しんちゃんが、昨年4回のお茶教室をさせていただいたご縁で、
今年も日本茶を楽しむ会を数回お世話することになりました。
場所は、かほく市の「西田幾多郎記念哲学館」です。
今日は、「茶香服」!
茶香服とは、その昔、闘茶といわれ、お茶の産地を当てる競技から始りました。
近代になり、「茶歌舞伎」または「茶香服」といわれるようになり、
日本茶を見極める技術伝承にゲーム性が盛り込まれてきました。
プロ用では、5種5煎といって、5種類のお茶をそれぞれ5煎(5回)飲んで、
お茶を当てるのですが、時間が長時間に及び、プロでも全種類当てるのは
至難の業です。
今日は、楽しむ会ですので、4種3煎で、一般の人にもわかり易い、
玉露と煎茶2種そして茎茶の4種類を使用し、
花(玉露)、鳥(高級煎茶)、風(普通煎茶)、月(雁ヶ音茎茶)、客(今回なし)の
設定でスタート。
参加者は、1煎毎に、花鳥風月のどのお茶か・・・を解答用紙に記入していきます。
茶香服は、こちらが、それぞれのお茶を人数分淹れなければならず、
しんちゃんは、おしゃべりしながら、
1種類ずつ人数分のお茶を淹れるため、大忙し!
会の人にも手伝っていただき、ドタバタしながらでも、なんとか無事進行できました。
3回行ったなかで、1回分皆点(4種全問正解)のお客様が
一人出まして、皆で祝福いたしました。
なお、3回すべて正解はおりませんでしたが、全問不正解もおりませんでした。
視覚・嗅覚・味覚を駆使してお茶を吟味するさまは、
まさにお茶と闘っているようで、「闘茶」といわれるのも頷けます。
終わりに、ゆっくりと「新茶」を味わっていただきました。
今回の企画に、しんちゃんの店のお得意さまでパテシエの
「ちぃさん」さんが、日本茶に合うオリジナル洋菓子を作っていただきました。
日本茶には和菓子・・・が定番ですが、洋菓子もgood!・・・
参加者皆さんに大変好評でした。
なんでも、日本茶に合うように、白餡を練りこんで作ったそうです。