夜明けのマッターホルン
天気は快晴、午前5時30分ホテル前でマッターホルンに陽が入るのを待ちました。
刻々と変化するマッターホルンの表情を撮りました。
アルプス二番目の高さを誇るモンテローザも雲間から顔を見せてくれた 人を寄せ付けない厳しいピークにも陽が入る
三脚が無く、手振れが不安
同宿のドイツ人の夫婦たちと
左手の建物は教会でした リフェルベルク駅(標高2582m)
これから終点駅のゴルナーグラート展望台駅(3089m)に向かう
3000mの地点に造られたホテルを兼ねた展望台
スイスで眺望No.1の評価があるゴルナーグラート展望台、3000mの地点まで鉄道を引いた技術力に脱帽
世界を代表するアプト式登山電車のゴルナーグラート鉄道
駅舎は断崖の上に造られています、この日は私達のツアーの他に日本からのツアー客が多く、さながら日本国内の観光地の趣き
観光写真用のワンちゃん
電車を降りると目の前に4000m級の山と氷河が広がりる風景、さすがスイス
マッターホルン、モンテローザは雲に隠れて見えなかったが、グレンツェ氷河が眼下に迫り、迫力満点
駅の時計はオメガ製 ゴルナーグラートから一駅下りたローテンボーデンで下車、泊まったホテルがあるリッフェルベルクまで一駅分をハイキング
雄大な景色の中を歩くツアー客
グレンツェ氷河が目前に迫る
みなさん仲がいい
天気が良ければマッターホルンの雄姿が池に映ったはず ツアコンのTさん
ハイキングコース脇にに咲く花々、いずれも小粒で可憐
マーモットが顔をみせた、ネズミ科だそうです
突然、傾斜地を下りてきた山羊の群れ
約1時間30分のハイキングも終了間近、リッフェルベルク駅が見えた
ハイク終了後、ホテルに預けた荷物を引き取り、リッフェルベルク駅からツエルマットに下りました
リッフェルベルクホテル、眼下にツエルマット市内が見える
ツエルマット
標高1631mにあるスキーリゾートとして有名だが、駅を中心とした小さな村の趣き、村内にはガソリン車は乗りいれ禁止で電気自動車が主力、もちろん観光バスも乗り入れ出来ません。
駅を中心とした狭いエリアに土産物屋さん、ホテル、レストランが集中
目抜き通りは10分も歩くと町外れに出てしまう
ランチは日本料理店「妙高」で稲荷ずしと天麩羅うどん+ビール、この店は日本人の経営で料理は〝まとも″でした
観光用の馬車 タクシーも電気自動車
散策途中、疲れたのでレストランで小休止
なんと、この町は長野県妙高町と姉妹都市提携をしていました 京都ツエルマット会?
マーモットがシンボル? マッターホルン博物館、登頂に関する資料が豊富
ツエルマット駅前で民族衣装を着たベテランアーティストが実演中
町の中心部にあるホテルポリュクス
夕食はホテル内のレストランで
氷河特急(Glacier Express)
サンモリッツーツエルマット間の290kmを8時間で結ぶ観光電車、途中には91のトンネル、291か所の橋があり、中でもランドヴァーサ橋(135m)、ソリス橋(164m-高さ89m)など峠を越える眺めは圧巻。
鉄道が開業当初は氷河が見える箇所を走っていた為に「氷河特急」と呼ばれていたが、現在は氷河部分はトンネルとなり氷河は見ることが出来なくなりました。
サンモリッツ駅
地元の学生がツーリング用自転車をバスに固定中、さすがアウトドアスポーツの盛んな国柄、バスに固定装置が付いていた
氷河特急をけん引する機関車
1号車の半分を貸切
客車はパノラマ車両
座席指定の表示にドイツ語、フランス語、英語に加えて日本語の表示が
席は対面式でテーブルが間にあります
ランドヴァーサー橋を渡る
途中でチュリッヒ行電車とすれ違う
スイッチバックする為に途中の駅で機関車が1号車に連結された、最後尾から先頭車両になる。
車内でランチです
一人ずつ食器類をセッティング、飲み物のみ各自、ワイン、ビールなどをチョイス
列車は大きくカーブして疾走、最後尾車両が車窓からも見えた
列車は深い谷、草原、湖水地帯と常に雄大な山々の間を抜けていきました
ツエルマットに到着です
エーデルワイスの鉢
ツエルマット駅周辺、車両はすべて電気自動車、馬車も活躍中
午後6時発のゴルナーグラート鉄道でリッフェルベルク下車、今夜泊まるホテルに向かいます
急勾配のツエルマットーゴルナーグラート展望台駅を結んでいるアプト式電車
ツエルマット駅 リッフェルヴェルク駅
ホテルリッフェルヴェルク
ゴルナーグラート開業の40年前の1855年に創業した老舗山岳ホテル
