写真紀行

日々の風景と将来に残したい風景を求めて

2015合宿ハイク・編笠山(2)

2015-08-04 14:04:36 | 登山

 編笠山(2524m)
八ヶ岳連峰の最南端に位置しており、荒々しい稜線の山々が多い連峰の中にあって、なだらかな編笠を伏せた山姿が特徴、天気が良ければ山頂から北、中央、南アルプス、富士山が一望できます。

                
                  

           午前4時30分、青年小屋の外に出ると暁光の中、雲海に顔を出した富士が刻々と変化する空の色と絶妙なコントラストを見せて幻想的な眺めを醸し出していました。

                  

                                          
                     
                      



                       

                        

        
                            言葉で表現できない幻想的な風景が広がる                                                      小屋の裏手も朱色に染まりだした
  

                         
                            午前6時に朝食、朝食のおかずはワンプレート、早々に食事を終えて出発準備                                      午前7時、頂上を目指します

                                                    
                                                      雲一つなく快晴の空、気温は20℃位か、湿度も少なく絶好のコンデションのもと登頂開始です



                                                        


   
                           
                              小屋の前から樹林帯までの登山道は無く、大きな岩を伝って中腹の樹林帯を目指すことに、所々の岩にマーキングがあった


                      

                                                           岩場を過ぎてほっと一息、中腹から見た「青年小屋」全景


                      
                    


                                    
                     岩場を越えて樹林帯に入ってもジグザグの岩の道が続く                                    小屋から登ること50分、やっと頂上が見えて来た

 

                                                    



                       
                                     頂上に至ると眼前に南アルプスの山並みを遠望             2524mから見た富士山、中央左の点はトンボ、ここまで登って来ていた  


                      
                         雲海の先に見えるのは茅が岳(?)                                                               南アルプス(間ノ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳)がどっしりと鎮座
     
                      
                             北アルプス(槍ヶ岳、常念岳、鷲羽岳、水晶岳)の山並み                         槍ヶ岳遠望、独特のピークがひときわ目立つ

                    

                      
                                          乗鞍岳(3026m)                                       やくざの集合写真ではありません            


                  
                     
                                普段使っているNikon D610は大きくて重い為、今回の山行用に買ったNikonのミラーレス 1 V3 で撮影、しっかりと仕事をしていた



                  
                                編笠山頂(2524m)から見た八ヶ岳の山並み、左から阿弥陀岳(2805m)、赤岳(2899m)、権現岳(2715m)



           
                         岩場の登りも、頂上に立つと達成感で苦しさを忘れるのは山の魅力か?                                                              我々が登った時は、少なかった登山者も時間が経つにつれ続々と登って来た



         
                                                                            富士山はやはり別格


                    
                                                                                    左の西岳(2398m)の奥に八ヶ岳連峰の主峰赤岳(2899m)が鎮座


                     


                  
                                 午前10時近くなると雲が湧き出して山並みを隠しだした、全山が眺望出来るのは早朝に登った者の特権
                   
                                                               

                                                              

                                             下山は登って来た青年小屋を経由する登山道ではなく、急こう配が続く道を下りました、所要時間は2時間30分、標高差は1521m


                                          
                      
           
               登山道からほとんど花を見る事が無かったが、唯一「ホタルフクロ」が咲いていました


                        
                                                              観音平駐車場に戻ると土曜日の為か駐車場は満杯、溢れた車が車道に行列


                       
                             清里に向かう途中にあった蕎麦屋でランチ                             冷えた切子のグラスで飲んだビールは最高
  

                  
                        天もりを注文、蕎麦は腰があって美味かったが量が少ないのが欠点                  


清里・清泉寮 
http://www.keep.or.jp/

S君の希望もあり、時間に余裕があった為、「ジャージー種の牛乳で造ったソフトクリーム」が旨いと言う清里の清泉寮へ向かう
過去に何度か訪れてコテージにも泊まった清泉寮、当時は落ち着いた佇まいで牧歌的な趣があったが、今は観光バスのコースとなり多くの人が訪れる一大観光地となっていました。
清泉寮は昭和13年にアメリカのキリスト教伝道師ポール・ラッシュ博士が提唱した「キープ協会」がベースとなって発展したコミュニテーだが、現在もその精神は引き継がれている様です。

                                                                                                                                                   
                                                                                                                                     広大な敷地内には牧場もあります

                                        
                                                                                                                   ジャージー牛乳で造った有名なソフトクリーム、濃厚で美味かった (¥400.-)


                                    
                                                                   開拓の祖ポール・ラッシュ博士の像                                                     清泉寮本館は昔と変わらず






                                       
                                                 清泉寮本館正面、三角屋根の入口はむかしのまま                              冷えたトマト(¥100.-)は酸味と甘さのバランスが良く、昔ながらの味だった


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2015合宿ハイク・編笠山(1)

2015-08-02 20:43:53 | 登山


「青年小屋」へ
7月31日(金)、午前6時35分、中央道に近く、皆が集まりやすいJR武蔵野線新座駅に集合、車2台で出発。
平日の為、営業車が多かったのに加えて、圏央道と中央道が合流する八王子で事故渋滞に遭遇した結果、到着時間が当初予定より2時間遅れで登山口のある観音平駐車場到着しました。 



                     


                              JR新座駅に時間通り全員集合(ちなみに私は午前4時に起床しました)


