AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

無施畏の国

2014-11-27 23:31:46 | 世界標準の消費価値



先日2014年版の「世界寄付指数」(World Giving Index)によると、「他の人のために与える行動を最も多く行った国」のランキングにおいて、アメリカとミャンマーは同率1位となったそうです。(Eleanor Goldberg The Huffington Post 2014年11月21日 14時28分 JST)
初めて経験する身内の葬儀、この葬儀に際しての読経、戒名、49日とお布施なる よく解らない費用がかかります。「御幾らでしょうか?」とご住職に聞いても「御気持ちで結構です、、、。」と言われても判りません。今はある程度オープンになっているとは言え、まだまだ判りずらい世界です。
「ミャンマーが一位なんで?」と思う方も多いかもしれません。ミャンマーは、国民の91%が金銭的な寄付を行っています。(この率は世界1位。さらに、ボランティア指数も51%で世界1位)。これには、国民の間に深く根ざした伝統的な慈善の精神が影響していると考えられます。ミャンマーにはおよそ50万人の僧侶がおり、上座部仏教では「ダーナ(布施)」という慈悲の心が重要な役割を持っているからです。では日本は、、、何位?日本は総合指数26%で90位。アジア諸国内では、中国(128位、指数18%)カンボジア(108位、指数23%)に次いでワースト3位となった。日本の場合、金銭的な寄付やボランティア指数は比較的高いが(それぞれ62位と39位)、「見知らぬ人を助ける」指数が134位で、カンボジアに次ぎ、世界ワースト2位となっているのです。
日本を訪れた外国人の旅行者達は「日本人が親切」と言ってくれますが、お布施=お金 と思っている人も多くなっているのでしょう。元来、金銭を求めない広義の意味での「無施畏」と聞いた事があります。先日 お亡くなりになられた高倉健さんの精神性を、忘れない様にしなくては、、、。「見返りを求めない心」こそが人を育むのです。来月の何故に解散?総選挙では税金700億円がかかるそうです。このお金こそ被災地や貧困で塾に通えない子供達に使ったらどうかと思いますが、、、。