駅の周囲にあるのはホテルのみ、森林限界を超えた標高2582mに位置している ホテルに向かうツアー客
鉄道はさらに急勾配をゴルナーグラート展望台駅に伸びていた 眼下にツエルマット市内が見える
晴れていれば目の前にマッターホルンがみえるはずでした
ホテルに入った時はマッターホルンは雲の中 次々と谷間を雲が上ってくる
中世には「魔の山」と言われたマッターホルン(4478m)、1865年7月に英国人登山家エドワード・ウィンパー卿が8度目の挑戦で登頂に成功していますが、7人中4人が転落しています
(ツエルマット市内に登山博物館があり、切れたロープなどが展示されている)
夕食時に、雲が切れてマッターホルンが姿を見せてくれた
集合写真
ツアー客の要望でカメラを預かり記念写真の撮影するツアコンTさん
夕食タイム
昨日の天気予報では雨の可能性もあったが、予想が外れて快晴でした。
私の部屋は滞在型のスキー客等の為かキッチンが備えられていました、ベランダに出るとそのまま外に出られる構造です
朝食まで時間があり、ホテル周辺を散策
朝もやが流れ、青空も見えて、写真的には最高の条件
ホテル近くの川、サンモリッツ湖に流れ込んでいた
ホテルそばの牧草地帯に2頭の馬が放牧されていた
さすがスイス、牧歌的な雰囲気に癒されます
教会ではなく個人宅だそうです 森の中の教会
ホテル裏の牧草地帯から川を挟んだ広場にクラシックカーが集合していました、この時は何があるのか判らなかったが、この日は「英国クラシックカーミーテイング」が開かれ、その為に集合中の現場に遭遇したものでした。
金額的に想像もつかない往年の名車が集まっていた
午前9時、バスでベルニナアルプス観光に出発です。
途中、ベルニナ鉄道と交わる場所から氷河が見えるという事で撮影タイム
日本では見ることが出来ない雄大な眺め
ディアヴォレッツア
ベルニナ鉄道の駅に隣接してディアヴォレッツア展望台(2978m)をつなぐロープウェイ乗り場があり、100人乗りの大型キャビンが標高差約1000mを10分で昇る。
ロープウェイ乗り場前で
ベルニナ鉄道の駅
緑の大地が、昇るにつれてキャビンから見た風景が白く変わってきた
隣に座ったスイスの女性からスマホのニュースで「日本で地震があったと」伝えられる 間もなく到着
ディアヴォレッツア展望台(2978m)全景 案内表示、「Suzuki」がスポンサー?
モルッテラッチ氷河
ピッツ・ベルニナ(4049m)を初め3000m級の山々が連なる眺めは圧巻
小さな雪崩が時々起きていた
ツアーに参加したみなさんと
外に長く居ると防寒着を着ていても冷えてくる、ツアー会社のサービスで飲んだホットココアが旨い
展望台で眺望を満喫してから下りました
サンモリッツ
ディアヴォレッツア展望台からの大自然を見てから、バスでサンモリッツ市内戻り、ランチ、市内散策です。
サンモリッツ湖畔に開けた標高1775mのスイスを代表するリゾート地、1828と1948の冬季オリンピックの会場となりました。
ランチは市内のホテル「ハウザー」内のレストランでメインディシュは〝ソーセージ″、の飲み物はもちろんビール
今朝方集まっていたクラシックカーが市内を走っていました。
高級リゾート地らしく高級ブランドのブティックが並んでいました
市内観光後、定期バスに乗り、アルプスの画家セガンティーニの美術館で代表作「生成」・「存在」・「消滅」の三部作を見る。
美術館前から見たサンモリッツ湖 小規模だが重厚なセガンティーニ美術館
夕食は市内のレスランで、飲み物は赤・白ワインでした。
ベルニナ観光
午前9時にルガノのホテルをバスで出発、ベルニナ特急の始発駅ティラノ(イタリア)に向けて125kmを走りました。
この日も、天気は快晴です。
途中立ち寄った避暑地コモ湖畔、アジサイが咲いています
ティラノに向かう途中、バスの車窓からワイン畑が目立つ
トイレタイムは途中にあったショッピングモールで
正面がティラノ駅 レストランのテラスで昼食、勿論ワイン付き
レストランで昼食後、発車時間まで駅周辺を散策
ベルニナ特急
世界遺産認定地域を走る山岳鉄道で高低差は1828m、大迫力のアルプスと三大氷河が車窓から見られることから人気がある路線、特に高低差を克服する為に円弧を描く陸橋により列車が360度回転するオープンループ橋が有名。
発車は14:50、出発のアナウンスは一切なく、定時になると電車が動き出した
