写真紀行

日々の風景と将来に残したい風景を求めて

浅草・浅草寺本坊(伝法院)庭園

2017-04-30 19:53:08 | 大江戸の風景

伝法院
雷門から仲見世を歩き浅草寺に向かう途中、左手に普段は閉鎖されている広大な敷地があるが、これが浅草寺本坊である伝法院です、原則として一般公開は行っていないが、今年は3月9日から5月8日まで公開されていました。
伝法院通りから外観だけ見えて、通る度に気になっていたが、今回初めて中に入ることが出来ました。

伝法院は江戸時代(安永年6年)に創建されました、上野にある東叡山寛永寺が山主に皇族を迎え、朝廷から称号として輪王寺宮を下賜されて門跡寺院となり、その支配下にあった浅草寺も輪王寺宮が別当職を兼務していました。
浅草寺の総面積25,568.㎡中、伝法院は庭園を中心に12,216㎡とほぼ半分近い敷地面積を占めています。


          
                                          普段はと閉じられている本坊正門(重文)                                  右は浅草寺、五重塔裏手伝法院


          
                          庭園公開の案内が各所に出ており多くの人が訪れていたが有料の為か、一般の観光客は少ない                       つつじ・鯉のぼり・浅草寺     


           
                                       五重塔が改装工事中、上部だけが顔をみせた                       伝法院入口、次回の一般公開を聞くと不明とのことでした

    
           
                                    今回は庭園と浅草寺所有の「大絵馬寺宝展」が開催されており江戸時代から伝わる絵馬等が展示されていたが、写真撮影は庭園のみでした    
 
          
                           
                                     大絵馬寺宝展を見てから庭園に向かう 
  
     
          
                                  寛永年間に造られた回遊式庭園で作庭家として名高い小堀遠州作といわれます(元禄時代には輪王寺宮家直轄となり明治まで秘園とされたそうです)


           
                   雑踏から離れて庭園に入ると浅草の騒音が聞こえてこない                                 天明年間に愛知の茶人・牧野作兵衛作の茶室「天祐庵」(都内最古の茶室)                                              


          

     
          
                
      
          
                              明治35年に建てられた大書院


          


          


          

    
           
                                                                大書院隣の建物の前にあった藤棚


           
         

          
                                               庭園は中央に大池泉を配置して回遊する日本庭園、随所に石灯籠などが置かれ景観に趣を添えている       


          
     


          
                                                 大書院の先に東京スカイツリーをのぞむ


           
                                          現在改修工事中の五重塔の上部が見える                               樹齢300年と言われる枝垂れ桜の木が右に見える


           
                                    左右に新旧の塔を従えた大書院


                                        



           

  
伝法院庭園を出ると浅草の喧騒が戻ってきた

                   


          


          



            

 ランチは大黒屋の天丼、色黒で濃いめの味だが、くせになる味です

          



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根津神社のつつじ

2017-04-29 19:53:14 | 四季の彩り

根津神社
社伝によると創建は1900年前と伝えられる古社、宝永3年(1706)に徳川幕府第五代将軍綱吉が奉建した権現造りの本殿、幣殿、拝殿、唐門、西門、透塀、楼門の全てが欠けずに現存していて、国の重文に指定されています。
境内にある2,000坪のつつじ苑には約100種、3,000株のつつじが植えられ、都内有数の名所として知られています。
4月28日、写真仲間と出かけてきたが、開花状況は3分、連休中が見頃でしょう。


                        


                       
                                                                楼門


                        


                          
                                                    唐門                                              本殿


                          

          
                          


                              

              
                             
                                                  残念ながらつつじはまだ3分咲きでした                                 つつじ苑入苑料は¥200.-         
 

                             
                                                                                                                                                                                                     乙女稲荷に続く赤い鳥居の参道
                                                             

                         
                                                          乙女稲荷に続く参道に咲くつつじの数株は満開でした
           
                         
                                                      乙女稲荷から見た根津神社の透塀  

       
            


   
                    


                              
                                                    境内にあった花屋さんのつつじは満開でした

                           
                                                                      
                                                                                         当日参加した仲間と
  

  

  

  

  

  

   

  

  

  

  



