瑞龍山南禅寺
正応4年(1291)に創建された臨済宗南禅寺派大本山、別格寺として京都五山(相国寺、天龍寺、建仁寺、東福寺、万寿寺)の上位に位置しており、日本で最初の勅願禅寺として国内の禅寺中で最高の格式を持っています。
夜明け前から東山の二年坂と三年坂を歩き、夜明けを待ってから再びタクシーで左京区の南禅寺に移動しました、時間は午前7時30分だがすでに観光客がちらほら目立ってきました。
中門
歌舞伎「楼門五三桐」で石川五右衛門のがはいた名セリフ「絶景かな、絶景かな」で有名な「三門」、高さ22m、有料だが楼上に昇ることが出来ます
方丈ー法堂―勅使門を結ぶ三門、正面柱間は5間3戸、柱の間から見える紅葉が見事
早朝の為に人がおらず最高の撮影タイム
方丈
法堂
琵琶湖疎水が引き込まれている
法堂側から見た三門
側面から見た三門
今回の撮影班3名 個人タクシーの島本氏と
水路閣
琵琶湖の湖水を京都に流すために造られた「琵琶湖疎水」の枝線水路が南禅寺境内脇を流れています、明治33年に造られた「南禅寺水路閣」はレンガ造りでローマの水道橋風のアーチ橋上を流れる
13のレンガ造りの橋脚と紅葉が絵になりました
琵琶湖から引き込まれた水路
天授庵
暦応2年(1339)に創建された南禅寺の塔頭、柿皮葺屋根の建物で庵内には江戸時代の名絵師長谷川等伯の襖絵が飾られているそうです(原則非公開)、庵内に入り順路に従って進むと白砂の庭を苔に縁取られた菱形の畳石が横切る小堀遠州作の枯山水庭園があり、更に奥に進むと南北朝時代の面影を残すと言われる「池泉回遊式庭園」があり、古都の秋を感じさせてくれました。
庭園を出てから順路を進むと正面玄関です、玄関から座敷越しに見える庭園の紅葉が「額縁構図」で見ることが出来て私的には最大の見どころとなりました。
天授庵 拝観時間は午前9時から、時間を待ちます
「額縁」
小堀遠州作の枯山水
池泉回遊式庭園
南禅寺の三門が見える
高徳庵
創建時期は不明だが、鎌倉時代末期の文明年間に第90代亀山天皇が離宮を建てたのが起源と言われる南禅寺の塔頭の一つ。
南禅寺の水路閣の奥にひっそりと佇んでいました、ひし形の石の参道と周りの紅葉とのバランスが見事、今まで数度南禅寺には来ていますが、存在に気が付かず今回初めて訪れました、
ひし形の参道が紅葉を引き立たせた