東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

不時着事故

2009年02月10日 21時56分49秒 | Weblog
 ニュースサイトを見ているとヘリの不時着事故のニュースが入っていた。幸いにも死者はなかったものの「送電線点検のヘリが…」と書かれていたため、パイロットが知っている人かもと思い少し焦る。
 夜のNHKのニュースでレジが一瞬映っていた。末尾二桁が「55」のつく新日本ヘリの206L3はJA6055しかない。検索して見ると昔、事故を起こしていた

 今回の事故の映像を見て、メインローターが完全にないことと、破断した送電線が山側の下段だったことが気になった。専門家じゃないからわからないけど、不時着した原因はメインローターが送電線と接触したことだろうけど、送電線点検時は大抵アース線(一番上の細い線)より上を飛ぶはず。
 なぜ切れた送電線が下段のものなのか。今後の事故原因の究明が気にかかる。ちなみに写真は全く事故とは関係ない機体。新日本ヘリではあるけどね。



 ついでに送電線がらみの事故を検索すると結構出てくる。印象深いのは、家から近くの事故現場でよく通るところでもあり、電力会社にとってはある意味「痛い」事故、信越放送チャーター機送電線接触墜落事故

 搭乗者全員が亡くなる悲惨な事故。この事故後の裁判で電力会社が敗訴(当たり前)、それから木曽谷はあちこちに航空障害灯つきの送電鉄塔ができた。

 自分は霧ヶ峰でしかフライトしてないから送電線に対しての警戒はあまりしていない状態。訓練空域内で滑走路より高いところに送電線が存在しないから。フライトしているときに気をつけるのは他の機体が近くにいないかどうかくらい。
 しかし、その他の離着陸場は違う。送電線や樹木等障害となるものは多数ある。岐阜県内の離着陸場を例にしても、大野も各務原も送電線が近くにあるし、各務原はいざアウトランディングする、といっても場所がない。高山は最近事故があったばかり。
 自分がどれだけ恵まれた環境で練習しているか、というのを再認識する。


 昼休みに昼食後30分くらいウォーキングしてるけど、このごろは冬の冷たい風ではなく暖かいサーマル性の風。上を見上げればお師匠様である鳶がくるりとサーマリングして上昇して行く。
 はぁ、飛びたい・・・。
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