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名庭園に選ばれた山本亭

2017-04-24 20:40:05 | 四季の彩り

アメリカの日本庭園専門誌「数寄屋リビングマガジン」は毎年、日本にある庭園のランク付けを行っており、14年連続で島根県安来市の「足立美術館」が1位に選ばれたと4月22日付の朝日新聞土曜版の「フロントランナー」に庭園部長の特集記事が掲載されていました、私も以前、山陰を旅した際に立ち寄り、美術館の大きな窓を額縁にした庭園と、その先の山を借景にした「名庭園」に感動しましたが、その記事の中には2位に桂離宮(京都)、3位に山本亭(東京)とありました。
「山本亭」の知識が無くネットで調べると「山本亭」は柴又の帝釈天に隣接している事を知り、我が家からも近い為、さっそく出かけてきました。
地下鉄千代田線(常磐線)金町下車、京成高砂線に乗り換えて一つ目の柴又で下車し、帝釈天脇の道を歩いて10分、江戸川土手脇に「山本亭」がありました。

         
「寅さん」と「さくら」像

           
                                                   京成柴又駅前に以前から建てられていた「寅さん」像の向かいに、今年「さくら」像が置かれた

                   


                   

山本亭
亭の案内文によると関東大震災以後、当地に移り住んでカメラ部品製造で財をなした「山本栄之助」翁の自宅を葛飾区が取得して平成3年から一般公開されており、建物は木造瓦葺き2階建で、伝統的な書院造りと洋風建築を複合させた和洋折衷の建物と純和風の庭園の調和が見事とされ、文化的な価値は海外でも高く評価されているそうです。

          
                                                   亭の向かいにある階段を登ると「寅さん記念館」と江戸川の堤に出ます    
                             

                                         
                                                                    「寅さん記念館」


          
                                               川の対岸は私が住む松戸市です、高いビルは伊勢丹松戸店                    「矢切の渡し」があるが対岸には何も無い

          
                                                                 山本亭


           
                                                                長屋門                 


          
                                                 長屋門を入ると日本家屋に続く                              玄関は閉められていて来訪者は裏手の専用入口に回ります


          
                                                  玄関


          
                                                        和洋折衷の家屋


          
                                                    防空壕跡だそうです         

                                                                  
                                             茶室が左手にあった


                                               
                                                                                             観光客用の入口      
      
       
          
                                                                              入館料は¥100.-
                     

                    
                              和室6室中、2室は床の間、違い棚、明かり障子、欄間からなる書院造、家全体を取り巻く廊下は天井が数寄屋風で大きなガラス戸、ガラス欄間が目立つ         


                  

             

          


          
                                                       座敷からは広くはないが手入れされた日本庭園が見れる


           
                            座敷に座ってのんびりと庭園を観ながら女子会中
        
          


          
                                                                      何故か左から「北京」、「柴又」、「ウィン」の時刻を表すゼンマイ仕掛けの時計が掛けられていた

          
                                                                                    抹茶と和菓子セットは¥600.-


          


                  
                                                   閉じられていた玄関の内側                             玄関に置かれた人力車


           
                                                  玄関の間                                          玄関の間の横にある洋間のステンドグラス 
                                                                                                                                                                                                            
                    
                                                        洋間                                  暖炉もあった


          
                                                                 江戸川堤に咲くツツジ  


           
                                                  亭内の休憩所                                      亭の外観


          

   

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2017・4・15 松田山ー最明寺史跡公園花見ハイク

2017-04-18 10:39:08 | 四季の彩り

花見ハイク
会社の現役とOBがメンバーとなっている山仲間の集まり「R隊」の花見ハイクに参加しました、今回の参加者は8名(現役4名+OB4名)、営団地下鉄千代田線ー小田急線を乗り継ぎ、2時間かけて午前8時に新松田駅に到着、久しぶりに会った仲間たちと合流して8時25分発の寄行バスに乗車しました、車内は丹沢山系の山に登るハイカーで満員でした。

今回のハイクは田代向でバスを下車、丹沢山系の南端に位置する松田山(568m)に登り「最明寺史跡公園」に下るルートです。


          
                                                                小田急線新松田駅前のバス停                                        田代向でバスを降り、中津川を渡って登山口を目指す    
 
           
                                                          マス釣り場脇から山に入る
              

              
                                             天気は快晴、気温もほどほどの登山日和                                しばらく渓流沿いになだらか登山道が続く


           
                                                                                                            ピークまでの所要時間は約2時間
   

          
                                              体重過多の現役のF君                                       全国のマラソン大会を踏破中の現役I君  
 
          
                                                      大山                                              中央右に富士山が霞んで見えた


          
                                                        東屋で小休止                                            ピークにある桜の古木


                                           
                                                                                古木の雄姿          


          
                                                       レエンギョウの黄色が目立った 

      
          
                                                                なだらか坂道を下ると間もなく「最明寺史跡公園」


          


