰囲気を醸し出すかなり個性的なスタイル。80年代初頭の自主制作と言われていた頃のインディーズのようと言うと嫌がられるかな。

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カトマンズはこれまた不思議なスタイル。端正な演奏をするギター2本とパーカッションのトリオ。3人のコーラスも気持ちよい。演奏やコーラスの雰囲気にルーツ色はあるのですが選曲というか…ジャンルはこれってなんなのだ?という感じ。とにかく居そうで居ない感じ。この日働いていた『はいからさん』近田(楽しんでいました♪)とも「珍しいよね」ということで一致。

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全体で4部構成というちょっと不思議な構成のLIVE終演後、カトマンズのリーダーさんに訊ねると「…ジャンル?…名曲を演るバンドです!」との答え。なるほど!ちなみにカトマンズは街の名前ではなく「カトマン」さんという方はメンバーに居るから、のようでした(推測)。
みなさんありがとうございました。


スーマー&松井文!堪能しました。

2013-09-30 | ライヴ報告

土曜日は楽しみにしていたスーマー&「初登場」松井文。
ずっとCDで聴いていた松井文ちゃんの生ウタが聴けて、スーマーさんのバンジョー&ギター弾き語り。そして二人のデュオまでも。ゆったりと聴き入りました、そりゃー満足しました。
スーマーさんの歌声は細部まで行き届いた語り口がとても素晴らしいのですが、その完成度の高い行き届いた感と、うっすら全編に漂う「何物にも制御されない柔らかくも熱いソウル」が気持ちよく同居しているところがとても魅力的です。

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決して上手い弾き語りや落ち着いて聴きやすい歌、ましてや安易な優しい歌になどなり得ないのです。聴いてるとなんともくつろぐんですけどね(笑)

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松井文ちゃんは細部まで行き届いたりしない、自然というかプリミティヴな手触りの歌声がたまりません。野生、でしょうか?ありのままの歌声で丁寧に描き出す歌世界。そう、キッチリしているという意味とは違う丁寧さを感じました。大事に歌っている感じですね。

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LIVEは初めて観たのですが、CDやyoutubeでの印象よりギターは安定感があり(失礼!)しっかり歌に寄り添っていました。そして横浜から移り住んだ大阪で得たのか思ったより「関西フォーク」の香りがクッキリ。やっぱりナマで聴かなきゃわかりませんね。
ふたりともに「もっと聴きたい」と思わされました。3部構成の長丁場だったのですがゆったり楽しんでいて、気がつけば終わっていたという感じ。それぞれまたの機会が楽しみです。

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終わって気づいた…。文ちゃんのCDの1曲目『風の向く方へ』あんなにバイユーで流していたのにこの夜は聴けなかったのでした。次回は是非!