小湊鉄道飯給駅に午前8時に到着する一番列車を撮る為に、O君の住む最寄駅で午前6時過ぎに待ち合わせて車で出発しました。
7時50分に飯給駅に到着、この駅は無人駅ですが桜と菜の花、その間を走る列車が絵になる「撮り鉄」にとっては見逃せないロケーションにあります。
小湊鉄道 http://www.kominato.co.jp/
千葉県市原市の五井駅から大多喜町上総中の駅間39.1mを結ぶ3セク、上総中野ではいすみ鉄道に接続。
飯給駅
菜の花は満開ですが、残念ながら桜は3分咲き、無人のホームに乗客が一人列車を待っています
小湊鉄道は単線、列車本数は1時間に1~2本、乗り過ごすと30分以上待つことになります
10~24mmと55~300mmレンズを持って来たが、列車を撮るには中途半端、18~200mmを持ってこなかった事を猛反省
O君はレンズ3本を用意しており万全の態勢 ホーム脇にある日本一大きいと言われるトイレが、奥は女性用だそうです
3分咲きの桜と通過する列車
急カーブにさしかかるキハ200形
上総大久保駅
無人駅の上総大久保駅
ホームで列車を待つO君 地元の人が二人、列車を待っていました
待合室の壁に「トトロ」のイラストが描かれていて殺風景な空気を和ませます
待つこと30分、上総中野行きの列車が到着 田園風景が広がる、のどかな駅前の風景
2輌連結のキハ200形が停車中 ワンマンカーではなく車掌が乗っていました
いすみ鉄道 http://www.isumirail.co.jp/
大原 - 上総中野間26.8kmを結ぶ3セク、訓練費700万円を採用時に自己負担する事を条件に運転免許が取得で出来ると言う運転士養成プランを発表して話題となりましたが、実際に応募者がいて4名が採用され、その後ディーゼル列車の運転資格試験にも合格したそうです、経営が苦しい3セクは様々なアイデアで生き残りを図っています。
総元駅
総元駅は公共施設と同居していました 待合室
「そと房号」が入線しました
満開の水仙と咲きだしたしだれ桜がお出迎え
キハ52 125形とキハ28 2346形が連結
桜の花がお見送り
早春の風景の中を走る列車
懐かしい風景
総元駅前でのスナップ
大多喜に向かう途中、多くの撮り鉄がカメラを構えるところに遭遇、我々も車を止めて列車を待ちました
大多喜駅
大多喜は天正18年(1590)徳川四天王の1人本多忠勝が10万石を与えられ治領した地です、忠勝は「家康に過ぎたるものは二つあり、唐のかしらに本多平八」とまで言われた武人でした。
現在、大多喜町はNHKに対して本田忠勝を主人公とした大河ドラマ制作を働きかけているそうです。
いすみ鉄道大多喜駅 待合室
構内
懐かしい手動式のポイント交換機 大原行ホーム
菜の花が似合う「ムーミン」車輛
下り列車が到着して多くの乗客が乗降していました 上り列車も入線です
単線の為、上下線が行き違う大多喜駅
上り列車が到着後、下りの大原行きが発車しました
車で撮影スポットを何か所か巡りましたが、飯給駅で列車で来たと言う若い撮り鉄君に会いました、話を聞くとこれから上総大久保まで歩くと言うので車に乗せました、歩いたら多分1時間以上かかったのでは、上総大久保で降りた際は感謝されました、他にも何人かの「撮り鉄君」に合いました、この季節の小湊・いすみ鉄道沿線は「絵」になる風景が多くあります。
我々は大多喜の蕎麦屋で遅い昼食を摂り、帰路に着きました。