          

最明寺史跡公園
最明寺は鎌倉時代の承久3年(1221)に松田郷領主大庭平太景義が招請した源延が建立したが、その後、隣の大井町金子に移転したとい言われる

          
                                                                           海抜550mにある公園は池を中心に桜が植えられており、花見の名所になっている
    

          


                        
                                            宴の開始                                    リーダーのH氏                            最長老のM氏

   
                    
                                現在、公園内は火気厳禁の為、バーナーは使えず、各自、花見酒とつまみを持ち寄る                       私はビールとワインのハーフボトルを持参


                                                                                             
  
          
                                                         最明寺護摩堂跡 

                  

 
          


          


          
                                                          園内には花見のグループが多く見受けらた

  
           
                                                                                               サクラの花びらが風に舞う     
      

          
                                                               全員集合


          
                                                                                                山を下って新松田駅に向かう


          
                                                            途中に菜の花の群生地があった


          
                                                           シャガの花                                             山吹の花


           
                                              眼下は松田町                                                      まだ水仙が咲いていた
 

            




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2017・4・10 千鳥ヶ淵の花いかだ

2017-04-12 21:50:44 | 四季の彩り

            都内有数の桜の名所である千鳥ヶ淵、満開の桜も見事ですが、散った花びらが水面に浮かび「花いかだ」となる様も趣があります。 
 

            


         


         


         


          


          


            


         

       
         


         
  

                                                                 


                 


                     
  
 
           


         


         


         


         




                                              


    

 

 

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2017・4・8 花見クルーズ 浅草ー千鳥ヶ淵―上野恩賜公園(2)

2017-04-11 14:55:31 | 四季の彩り

旅行会社のバスツアーに参加、浅草から水上バスで日の出桟橋までクルーズ、その後、お台場でランチをとり千鳥ヶ淵の桜を観てから、最後の花見の地である上野恩賜公園に向かいました、ツアーは上野で桜を観てから地元までバスで戻る事になるが、我々は上野で別行動を希望してツアーと別れました。

東叡山輪王寺(別称:寛永寺開山堂)
都内唯一の門跡寺院、正保元年(1644)に創建された東叡山開祖の天海僧正を祀るお堂、現在のお堂は平成5年に再建されたもの、公園の端に位置していて観光コースから外れている為、訪れる人も少なく穴場です。
蛇足:東叡山は天海僧正が修行した比叡山(延暦寺)の東の比叡山として名付けられました。


               
                                                                                                    開山堂本堂


               
                                           地面に落ちた花びらも絵になった                                      境内には枝垂れ桜などが満開
 

              
                                                                                             旧寛永寺本坊表門と枝垂れ桜


              
                 


              
                                                    旧寛永寺本坊表門   
             
東京国立博物館の庭園
この日は時間が無いため本館に入らず、10種類の桜が咲く本館北側の庭園に向かいました(勿論、入館料を払いました)
旧寛永寺庭園の名残を残す回遊式日本庭園、園内には茶室が5棟あります、六窓庵は奈良興福寺にあった江戸時代の茶室、春草蘆は江戸時代の政商であった河村端賢が摂津国(大阪)に建てた草庵、転合庵は京都・伏見にあった小堀遠州好みの茶室で、それぞれ園内に移築されていました。


                  
                                                江戸時代に河村端賢が建てた春草蘆、庵は横浜の三渓園から所沢の松永安左エ門の柳瀬荘に移築され、昭和23年にこの地に移築されました


                                        
                                                         桜の木を背景にした木造平屋建、入母屋造、茅葺の庵は絵になる      


              
                                                    春草蘆の裏手、茅葺の屋根に桜の花びらが積もる
 

                                                 
                                             京都御所内にあった九条邸の建物が移築される                                   小堀遠州が建てた茶室・転合庵、京都・大原の寂光院から移築                  



              
                                                 園内は池を中心に茶室が点在、この時期は本館を観なくても満開の桜を楽しめ、庭園を歩くだけでも¥620.-の入館料はコスパ的に納得


              
                                                 茶室・転合庵前から池を挟んで博物館本館を見る


              
   


                                      
                                                                                 中央は茶室・転合庵



              
                                                                                          午後5時からのライトアップを待つ人たち

 上野恩賜公園


              
                                          大噴水                                                      桜が満開




                                        
                                                                            広い園内も、この日は人の波、推定5万人?


