PS5発売のインパクト予想の続きの続き。
PS5のコントローラの触覚要素(ハブティック)は好評のようで、一度経験すると元に戻れないみたいです。分解すると簡単な仕掛けに見えるそうですが、制御は簡単では無いと思います。VR系ではずっと以前から検討されていた要素で、いよいよ家庭用にも入ってきた感じ。
接触系は引き続き振動のようですけど、これは視覚障害者には非常に異様と思えるとのこと。無限の空間の動きの位置覚(線形加速度(重力など)と角速度)が何とかフライトシミュレータで再現できる訳ですから、コンとかドスンと物に当たった感じは再現できそうですけど、コントローラーの重量が増えたら減点ですから、何か革新が無いと難しいと思います(電池でも動かします?、あるいはコントローラーのわずかな変形とか)。
音声系の報告はまだ聞きません。立体化があまりに当然のように思えているとしたら、それはそれで技術者冥利に尽きる、と想像します。まあ、そのような自然系がまずは普及してくれないと困ります。
しかし、こちら(動的FIRフィルタ)は画像入力系のHDRと同様に、芸術的観点の表現に応用できると思います。
あまり今は聞きませんけど、20世紀後半には現代音楽と称して、さまざまな試みがありました。古典音楽から何とかして脱却したい、みたいな動機ですけど、12音技法もあんまりと思いましたが、挙げ句の果てには無音を音楽と称したりして。キン、コン、バシャーン、ドスン、といった非楽音系やミュージック・コンクレートだったか、絵で言う貼り絵のコラージュを音で表現した物とか、たとえばオーケストラのパートに(LP)レコードがあるとか。
今聞くと、ストラビンスキーは楽しいです。バルトークともなると、クラシックファンでもなかなか厳しいです。それを考えると、1980年頃(いわゆるピコピコ)~1990年頃(FM音源)のゲーム音楽はよくやっていたと思います。反面、江戸物や上方の伝統芸能の音楽系は今はさっぱり。と言っても庶民に近い芸能は、多分、今の方には単調に聞こえるはずです。