英国に続いて2020年、フランスが離脱するとEUは崩壊し、新たにEF(欧州連邦)が誕生し、シャーマンが暫定大統領となるが、近づく大統領選でシャーマンは対立候補キルボーンと争いそうだ。2022年。シャーマンの選対委員長が殺され、シャーマン夫人のパトリシアは実は吸血鬼だが、夫を守ろうとウルフ(オオカミ人間)である私立探偵クリスティにシャーマンを殺した犯人を捜すよう依頼。警察も独自に捜査を始めるが……。
(
wowow番組紹介より)
日本未公開の作品で、今回のwowowのオンエアが初だとか・・・リンジー・ローハン出てるのにね
いきなり語られる「2019年。英国がEU離脱。」というニュースにビックリしました
この作品を制作していたころ、イギリスのEU離脱ってもう話題になってたのかな
(現代では、延期を繰り返していて、2019年内に離脱するかは微妙みたいですが
)
そこまでは「現代と似ている」状況ですが、その後EU自体が崩壊しちゃって、新たな連邦が生まれるという近未来が舞台です。
しかも、大統領選の背後に動いているのは、政治家ではなく、人の皮を被った「オオカミ」や「吸血鬼」とは・・・とんでもない設定です
まず選対委員長が「餌食」になって、次に、選挙と全く関係ないジョギング中の女性達が食われてしまいました
(謎の殺人事件があって、犯人捕まっていない街の夜中に、集団で走っている女性達・・・あまりにも無謀です。。。)
犯人探しを頼まれたクリスティは、基本的に一人で事件解決を目指していますが、なんか冴えませんね・・・
一応、格闘技をやってて「強い」というのは分かりますが、相手を圧倒するくらいの「力」ではないし、じゃあ頭脳明晰か・・・というワケではありません
色香もちょっと使うのかな・・・
観ている俺も少し難解に思えていた事件・・・クリスティの捜査もなかなか進まないです
ただ、どんどんとターゲットとしていた奴らが、消えていってしまって・・・消去法のように「犯人」が分かりました
・・・クリスティ、ダメじゃん
ただ、犯人は分かっても、この作品のラストは、スッキリしないですね。政治ってそんなモンですか・・・
あ、この作品の「気に入ったところ」はありますよ。それは、「美しい映像」です
都市のシーン、普通の市街地のシーンに始まり、建物も外観、内装もめちゃ美しいし、そんな建物で人が歩くだけなんだけど、カメラアングルが人より建物が映えるような撮り方・・・終始ウットリしてました
ちゅうことで、メイ首相も、「オオカミ」には気を付けて
・・・で40点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません