千葉・東葛の「あじさい寺」
寺伝によると創建は建治3年(1277)、東京の池上本門寺、鎌倉の妙本寺と共に朗門の三長三本と呼ばれる日蓮宗の古刹、本堂脇には徳川家康の第5子万千代を生んだ側室下山の局の墓碑があります。
近年、千葉・東葛の紫陽花、秋の紅葉の名所として知名度が上がり、この時期、約1万株の紫陽花、5千株の花菖蒲を見に多くの人が訪れます。
首都圏で紫陽花の名所と言えば鎌倉の明月院が有名です、土壌の特性で「明月院ブルー」と言われる青色の紫陽花が殆どですが、本土寺の紫陽花は多彩です。
見頃となった6月12日に出かけてきました、今年は花菖蒲、紫陽花共に6~7分咲き、見頃は来週でしょう。
堀切菖蒲園
江戸時代後期に開園した観光の名所で歌川広重、歌川豊国の錦絵にも描かれております、現在200種類、6,000株の花菖蒲が植えられており5月26日~6月15日まで「菖蒲まつり」が開催されております、例年満開の時期になると多くの観賞客が訪れる為、少し早めの28日に出かけてきました。
満開になった種類もあるが、まだ蕾の種類が多く、開花状況は3分くらいでした。
名所江戸百景・歌川広重「堀切の花菖蒲」 江戸名所百人美女・歌川豊国「堀切菖蒲花盛時図」
京成本線堀切菖蒲園駅下車、徒歩10分で到着 菖蒲園は綾瀬川沿いにあり、上を首都高が通っています
菖蒲まつり開催中
駅から菖蒲園に向かう途中にあった湧水と咲き出した紫陽花
六義園
徳川五代将軍綱吉が徳松と言われた幼少期から側近として使えて以降、綱吉の厚い信任を受けて幕閣を仕切り、大老格の御側用人となった柳沢吉保の下屋敷跡です、元禄15年(1702)に幕府から拝領した4万5千坪という広大な土地に回遊式築山泉水庭園として造園されて現在に至り、東京都の特別名勝となっています。
5月5日、古河庭園のバラを撮ってから駒込駅の逆に位置する六義園に向かいました。
普段は閉鎖されてる染井門、連休中は開かれていた
広大な敷地内には豊かな木々の林、水の流れがあって、ひと時の安らぎを感じさせてくれます
林の中の東屋
六義園は池を中心にした回遊式の典型的は大名庭園です
吹上茶屋
池の中にある「中の島」「田鶴橋」は立ち入り禁止です
築山はツツジの名所、盛を過ぎていたが名残を残すツツジ
藤代峠からみた庭園内
アヤメが見頃でした
ランチは六義園染井門前にある大正11年に創業の蕎麦処「小松庵総本家」で天ざる蕎麦、長野黒姫産の蕎麦が美味でした
薔薇の館・古河庭園
5月5日、薔薇で有名な駒込の古河庭園に出かけてきました、連休中の為か正門前らか入園チケットを購入する人の大行列ができていました。
「春の薔薇フェスティバル」開催中でしたが、残念ながら100種のうち30種が開花、70種は来週あたりが見頃との話でした。
現在国有の施設となっている「古河庭園」は古河財閥当主古河虎之助の邸宅として大正8年(1919)に建てられました、洋館は英国人建築家コンドル氏の設計、バラ園の奥にある日本庭園は著名な庭師小川治兵衛作の作庭です。
バラフェスティバル開催中
英国の建築家ジョサイア・コンドル博士設計の洋館
まだ蕾の花が目立つバラ園
多くの入園者が訪れていたが、咲いたバラは少なかった
洋館脇のアヤメ
菅原道真を祭神として祀る亀戸天神社は寛文元年(1661)に創建、江戸時代から梅と藤の花の名所として知られており、満開の時期になると多くの江戸庶民が鑑賞に訪れたと言われます、歌川広重が描いた浮世絵「名所江戸百景」にも描かれています。
境内には50株の藤の木が植えられており、太鼓橋から見ると境内一面が藤の花と葉に彩られ、都内有数の藤の花の名所として知られており、開花時期になると多くの観賞客が訪れます、この日もJR亀戸駅から天神社まで人の波が続き、境内に入ってからも二つある狭い太鼓橋は歩くのも大変でした。
藤の花も今年は暖かい日が続いた為、開花時期も例年より早く盛りが過ぎた花も目立ちました。
【 名所江戸百景 歌川広重「亀戸天神境内」 】
4月5日~30日まで「藤まつり」開催中、亀戸の街中は祭りの雰囲気満載
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外国人の観光客も多く見られた
スカイツリー藤
社殿は改修工事中 境内では地元有志のの太鼓演奏が行われていた
根津権現のツツジ
徳川家康の江戸入府以前の文明年間期(1469~1486)に関東管領扇谷上杉家の重臣太田道灌が社殿を造営したと言われる根津権現(根津神社)、その後、徳川幕府の篤い庇護を受け、5代将軍綱吉時代の宝永3年(1706)に権現造りの社殿7棟が再建・整備され国の重要文化財に指定されています。
境内の2,000坪の「つつじ苑」には100種、3,000株のツツジが植えられ、都内屈指の名所になっています。
「文京区つつじまつり」開催中
境内にある駒込稲荷神社
宝永3年(1706)に 徳川五代将軍綱吉が建てた権現造りの本殿
境内にある乙女稲荷神社
境内から見たつつじ苑、入苑料¥500.-を払うと苑の中に入れます
根津の蕎麦屋
午後1時30分に根津着、根津神社に行く前にランチと考えて時間をずらして到着したが、界隈の飲食店はまだどこも行列、ネットで調べて駅から少し離れたところにある蕎麦屋「松風」に向かうがここも店内は満席、30分ほど待ってから店に入ったが2時に閉店との事で結局最後の客となりました、食べた蕎麦は美味、ネットの評価では谷根千の蕎麦屋ランキングで上位でした。
十割蕎麦が旨い「松風」 私の「天ざるそば」、塩で食べたフキノトウが美味 相方が頼んだ「つけ天そば」
「二の丸庭園」のツツジ
江戸城のメインゲートである大手門、万治2年(1659)に建てられた高麗門と昭和20年に戦災で焼失後に再建された渡櫓門で構成された桝形の門です
明暦3年(1657)に造られた渡櫓門の上に乗っていた鯱 城内から見た丸の内・大手町のビル群
皇宮警察の馬車、どこかの国の大使信認式があった後の戻りと思われます、通常東京駅から行幸通りを通り皇居に入ります
皇宮警察の新人女性警察官(?)が待機中 二の丸庭園入口
二の丸庭園
慶長8年(1603)に徳川家康が江戸幕府を開府して以降、四代将軍家綱に至った万治3年(1660)まで全国の大名を動員した「天下普請」により江戸城(本丸、二の丸、西の丸、北の丸、三の丸、吹上)の周囲16kmに及ぶ巨大な城郭が完成しました。
二の丸は本丸に次ぐ規模で、御殿、小堀遠州作と言われる池泉回遊式庭園、能舞台等が造られ、政務を離れた将軍の休息所、後継者、生母の居室としての位置づけでした。
現在は宮内庁管轄の庭園として一般に公開されていて、春夏秋冬、様々な顔見せます、現在はツツジが見頃でした、ロケーションが良い為か外国人観光客に人気で、この日も8:2で外国人でした。
諏訪の茶屋
シャガの花の群生
東京さくらトラム(都電荒川線)桜ツアー
「都電荒川線」は荒川区三ノ輪と新宿区早稲田間の12.2kmを結ぶ都営唯一の路面電車、最盛期には都心部を40路線で網羅した路線も、現在はこの線だけが残されて三ノ輪橋―早稲田の30停留所を56分でむすんでいます。
沿線には桜の名所として徳川八代将軍吉宗がつくった「飛鳥山」が有名ですが、西早稲田の神田川に架かる「面影橋」周辺の桜は目黒川に劣らない知る人ぞ知る名所となっています。
