AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

高等教育の蝉時雨(1)

2014-08-25 22:37:34 | 学問のススメの涙



秋が過ぎても炎暑が続く日々ですが、朝晩は涼しくなってまいりました。
夕方の蝉時雨などここ湘南海岸でも何年も聞いておりません。
高校3年の頃、新子安の学校を3時過ぎに終えてから、恵比寿だったと思います。代々木ゼミナールに通ってました。結構大変な日々でした。当時は西尾の単語に熟語、野村の古文と大勢の聴講生に混じって真面目に学んでおりました。それからおおよそ45年、少子化の波に予備校も大学も悲鳴をあげております。
大手予備校の代々木ゼミナール(学校法人・高宮学園)が、17都道府県で展開する29の校舎のうち7割にあたる約20校舎を来春にも閉鎖する方針を固めた。閉鎖する校舎では来春以降の生徒を募集しない。少子化による受験生の減少や競争の激化で、かつての「3大予備校」の一角が大規模なリストラを迫られているのです。そしてこの波は大学崩壊に繋がっているのです。


高等教育のダッチロール (2)

2014-08-25 01:32:12 | 学問のススメの涙



炎暑で寝られないから更に腹が経ちましたね。在職中、多くの若手社員のラジオCMコピー企画指導員やらされておりました。東大、京大、早稲田、慶応出身はそんな制作実習など受けていませんが、アイディア、文章構成、皆ピカイチでした。どこが違うのか?本を読み、映画を観、そして全く違う専門分野を真剣に学んできたからです。これだけでも若い身でも身の程ののりしろが違います。それと今の学生さんは、映画監督になりたい!と真剣に希望を述べますが、、、。「最近 どんな映画みたの?」答えは「観てません。」「小津安二郎監督観たことある?」「それ誰ですか?」こんな状態なんですね。そして変に自信がある。その自信がどこから来るのかは、何時も疑問なんですが、、、、。ゆとり教育が生んだ悪しき才能でしょう。日本全国 の大学は、本当にメディア学科やコースを増設しております。そうしないと学生達を呼び込めないからです。AO入試で入学してくる学生も問題だが、こう言う作品に慣れてしまった教員達は更に深く反省するべきだと思います。そういう意味、数段空の上を駆け巡っているのは、慶応大学 湘南キャンパスでしょう。要は今の時代のメディアの潮流を考えながら、各人の伸ばせるのびしろをのばす。と言いますか、、、。秋田国際教養大学の様に海外留学させて、どんどん落とす。要はアメリカ式大学です。メディアに従事する教員の方々は、ぜひ自問自答してください。これではガラパゴスよりも酷い何の知識もないまま、「自称映画監督、映像クリエーターと言う無能な「空パゴス日本」になってしまいます。「映画だけは才能がないのならやめた方が良い。残るのは酷評と膨大な借金だけが残るのです。

8月23日(土)のつぶやき

2014-08-24 02:57:24 | 今そこにあるメディアのリスク

高等教育のダッチロール (1)

2014-08-23 20:02:31 | 学問のススメの涙



私は数学が好きな中学生でした。受験問題 Σだったか。問題を解けた頃明け方をむかえたことも多かったです。それに比べて英語は伸び悩んだんですが、最終的に英語力、文法的には滅茶苦茶ですが、よく喋る。絵を習わされておりましたが、描きたくなく音楽方面に行きたかったが、それも挫折。最終的に日芸の映画学科 撮影録音コースに進みました。当時 「お前の方が俺よりも組写真の点が良いのはおかしい?辞める!」と現場で鈴木清順監督についたのが、今 撮影監督として多くの作品を手掛けている藤石修であり、東大を受かったのに落ちたと家に電話して演出コースに入った、東映アニメーションで企画部長として辣腕を振るう、役員になった清水慎治、カメラマンとして出世頭だった倉本和人、カメラマンになりたくて日活の製作進行の下積み生活からムービーカメラマンになった佐藤徹。NHKの「ダーウィンが来た。」の動物カメラマンの渕上 拳、他にも夢を実現した方々が多かったです。みんな若い頃から自分と言うモノを持っていました。なんでこんな話をするかと申ますと、この炎暑で寝られず、ある学生達の短編作品、自主制作と言われる物です。以前も学会からのお誘いで各大学の学生さんの作品を拝見しましたが、我々が学生時代追っかけていたナムジュンパイクや、マクラレーン風なんですね。風だけで中身は何もありません。内心「一体誰が教えているのだ!」と腹が立って来ました。今回の千葉にある大学のメディア学科の「DRIVER」なる作品には、シナリオもなく、カメラを順序まわし、それだけです。久しぶりに「腹が立つ作品です。」作品ではないですね。単なるカメラ テストでしょうか、、、。

生コマの原点(2)

2014-08-22 21:44:17 | プレ禅の道祖神



原稿も何もない状態で、あれだけの説得力で商品を紹介する能力「欲しいと言う気持ち」は全て高田社長の考え抜いたカメラの向こうにいる消費者の「欲しいと言う消費者の気持ち」をとらえているのでしょう。生コマに限らず、ニュース番組にしても台本があり、台本シートにはカメラ割り、サウンドのイン アウトなどが書かれております。其れに沿って番組が進行されるのですが、全く台本のない中で進行することは、スタッフにしても大変な事です。
高田社長は自分で日々商品を使い、その機能を熟知し、どうカメラの向こうにいる視聴者に欲しいと思わせるか、、、。台本もなく常に真剣勝負で望んでいる。報道に携わる方々でどこまでインタビューに相手のことを、カメラの向こうにいる視聴者に伝えられるか?この事を深く考えれば、被害者の家族に「今のお気持ちを?」などと言う言葉は出てこないと思います。テレビショッピングが教えてくれた「売り言葉」の真剣勝負に感じ入りました。

生コマの原点(1)

2014-08-21 22:57:36 | プレ禅の道祖神



在職中はいろいろな事を経験しました。コピーライター、CMプランナー、デイレクターにイベント企画に営業、広報に研究開発と、、、。オペラ「彷徨えるオランダ人」状態でした。
でも印象に残るのは、研修期間と其の後助っ人で担当した「生コマ」です。生コマーシャルの事です。私より上の大先輩達は皆経験したと思います。朝の番組枠で今もやっているあの生コマーシャルです。朝ライオンの生コマに佐藤遥子さんを、今でもテレビで拝見致しますと「頑張ってるな!」とついエールを送ってしまいます。先日NHKの番組 決断で、ジャパネット高田の高田社長の会長に就任するドキュメント番組をやっていました。テレビショッピングなどみませんでしたが、この社長の商品説明や、機能使い方など微に入り細に入り、「見事!」の一言に尽きます。


「面白さ」と「嫌悪感」の境界線(2)

2014-08-20 00:55:28 | プレ禅の道祖神





この面白さも、ギリギリ99.9%を超えますと大衆を敵に回します。サブウエイのこのグラフィック広告は、米国人の大半を敵に回した事でしょう。其の点、バーガーキングで「ワッパーはありません。」これは客が怒り出したところで、キングが現れるから救われるんですね。作り手の上手さがそこにあります。