春爛漫の一日、墨堤(隅田川河畔)の桜を見に出かけました。
享保2年、時の将軍吉宗が庶民も楽しめる様にと堤沿いに100本の桜の木を植えたのが起源とされ飛鳥山と並び花見の名所でありました。
浅草から吾妻橋を渡ると、左手にあの独特のデフォルメが目を引くアサヒビール本社ビルです。
墨堤を墨田公園方面に向かいましたが、この日は絶好の桜見物日和であったせいか堤にはズラッと並ぶ屋台、ブルーシートを敷いて酒盛り最中のグループ、そして桜を愛でる人の波で歩くのが一苦労でした。
今回は墨堤の桜と建設中の東京スカイツリータワーをポイントに撮りました。
左岸から浅草、今戸方面をのぞむ、隅田川には屋形船が多く出ていました 右岸からの眺め、ひときわ建設中のタワーが目立ちます
ビールの泡をデザインしたアサヒビール本社と墨田区役所の間から見たタワー ビルに映るタワー 墨田区は勝海舟の生誕地、区役所前には銅像があります
すでに高さで東京タワーを越えた東京スカイツリータワー、桜の花が似合います
墨田公園も桜が満開でした、背後にタワーがそびえています タワー屋上にはクレーンが三機 北十間川から見たタワー 隅田川越しのタワー
来年の今頃にはタワーの高さが伸びて、このアングルでは全体が収まらない? 言問橋とタワー、周囲に高い建物が無い為、タワーの高さが目立ちました
浅草寺五重塔と工事中のタワー、完成時にはこの倍近い高さになります
桜の開花宣言が出たこの日、都電荒川線に乗り神田川の桜を撮りに」出かけました。
東京都営の路面(軌道)電車は、最盛期には41系統、総延長は213kmに及んでいましたが、現在は荒川区三ノ輪〰新宿区早稲田間の12.2kmを結ぶ路線だけが細々と息をつないでいます。
現在、都内の路面電車は都電荒川線と東急世田谷線が残るのみです。
なお都電の駅は停車場(所)と言うのだそうです。
1985年に荒川線を走っていた都電、黄色の車体が懐かしいですね、車の台数も少なく時代を感じさせます(Wikipediaより)
始発の三ノ輪駅は関東駅百選に選ばれています 三ノ輪駅商店街入口、まだ下町の風情が残されていました
無人の三ノ輪駅、運賃は車内で清算します ホーム脇には懐かしい看板がありました 車内の路線図、駅の数は30
路線の殆どが専用の軌道を走ります 新庚申塚駅を降りるとおばあちゃんの原宿(巣鴨地蔵)です 本妙寺には遠山金四郎、千葉周作のお墓がありました
荒川車庫、車輛は新型に更新されて出番を待っていました 王子停車場はJR線に隣接しています
王子〰飛鳥山間は一般道を走ります、勿論、赤信号では停車です 桜の名所飛鳥山を車内から撮りました
運行はワンマン、運賃は160円均一です、車両はいずれも新しく、乗降者は地元の人が殆どで下町の貴重な足となっている様です
早稲田に近づくに従ってアップダウンが続きます 学習院下停車場、奥に池袋のサンシャイン60が見えます
新宿副都心の高層ビルのシルエットが浮かび上がります
神田川沿いは桜の名所
神田川を渡る都電
終着点の早稲田停車場、三ノ輪と同様に無人でした
資料
東急電鉄旧玉川線
1969年5月10日、モータリゼーションの流れに逆らえず、渋谷ー下高井戸間を走っていた玉電は60年の生涯を終えました。
しかし、その後玉電は地下化されて渋谷ー三軒茶屋間は新玉川線として現在も同じ路線を走っており、三軒茶屋ー下高井戸間は軌道線の世田谷線として復活しました。
ペコちゃんとして親しまれた丸い鼻の電車が見えます、前を走るスバルの「テントウ虫」が懐かしいですね