AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ピタゴラスイッチの創造力(1)

2016-05-11 22:46:48 | アイディアのIdentity
NHK Eテレの人気番組である「ピタゴラスイッチ」、映像の時間「ネクト」なんかアイディアの宝箱ですね。今は芸大をメインに教えられている佐藤雅彦教授 慶應大学湘南キャンパスを、あそこまで高めたのは、佐藤教授の貢献度が大きいでしょう。現場時代の鬼才が活きていると思ってしまいます。事実、芸大も随分変わりました。アニメーションにしても随分進化しました。単に技巧的なことではなく、その創造性にも驚きます。単に映像作家と言う事ではなく、商業に結びついている事です。

このピタゴラ装置は、実は世界的にはルーブ・ゴールドバーグ・マシンと呼ばれるものであり、普通にすれば簡単にできることを、手の込んだからくりを多数用い、それらが次々と連鎖していくことで実行する仕組みのことを指します。

W+Y London制作のHONDAのCMが有名です。





(以下ルーブ・ゴールドバーグ・マシン)
計算し尽くされた仕掛けに感嘆すると同時に、ここで光るのも創造性 クリエイティビティです。
Music Videoの道を希望する若者も多いのですが、川村真司さんの様な発想がないならやめたほうが良いと思ってしまいます。要は自分を起点として観れば、才能の点で上には上の方がおりますし、下には下がいるものです。下を見ててもしょうがないのですが、今の若い方々は自分の企画が良いと思ってしまう。駄目な者ほどこの傾向は著しいのです。「この自信はどこからくるんだろう?」こちらが悩んでしまう事もあります。



海外アーチスト OK GOのミュージックビデオです。
「This Too Shall Pass」というこの曲、とってもダイナミックなピタゴラ装置が注目を浴びました。