昭和レトロ感満載、下町情緒があふれるジョイフル三ノ輪商店街、全長400mのアーケードに個人商店、飲食店が続いています
「砂場総本家」
江戸時代から続いている蕎麦御三家と言われるのが「更科」、「藪」、「砂場」系です、その中で一番古いのが大阪発祥の「砂場」と言われ、現在ジョイフル三ノ輪商店街にある「砂場総本家」は江戸時代の記録によると「糀町七丁目砂場藤吉」が移転して存続したもので大正元年(1912)に創業し、現在の建物は昭和29年に建てられた総檜造りの数寄屋風建物で荒川区の文化財指定を受けているそうです。
商店街の中にある古色然とした佇まいの蕎麦屋「砂場総本家」
店内は格式張らない庶民的な雰囲気で、何故かジオラマが置かれたり、現役時代の長嶋選手の写真など店主の個人的な趣味感溢れていました
天ざるをオーダー、麺が少なかったのでもり一枚を追加、味は美味 白濁の濃い蕎麦湯が旨かった
始発の停留所東京さくらトラム(都電荒川線)三ノ輪橋停留所 レトロな看板
乗り降り自由な一日乗車券(¥400.-)
季節になりと沿線には薔薇が植えられ目を楽しませてくれます
王子で下車、徒歩で飛鳥山へ、桜は6~7分咲きでしたが、公園内は花見客がが宴会中
飛鳥山公園から飛鳥山停留所に渡る陸橋から電車と桜を撮りました
神田川に架かる面影橋を渡る電車
神田川と桜
桜祭り開催中
肥後細川庭園
この地は江戸時代中期は旗本の屋敷、後期に徳川御三家の下屋敷となり、幕末期になってからは熊本藩54万石細川家の下屋敷、明治15年に細川家の本邸となった、その後、東京都が買い取り、昭和50年に文京区に移管されて回遊式泉水庭園として一般に開放されました。
なお、庭園に隣接して旧熊本藩細川家に伝来する美術、骨董。歴史資料等を展示した「永青文庫」があります。
早稲田停留所から歩いて15分で「肥後細川庭園」着
早稲田停留所
湯島天神(天満宮)
社伝によると南北朝時代の天平10年(1355)創建された由緒ある神社です、歌川広重の「江戸名所百景」にも描かれています。
学問の神様として有名な菅原道真を祀っている為、入試の時期になると「合格」を祈念する多くの受験生、家族が参拝に訪れます。
こじんまりとした境内の梅園には「白加賀」、「豊後」、「寒紅梅」、「想いのまま」、「月影」、「冬至」、「見驚」、「道知辺」等17品種が約300本植えられその8割が白梅だそうです。
2月8日~3月8日まで「梅まつり」が開催中ですが、訪れた2月21日は一部満開になった品種もありましたが全体的には3~5分咲きでした。
銅製の鳥居
緩やかな階段の女坂
満開になると見事な景色を見せる枝垂れはまだ咲き始め
太宰府天満宮から送られた梅
合格祈願の絵馬が社殿を取り巻く様に吊るされていました、神様もすべての願いを叶えるのはたいへん
葛西臨海公園は都営の公園で最寄り駅はJR京葉線(武蔵野線)葛西臨海公園駅です、80haの広大な敷地は「水族館」、「鳥類園」、「芝生広場」、「汐風の広場」ゾーンに分かれており、家族連れが多く訪れていました。
「芝生広場」は大観覧車と、季節ごとに花々(水仙、菜の花、コスモス等)が植え替えられ、この時期は水仙が見頃
高さ117m、国内最大の観覧車、一周17分の空中散歩を楽しむ
観覧車から見た水仙広場
JR京葉線電車が葛西臨海公園駅に入る 東京ゲートブリッジ、左奥は羽田空港
荒川と東京スカイツリー
隣駅は東京ディズニーランドの最寄り駅の舞浜、観覧車からTDL外観が見えた
汐風広場 葛西臨海水族館
羽田空港遠望 園内を周遊するパークトレーン
