AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

régimeとresume(2)

2014-08-06 17:29:23 | 今そこにあるメディアのリスク
先日 今年の防衛白書が発表されました。 集団的自衛権行使容認を閣議決定したことを「歴史的な重要性を持つ」と明記した。これは安倍首相に追従した異例な防衛白書です。
個人的な私感ですが集団的自衛権の行使は、自衛隊を米軍の“傭兵”にするだけで、東アジアの安定にはまったく寄与しないと思います。ではなぜ、政府は集団的自衛権の行使を認めようとするのか。
それは安保条約と比較すれば解ります。安保条約には二つの縛りがあるのです。一つは「日本国の施政の下にある領域」という縛りです。もう一つは「いずれか一方に対する武力攻撃があった時」と限定している点です。集団的自衛権の行使を認めることによって、対象となる地域を「日本国の施政の下にある領域」から「全世界」に拡大することができるのです。7月28日で第一次世界大戦から100年となりました。この時英国は日英同盟である日本に連合軍として参入する様に依頼したのです。当時の首相大隈重信は、国会を通さず決めてしまい、問題になったそうです。ドイツの潜水艦に狙われる英国商船の護衛でした。マルタ島まで日本海軍は行っていたのです。命を落とした日本兵も多かったそうです。考えてみるとこう言うことですね。アメリカの親方が「おーい悪いけど、ウクライナで、ロシアとウクライナ揉めてるネン。ちょっと行ってくんない、安部ちゃんよ?」「わかりやした!親方!」首相はテレビ中継で、アメリカの商船に乗って日本に戻る日本人乗客の船に敵国が攻撃されたら、それを守るための自衛権と説明してましたが、そんな状況そうはありませんね。と言いますかこじつけの屁理屈プレゼンです。要は揉めてる国と国の間に入って、一方が同盟国だったらそれにつき、もう一方の国を叩く。だからそんなに戦争したいならポスターの様に、総理前線へどうぞ。まずは総理から。そう言うことになるのです。