              
                                           上野東照宮も花見客で混雑                              東照宮の狭い参道に屋台とテーブルが置かれて歩くのも大変


              
                                             去年、化粧直しをした上野東照宮
                         

              
                                                  寛永寺五重塔



              
                                          東照宮の脇にある江戸時代・享保期(1700代)に開業した鰻の名店「伊豆栄・梅川亭」


              
                                                                                     清水観音堂脇の枝垂れ桜がライトアップされていた


                      



              
                                                                                      広重の浮世絵に描かれた「月の松」二世


              
                                   清水観音堂舞台から不忍池・弁天堂を観る(東叡山寛永寺の開祖、天海僧正は清水観音堂を京都清水寺に、不忍池を琵琶湖に、観音堂は琵琶湖に浮かぶ竹生島・宝厳寺を模して造らせました)

   
              
                                             ライトアップされた清水観音堂                          陽が暮れると「花見の宴」が盛り上がります      


              
                                                                                                 2時間歩いて腹が空いて早めの夕食は精養軒で

    
             
                       空腹にビールがしみる・旨し!


                 
                                  私はビーフシチューを注文                                                 相方は煮込みハンバーグ
     






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2017・4・8 花見クルーズ 浅草ー千鳥ヶ淵―上野恩賜公園(1)

2017-04-09 20:34:38 | 四季の彩り

花見ツアー
大手旅行会社の企画する地元発のバスツアーに参加しました、ツアー名は「東京桜5景めぐり 隅田川お花見クルーズ・グランドニッコー東京台場でランチブッフェ」、ツアーバスで浅草に向かい墨田公園を散策後に水上バスで「日の出桟橋」までクルーズ、お台場のホテルでブッフェランチ、1時間後にバスで北の丸公園に向かい、千鳥ヶ淵・靖国神社から上野恩賜公園の桜を満喫するコースです、あいにく天気は朝から雨、予報では午後は雨がやみ曇りの予想だったが、午後も小雨が降ったり止んだりの天気、写真的にはイマイチだったが、それなりに桜を楽しむ事ができました。


                     
                                                午前9時と時間が早く、雨の為か観光客が少ない  

                    
                             スカイツリーも霞んで上部が見えず                                桜の花も雨でしっとりと落ち着いた感じ             
            

                                   
                                                               水分を含んで花が下向きに

              
                                                                            水上バス発着所、ここから船に乗ります
            


             
                                    Tokyo Cruiseの水上ボート、宇宙船風の水上ボート〝ヒミコ”                        今回、我々が乗ったのは〝海舟”

             
                                                     旅行会社がチャーターした水上ボート〝竜馬”、で 約40分のクルーズ     
                                                                                                                                      

   
          
                                                   墨堤の桜が雨に煙る

               
                                       東武電車をバックに                                 墨田区役所前に立つ「勝海舟」像 


              
                                                                          吾妻橋とアサヒビール本社ビルのモニュメント「炎」
    

                    
                                水上ボートは吾妻橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋、両国橋、新大橋、清州橋、隅田川大橋、永代橋、中央大橋、佃大橋、勝鬨橋、築地大橋を潜り「日の出桟橋」へ

             
                                江戸時代に行徳から江戸に塩を運ぶ為に造られた「小名木川」が隅田川に合流、河口に「芭蕉庵史跡展望庭園」がある



              
                     江戸時代に犯罪者を対象にした「人足寄場」があった旧石川島、現在は高層マンション群に変身、川辺にテラスが造られてる           佃島    


                        
                            日の出桟橋に接岸待ち、正面のビルは問題の東芝ビル                    ゆりかもめが走行中                       レインボーブリッジ


                       
                         遊覧船「御座船」                         バスに乗り換えてお台場へ                     レインボーブリッジは三層になっている
 
                        
                                    お台場の日航ホテルでブッフェランチ                                                             ランチの後、バスで千鳥ヶ淵に向かいます 


千鳥ヶ淵
江戸城(千代田城)拡張の際に、局沢川と言う川を半蔵門と田安門の土橋を堰き止めて造られた内濠で千鳥が羽を伸ばした形に似ている事にによる。

北の丸公園内の武道館前駐車場でバスを降りて約1時間、千鳥ヶ淵と靖国神社の桜を鑑賞です。

                                                                                                                          



               
                                            満開の桜と堀に浮かぶボートはこの季節の風物詩、雨上がりの為、晴天とは違った色合いの桜


                           
                                 「花いかだ」を期待したが、花びらが川面に散乱していかだにならず
                 
  
              
                                                                        
大根の花と桜


              
                                 
                             田安門

   

            
                                            