箱根登山鉄道と姉妹提携 改札が無く自由に乗降可能、検札は車内で
日の丸と箱根・Hakoneを表示した車両が停車中
ツアー参加者22名でパノラマ車両を一両貸切
車両に張られた貸切の表示 ツアコンのTさんが検札掛に対応
ティラノからサン・モリッスまで10駅、乗車時間は2時間15分ほど、車窓からの風景の変化が時間を忘れさせた
車両は田園地帯から山岳地帯に入っていきます 単線の為に駅ごとに対向車両を待ちます
有名なオープンループ橋を走ります
さすが山岳鉄道先進国スイス、発想が違いました
円を描いて一周
車窓からは教会を中心とした町が見えます 湖水地帯を走行
ビアンコ湖畔を走る
高度を上げて走る車両から眼下にポスキアーボ湖が見える
アルフ・グリュム駅、日本語表示ああり、ここからモルテラッチ氷河が見えてきます
巨大なモルテラッチ氷河
徐々に溶け出している様です
年間320日天気が良いと言われるサン・モリッツ
サン・モリッツ駅舎
市街地からサン・モリッツ湖を横目に見て10分ほどでホテル到着
ルガノ観光
7月9日NRT-AMSをKLM862、AMS-MXP(イタリア・ミラノ)をKLM1621で飛び、ミラノから陸路をバスでスイス・ルガノに向かいました。
成田を出たのが9日午前10時30分、ルガノのホテル着が同日午後8時30分、飛行機に乗っていた時間が13時間、バスで1時間と、さすがに疲れました。(時差は7時間)
今回のツアーの目玉はマッターホルン、モンブラン、アイガーの名峰巡りと登山電車乗車、ルガノ観光はそのプレリュードです。
エコノミークラスでしたが足元が多少広い「comfort」を希望、料金は割増だったが充分に足を伸ばす事ができた
機内食はレンジで温めた料理、エコノミークラスとしてはまずまずの味 スキポール空港で乗り換え、ヨーロッパのハブになっているだけに巨大空港だ
AMSで乗り換えた後に出たサンドイッチは美味 ミラノ着、ファッションの都市としては、意外に空港は地味
ミラノからバスでスイス・ルガノへ、イタリアの避暑地コモ湖脇を通過し国境を越えて約1時間、午後8時過ぎにルガノのホテルに到着
ルガノ観光
アルプスのの南に位置しており、ルガノ湖の入江に広がる町は、一年中温暖な気候で、この州のリゾート地です。
観光初日はサン・サルバトーレ山展望台(884m)に昇りました。ケーブルカー乗り場はホテルから歩いて5分の距離。
ケーブルカー乗り場、各国の旗に混じって「日の丸」もありました
展望台から望む世界遺産サン・ジョルジオ山、2億3千年前の化石が発見されています 展望台から見たルガノ市内
レオナルド・ダヴィンチの一番弟子ルイーニが描いたフラスコ画がある制マリア・デリ・アンジェルイーニ教会を見学
「最後の晩餐」
イタリアの雰囲気が色濃く残るルガノ市内 昼食後は遊覧船でルガノ湖クルージング
観光船乗り場 山の中腹まで町が広がるモンテ・サン・サルヴァトーレ
快晴の空の下、約1時間、入り組んだ入江を巡ります
遊覧船は何か所かの桟橋に立ち寄りました、生活の足ともなっている様でした
国境近くにある為か、湖畔にある町並みイタリア的な雰囲気
夕食後、町に出て夜景を撮りました
モンテ・サン・サルヴァトーレの夜景
一脚を持参して来て今回が初使用 午後9時過ぎて薄暮、日没は10時
『Index』
昨年参加した『中欧ツアー』の内容が気に行って、今年も「ゆったり旅行」が売りのN社が催行した『マッターホルンを望む山上ホテル宿泊・アルプス三大名峰をスイス周遊12日間』に参加しました。
マッターホルン、モンブラン、アイガーの三大名峰や氷河を間近に見、登山電車にも乗り満喫の10日間でした。
前日の雨予報が覆っかえるなど連日、好天の日が続き写真撮影には最高の旅行でした。
次回以降、訪問地ごとの風景を掲載します。
入社三年目のツアコンのTさん、旅慣れしたツアー客を相手に孤軍奮闘の日が続き疲れとストレスがたまったと推測しますが、最後まで任務を全うしたのはさすが。
一面、トレッキングシューズを持って来るのを忘れて現地調達する「ドジさ加減」も愛嬌でした。
ツアー参加者の集合です、マッターホルン(4478m)が間近に見えるホテルに泊まりました
ディアポレッア展望台(2984m)からベルニナアルプスを望む
旅行最終日のディナーの際にはヨーデルとアルプホルン鑑賞
今回の旅行には一眼レフとコンデジ2台を持参、撮った枚数は5,000枚を超えていましたが、気に行ったものは何枚あるか?
