旅行7日目の3月2日はスペイン・バルセロナでの観光です、2月28日にマルタ島ヴァレッタを出港して丸一日、陸地を見ることなく地中海を航行してきました。
船は午前9時に予定通りスペイン・カタロニア州都バルセロナ港に入港。
バルセロナは人口160万人、マドリッドに次いでスペイン第二位の大都会ですが、現在でも民族・歴史的な背景からカタロニア・ナショナリズムが根深く浸透してスペインからの自主独立の機運が強く残っています。
午前9時15分にいつものデッキ6のカウンターバー前に集合して下船
ターミナルを出ると観光バスとガイドさんが待機しており、早速バスに乗車してバルセロナ市内に向かいます
バスの車窓から
カサ・ミラ
アントニ・ガウディが56歳の時に個人の邸宅として設計した建築物、直線部分を全くもたず、外観の波打つ曲線は地中海をイメージしたと言われます。
現在はガウディ建築の博物館となっている(1984年にユネスコの世界遺産に登録)
市内のあちこちにEU、スペイン国旗と並んでカタロニア州旗がひるがえる このビルはカタロニア州旗のみ掲揚
カサ・バトリョ
この建物も1877年にアントニ・ガウディが大富豪の邸宅として手掛けた建築物、異彩を放つ造形には諸説あり、屋根の一部が丸く盛り上がってドラゴンの背中の様に見える事から「竜退治」の伝説になぞっているという解釈があるそうです。(2005年に世界遺産に登録)
サクラダ・ファミリア
スペインを代表するカトリック教会(日本語では聖家族教会)、カタロニア・モダニズム建築の象徴的な建築物、バルセロナの建築家アントニ・ガウディの作品
1882年に着工したが、翌年に前任者が辞任したことにより建設はアントニ・ガウディに引継がれる、大聖堂の建築を構想していたガウディは、これを奇跡として喜び、晩年は他の仕事から手を引き、この建築に専念するも1926年に交通事故で死去、ガウディの設計思想は後継者に引き継がれたが1936年のスペイン内戦で一時中断を余儀なくされる、またガウディの残した設計図も紛失してしまったが、残された模型を基にガウディの意思が引き継がれ、今日まで息の長い作業が続けられている、ガウディの「未完成の建築物」として現在でも世界的な注目を集めているが、完成は2026年を見込んでいるそうです。(1984年に世界遺産登録)
なお、このプロジェクトに日本人の彫刻家外尾悦郎氏が参加している事は広く知られています。
広角レンズで撮影
教会内部は中央の身廊の2辺ないしそれ以上の辺を側廊により取り囲み、身廊と即廊は柱の列によって分けられるバジルカ式という建築方式で造られている
教会内にある記念碑には日本語での表記もあった
外尾氏の作品
あと8年後に完成?
ピカソが描いたデザインの建物 サンタ・エヴラリア大聖堂
昼食前に入ったマーケット ?誰
ツアコンのA氏の案内でピカソが通ったと言われるカフェ「4CATS」へ
4CATS 入口にて
バーも兼ねていた
船に戻るバスの集合場所「Hard rock cafe」前
1992年のバルセロナオリンピック開催に合わせて作られたゴンドラ 中継塔の奥にサクラダ・ファミリアが見える
午後6時、バルセロナから次の寄港地フランス・マルセイユに向けて出港
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