 寛永13年(1636)に造られた御三卿の一つであった田安家の門(重文)


              
                                    田安門は櫓門と高麗門からなる桝形の構造になっている(大手門や半蔵門等と同じ造り)


              
                                                  北の丸公園にある大根の花畑



              







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2017・4・4六義園の枝垂れ桜ライトアップ

2017-04-06 19:59:16 | 四季の彩り

駒込・六義園の枝垂れ桜
園は徳川五代将軍綱吉の御側用人であった柳沢吉保の下屋敷跡で現在は都立の庭園として解放されている、この季節になると正門前の樹齢60年と言われる「枝垂れ桜」や庭園内の見どころがライトアップされ多くの人が訪れます。


柳沢吉保
館林藩主綱吉の家臣であった吉保は綱吉が家綱の後を継いで第五代将軍になると側近として仕え、元禄元年(1688)に禄高1万2000石の大名となり上総佐貫城主に任ぜられると共に、将軍の側用人に登用された、元禄5年(1692)に禄高7万2000石に加増、武蔵国川越藩主となってからも綱吉の篤い信任を得て大老格となった、上屋敷は江戸城近くの常盤橋御門内、中屋敷を霊岸島、下屋敷を駒込染井村に拝領して8万7000㎡の敷地に回遊式築山泉水庭園を造園、将軍綱吉の御成が五十数回に及んだと言われる。


                
                   江戸末期に染井村(駒込)の植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配して「ソメイヨシノ」を育成した            午後4時過ぎの六義園入口、ライトアップを観る人が行列

              
                                                    庭園内の建物、吟花亭跡前の枝垂れ桜


                     
                                       正門前の枝垂れ桜とは趣が異なる


                                                                 
                                                                                           ツツジと桜
                     

                            
                                        吹上茶屋前の桜は、まだ五分咲き


                       

 
                                
                                                               山吹と桜
      
    
                       



                      
                             往時の面影を残す回遊式の日本庭園、水戸徳川家屋敷跡である小石川後楽園と共に、都内に残された数少ない大名庭園です


              
                                                                                         滝見の茶屋

              


               
   
   
                                             
                                                    園内の茶屋、ライトアップを待つ人たちで満席

                                       
               
      

                  日没間近、ライトアップは4月2日までの予定であったが、開花が遅れて6日まで延長されました


                           



              



              
                                                                                  照明に灯が入る


         


                         

  

             


                                   


                                          

 
               

  
             


              


             
 


                       
                                                            竹林にもライトが当たる


              
                                            吟花亭跡前の枝垂れ桜には数種のライトが当たっていた
 

                       



                          
                                                                  午後7時を過ぎても入園を待つ人が絶えない


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2017・4・3 墨堤(隅田川)の花見

2017-04-03 15:33:01 | 四季の彩り

墨堤の桜
江戸時代の花見は三代将軍家光の時代(寛永期)に忍岡(上野)に桜が植えられたことに始まるが、上野には徳川家の菩提寺である寛永寺があったため、音曲や飲酒は禁止で浮かれ騒ぐ事は許されなかった、享保5年(1720)に「享保の改革」を奨めた八代将軍吉宗は浅草(隅田川堤)と飛鳥山に桜の木を植えて江戸庶民に行楽を奨励して以降、音曲・飲酒OKの「花見」が春のイベントとして定着たと言われる。


                                                    墨田川を新しいウィンドウで開きます。
                                                                           江戸名所図会より歌川広重「隅田川」
 



              
                                                      この日の桜の咲き具合は5~6分だが堤には多くの花見客で盛り上がっていた


              
                                 浅草の町会が鐘と太鼓、三味線で観光客を楽しませている       


                                                     


         


         
                                                          菜の花と枝垂れ桜が満開


               
                                                 隅田川左岸の桜と遊覧船


              
                                                  桜橋を渡り右岸から左岸に移動


              



                     

 
         


              


                     


              
                                                                      左岸にある牛島神社とスカイツリー
 
 
              



                     


                     


              
                                                                      台東区役所とアサヒビール本社の間に建つ「勝海舟」像


              


               


               


                  
                      

                             

                           


                                                                                                    
                                                                       夕日がビルに映える


                  



                      

約2時間、隅田川右岸から左岸を歩いて花見の風景を切り取って帰途に着く途中で、TVでよく見るフォークシンガー、俳優、下町評論家など多彩な才能を見せる「なぎら健壱」氏がギターを抱えて、仲間と花見中、どの様な仲間かと聞いたら「秘密結社」とのことでした。

                                


              


       








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