6月27日(金)午後11時、いつのも場所に集合して車で東北道ー宇都宮日光道を経由して奥日光を目指しました。
事前に調べた28日の現地の天気は午前中曇り、午後雨の予報でした、今回の参加者は4名(楽しみにしていたO君は急用で欠席)。
午前1時30分に奥日光赤沼着、しばし仮眠の後、午前4時赤沼発の早朝バスで小田代ヶ原に向かいます。
小田代ヶ原に立つ白樺の古木、通称「貴婦人」は季節によりプロ・アマカメラマンの撮影対象となる事が多いのですが、この時期は絵になる風景が期待できない為か、カメラマンの数は数える程。
小田代ヶ原
今回乗ってきた車、ドライバーはいつのもI君です まだ陽が昇らない午前4時に出発する低公害バス
運賃は300円、戦場ヶ原を経て小田代ヶ原に向かう道路には一般車は入れません 夜が明けてきた
千手ヶ浜行の始発バスは5時30分赤沼発(小田代経由05:42)と時間があったので、小田代ヶ原で貴婦人などを撮ってバスを待つことにしました、まだ雨は降っていない。
木道が改修工事中、昨年末に来た時は木道が狭く、三脚を立てると後ろを通るのがやっとだったが、今後は安心してカメラを構えられそうです
「貴婦人」 予想していなかった靄が流れ出した
靄の中に立つ孤高の白樺「貴婦人」 靄が消えると日常の姿に戻りました
レンゲツツジの花が盛りです
男体山も中腹から上は雨雲に隠れています 小田代ヶ原、撮影シーズンにはカメラの放列で、後から行くと並ぶ余地がない
小田代ヶ原ー千手ヶ浜
バスの運転手に聞くと、この時期は千手ヶ浜に咲く「九輪草」を見に来る人が多く、バスが満席での乗れないこともあると言われていたが、この日は早朝で、雨模様の為か乗客はまばら、時間が経つと人が増えてくるのでしょう。
昨年、小熊を見た千手ヶ原に向かう道 千手ヶ浜バス停、ついに雨が降り出した 徒歩15分程で「クリンソウ」群生地
中禅寺湖畔千手ヶ浜に向かう途中ににある吊り橋 雨で緑が映えました
天気が良ければ左に男体山、奥に中禅寺湖畔が見える千手ヶ浜 雨対策バッチリの若い女性カメラマン
「九輪草」
花が花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある九輪に似ていることから名前の由来となっているそうです。
一昨年来た時は、株数も多く満足できたが、今年は昨年に続いて咲く株数が少なかった(不作?)
仲間は、それぞれ気に入った撮影場所を求めて移動します、傘をさしながらの撮影は厳しい。
この地域はサルの縄張りの為か、終始(?)監視されていました
午前8時過ぎ、遊覧船管理事務所の軒下で雨を避けながら各自朝食、晴れていれば湖畔のテーブルで食べれたはずでした
千手ヶ浜からバスで、また小田代を経由して赤沼に戻りました。
赤沼車庫 ニッコウキスゲがささやかに咲いていました
ルピナスの花
戦場ヶ原
赤沼から車で5分、戦場ヶ原が一望出来る三本松園地に移動
レンゲツツジの朱色が目立つ戦場が原、この奥が小田代ヶ原
参加者の記念写真
時間は午前9時過ぎ、いつもの蕎麦やでのランチには時間が早すぎの為、写真クラブの初となる日光東照宮参拝に向かいました。
(当写真クラブは今まで十数度、奥日光に来ていますが、仲間達は東照宮には興味が無く素通りでした)
東照宮の陽明門は現在、工事中の為、予定を変更して徳川三代将軍家光の墓所「大猷院」に向かいました。
仁王門 本殿
夜叉門
皇嘉門、奥に家光の墓所があります 狩野派絵師が描いた龍が天井にある御水舎
いつもの店(蕎麦処匠庵)でランチ 蕎麦も旨いが、塩で食べるマイタケの天麩羅も美味