                                          
                                                                        中央道談合坂SAで休憩、天気は快晴                                                                                                         中央道小淵沢ICで降りて一般道へ 

                                
                        登山口の観音平にある駐車場に車を置いて登山開始
 
                                                               
                                            登山口に揃う仲間達、雲行きが怪しくなり雨具やザックカバーをすぐ出せるように準備
          

                     
                                                                           八ヶ岳連峰の最南端に位置する「編笠山」、権現岳(2715m)も近く、併せて登る人も多い


                         
                            登山口からしばらくはなだらかな登りが続き、足慣らしには丁度よいペース、天気も持ち直して青空が広がって安堵       
                                                                                                   
                      
                              登山開始1時間を過ぎると緑地帯から岩場に変わり、勾配もきつくなってきた                                


                                                          



                     
                            普段はテニスで鍛えているつもりでも久し振りの山歩きはキツイ                               年齢差がxx歳ある「リチャード隊」


                               
                                  押手川分岐              昼食タイム、私はコンロで湯を沸かして坦坦麺と稲荷ずしで腹を満たす、持ってきた冷凍したパインが好評だった


                                 
                                           押手川分岐で編笠山への直登と青年小屋へ向かう登山道に別れる、直登は時間的に無理と判断して我々は青年小屋に向かう

 
                       
                                 観音平から4時間、押手川分岐から岩場を2時間登って午後4時に編笠山頂下の「青年小屋」に到着、明日はこの岩場を登り頂上を目指す

  
                  
                                                                    看板となっている「遠い飲み屋」、赤提灯が印象的
                  

                         
                                                              外観がトタンで覆われた「青年小屋」、想像に反して小屋内部はきれいな造りでした


                             
                                                                                     携帯はDocomoだけつながります


             
                                                                                                      早くビールが飲みたい!!



                             
                        入口脇にはメニューと料金が、ウィスキー、ビール、日本酒各¥500.-、おでん、ラーメン¥700.-、ホットミルク¥400.-、提灯裏には「八ヶ岳青年小屋五代目」とありました
                

                     
                                    小屋の前で全員集合                                        右手の山は権現岳、青年小屋から1時間30分かかる


                          
                                                                          岩場が続く編笠山頂上へのルート、この日は小屋で休息


                          
                                                                                    バイオトイレは使用料100円なり
                              
                     
                                                         小屋の裏にキャンプ場があり3張のテントが張られていた、週末になると多くのテントが張られるのでしょう


                          
                                                                青年小屋には水道が引かれておらず、水は小屋から5分程の沢に汲みに行く事になる


                              
                                                    沢からトイで引かれた水場「乙女の水」、水は冷たく美味かった



                         
                                登山でかいた汗を流す仲間、頭から水をかぶるT君                          この日は平日の為か、登山客が少ないかった


                           
                                                      一部屋に7名が寝ることになったが、部屋が狭く布団を重ねて敷く事に、消灯は午後8時


                    
                                                             布団を敷いて寝る準備OK


                         
                                                       夕食は午後5時30分から、その前にテラスでビールで乾杯、一杯が二杯になった


                    
                              手入れされた小屋の内部、突き当りは昔ながらのトイレ、1階は6畳位の部屋が並んでいた、2階も同じ造りか? この日は5~6組の登山客があった

  
                     
                                        炬燵がありました                                      お土産コーナー
   

                    
                午後5時30分から夕食タイム、山小屋にしては豊かなメニュー、アジフライが美味かった             地元の赤、白ワインを注文、意外とイケた


                   
                              乾杯!! 残念ながらS君はアルコールはダメ、ベトナムに5年間勤務していて何を飲んでいたの?


                         
                  
      

                        
                                    
    

                      
                                      誰が一番飲んべ―?


                       
                     食堂には山岳写真家の白旗史郎氏の写真が、オーナーに聞いたら冬場に閉めた小屋を開けさせられたとの話                小屋のメニューです 


 
                              
                                何故か場違いなピアノが鎮座していたが、コンサートと聞き納得                   8月29日に小屋でクラシックコンサートが開催されます


                    
                           神棚脇には懐かしい時計が時を刻んでいた                                壁には遭難者救助に関する感謝状等が掲げられていた 
       
                                            
                    
                                                暖房は薪ストーブ、薪も室内に常備   
                                               

                                              
                              ボトルキープされた酒類、何度も泊まる客が多いと言うことか                                   談話室

  

                 
                                                                         2005年には登山好きの皇太子殿下も小屋に泊まっていました

 
                               
                                                                         夕食後は小屋の外でのんびりと時を過ごしました             
                                       

                                                    
                                           照明等の電源は自家発電が頼り                              

 
                          
                                       下界は30℃あっても標高2600mの高地は湿気が無く午後6時過ぎても気温は15℃位か、寒さは感じない

            
                  
                                                 小屋脇に咲くクルマユリ

                         

                                                 この日は丁度、満月にあたり、泊り客が外で月見見物、贅沢な山小屋泊となりました                 


                                  
 
                            

                      
                                                    日没後の小屋



                              
                                                            小屋の中に造られたミニロッククライミング用ブロックで戯れる仲間たち


                              
                      おやすみなさい、午後8時に自動的に消灯されます



                2日目の編笠山登頂は(2)で掲載  
http://blog.goo.ne.jp/attaboy1019/e/ddf18e673ca78f618192f455f420e64f

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