AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ファン達のミクロの決死圏

2009-07-19 02:27:13 | アイディアのIdentity
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千人針と聞いて、理解出来るのは戦時中の人達だろう。下ねたの「千人斬り」ではない。出征していく兵隊さん達に持たせた、安全祈願である。オールブラックスは、昨年もアディダスとのコラボでオールブラックスの血を混ぜて印刷し、このポスターを限定品として展開した。そして今年カンヌ プロモーション 金賞を受賞したのが、応援するファンの名前をナノテクノロジーで繊維の中に名前を織り込んだ。映画「ミクロの決死圏」というのがあったが、オールブラックスを応援するファン達の名前に守られている。千人針は単なる一針であったが、この時代に、このような技術があったら、「お国の為の大義名分」ではなく、「生きて帰ってくること。」「人を殺すな」とか本音がミクロの言葉として、贈られたであろうに。コンシューマ参加型キャンペーンもナノテクノロジーの時代に突入したようだ。