園内の梅が見頃でした
駅から海浜公園(なぎさ)に続く中央園路とクリスタルビュー 葛西臨海公園駅
本土寺
松戸市平賀にある「長谷山本土寺」は近年メディアにも取り上げられる様になって春の紫陽花、秋は紅葉の名所として多くの観光客が訪れる様になりました。
寺伝によると創建は建治3年(1277)の日蓮宗の古刹寺院、江戸時代初期に徳川家康の五男福松丸(万千代丸・武田信吉)を生んだ側室の於都摩の方(秋山夫人)の菩提寺で境内には墓碑が残されていました。
佛法山東漸寺
水戸街道小金宿にある浄土宗の寺院、文明13年(1481)に創建された540年の歴史を重ねた古刹です、小規模ながら境内には樹齢330年を誇るしだれ桜、秋の紅葉の名所として知る人ぞ知る穴場です、近くの本土寺に比べて訪れる人も少なくゆったりとした時が流れていました。
国営昭和記念公園
昭和天皇在位50年を記念して昭和58年(1983)に米軍の立川飛行場跡地につくられた総面積180haにもおよぶ国営公園、広大な敷地は春夏秋冬様々な顔を見せますてくれます、この時期は紅葉の名所として多くの人が訪れました。
水鳥の池
「かたらいの イチョウ並木」の色づきは8分だが、落葉も目についた
こどもの森のイチョウの木、落ち葉の絨毯を歩くと心地よい
日本庭園の紅葉は丁度見ごろになっていた
清池軒(あずまや)から見た池と紅葉した木々
日本庭園内の広場で和傘と風鈴の展示が行われていた
展示された和傘の前にはシンメトリー的写真が撮れる様に銀板が置かれていた
風鈴の飾り
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2024 光の競演「松戸花火大会」
8月3日、恒例となった夏の風物詩「松戸花火大会」が今年も江戸川河川敷を会場に開催され約27万人の見物客が「光のページェント」を楽しみました。
今年は市政80周年と市の人口が千葉市、船橋市に続き県で3番目に50万人超えた記念として打ち上げられました。
昨年開催された「花火大会」は強風の中で決行した結果、打ち上げられた花火が煙幕の中で光り、途中で中止になっています。
江戸川沿いに住んでいる為、今年も江戸川堤のサイクリングロードに三脚を構えて打ち上げを待ちました。
(見出し画面は打ち上げられた花火と東京スカイツリー、間に江戸川が流れている)
江戸川堤から見た松戸中心部、土手には花火を見る人が打ち上げを待つ 間もなく打ち上げ開始、スカイツリーにも灯が入った
千葉・東葛のあじさい寺
寺伝によると創建は建治3年(1277)、東京の池上本門寺、鎌倉の妙本寺と共に朗門の三長三本と呼ばれる日蓮宗の古刹、本堂脇には徳川家康の第5子万千代を生んだ側室下山の局の墓碑があります。
近年、千葉・東葛の紫陽花、秋の紅葉の名所として知名度が上がり、この時期、約1万株の紫陽花、5千株の花菖蒲を見に多くの人が訪れます。
首都圏で紫陽花の名所と言えば鎌倉の明月院が有名です、土壌の特性で「明月院ブルー」と言われる青色の紫陽花が殆どですが、本土寺の紫陽花は多彩です。
見頃となった6月9日に出かけてきました、花菖蒲、あじさいと共にが6~7分咲き、休日の為もあって観光バスも入るなど境内は多くの観光客で賑わっていました。
有料駐車場は満杯、観光バスで来た人も含めて多く人が訪れていました、なおこの時期は参拝料(?)が500円必要です
今年から寺直営の売店がオープン、売り子はお坊さん
例年、この時期と秋の紅葉の季節は多くの人が訪れます
開花を待つ蓮の鉢が並んでいました
アオガエルが休憩中
延慶3年(1310)に建てられた当山最古の建物(朗師門)