2019.12.29 築地場外市場
昨年10月に豊洲に移転した「築地市場」、その後の営業が心配された「築地場外市場」は今年もけなげに頑張っていました。
例年に比べて「おせち」や海産物などを売る店が閉店、移転で減少した結果、場外市場を訪れる買い物客もひと頃に比べて減ったが、豊洲移転前の狭い通路を歩くのがやっとといった大混雑は解消され、適度な人の流れで今年はゆっくりと買い物が出来ました、一方でおせち類の販売店が減った分、寿司屋等飲食店の数が増えて外人を含めた新たな客層(観光客)が増えた印象でした。
晴海通りと昭和通りが交差する築地4丁目交差点、築地場外市場が広がる おせちや海産物を買いに来た人が賑わう
立ち食いのラーメン店、いつも行列が出来ている 品定め
場外市場脇に一昨年出来た「築地魚河岸」も多くの買い物客でにぎわっていた
毎朝、豊洲市場で仕入れて販売しています、鮮度が命
老舗「味の浜藤」の販コーナー
話題の寿司屋「すしざんまい」はいつも大行列 「すしざんまい」の料金表、鮮度を考えるとコスパ的には安い
寿司屋はどこも行列
市場外れにある「波除神社」 昨年移転した「場内市場」跡、建物はすべて撤去済
晩秋の一日、今年も神宮外苑・絵画館前のイチョウ並木を撮りに出かけてきました、天気は快晴、日曜日の為、並木の間を走るR414は歩行者天国となり多くの人が訪れていました。
先端がとがったイチョウ並木、毎年4月に全ての木が人の手で剪定されています
まだ落ち葉が少ないが、間もなく黄色一色となる並木道
明治天皇。皇后の聖徳を後世に伝える為に造られた聖徳記念絵画館
絵画館前からR246方面を見る
絵画館前の噴水から見た並木
イチョウ並木から完成間近の「新国立競技場」に移動
近くには神宮球場、秩父宮ラグビー場があります
新国立競技場
国際コンペで国際的建築家ザハ・ハディド氏の未来的な設計案が採用されたが、同案では費用がかかりすぎると批判されて白紙撤回され、その後、隈研吾氏の設計による案で進められた「話題」の競技場 (12月15日に竣工式が行われました)
今年4月にオープンしたジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア、JOCが入居している 何故かクーベルタン像があった
前夜に東京駅を出発して翌午前5時30分に夜行高速バスで京都駅に到着、前日の天気予報が雨であった為に傘を持参したが、幸いなことに終日曇りで傘は使わず。
早速、いつものごとく京都駅でタクシーをチャーターして午前中は東山ー南禅寺(三門、水路閣、天授庵、高徳庵)-智積院ー今熊野観音寺の紅葉を巡り、写真を撮ってから昼食、タクシードライバーに美味い蕎麦屋を紹介してもらい、地下鉄五条駅近くの「そばの実よしむら」でランチタイム、コスパ最高でした。
私が食べた二種そば御膳
西本願寺
天正19年(1591)に創建された浄土真宗本願寺派の本山、開祖は親鸞聖人、室町期には蓮如上人によって広く全国に布教された、通称「お西さん」
ガイド(タクシーライバー)のお勧めで境内の樹齢400年と言われる大イチョウは上に伸びずに四方に広がる珍しいイチョウを見る為に途中下車。
御影堂門 阿弥陀堂門
御影堂前の大イチョウ
北野天満宮
天歴元年(947)に創建された菅原道真主祭神とする神社、福岡の大宰府天満宮と共に天神信仰の中心、タクシードライバのお勧めで訪れました。
楼門
三光門
慶長12年(1607)豊臣秀頼が造営した社殿(国宝)
350本の紅葉が植えられた「御土居の紅葉」がこの時期の目玉、時間が無く入れず(入苑料¥1000.-)
正面の東山如意ヶ嶽中腹に大文字焼の「大」が見えた
大雲山龍安寺
石庭で有名な臨済宗妙心寺派の寺院、宝徳2年(1450)に室町時代、足利将軍の管領で守護大名でもあり「応仁の乱」で東軍総師であった細川勝元が創建した禅寺です、明応8年(1499)に方丈が建てられ、有名な石庭もその時に造られたと言われます、幅25m、奥行き10mの広さの枯山水の方丈庭園一面には白砂が敷き詰められ、石庭を囲う油土塀は遠近法を使った目の錯覚で庭が広く見える様に造られていました、日本人より外国人に人気の京都の名所です。
古都京都の文化財として「世界遺産」に登録されている古刹で紅葉の名所でもあります。
山門
周囲を紅葉で彩られた鏡容池
方丈に向かう石畳の階段
方丈入口
方丈から見た石庭
石と苔だけの庭園は1975年に英国のエリザベス2世が石庭を称賛したことにより世界的にも有名となった
庭の15個の石が見る者に様々な想像を感じさせます
石庭を囲む低い油土塀が遠近法を使った目の錯覚で庭を広く見せている
方丈の裏に蹲踞と呼ばれる手水鉢があり禅の格言「吾唯足足」と刻まれている
油土塀 方丈を出て池泉式回遊庭園に向かう
境内は撮影スポットが満載
名物の湯豆腐の店が境内にあった
贅沢を言えば青空が欲しかった
鑑容池を一周する池泉回遊式庭園
本日の撮影は終了しました
タクシーを9時間チャーターして京都駅に戻りました、たまたま天皇、皇后陛下が奈良から近鉄で京都駅に到着した時間にぶつかり駅周辺は車の規制が行われ渋滞、予定より少し遅れて「のぞみ」に乗車。
智積院に続いてチャーターした個人タクシードライバー島本氏のお薦めの「隠れた京都の紅葉の穴場」第二弾は東山区の今熊野観音寺でした。
今熊野観音寺は真言宗泉涌寺派の総本山泉涌寺の塔頭です、泉涌寺には鎌倉時代の御堀河天皇、四条天皇、江戸時代の後水尾天皇、幕末の光明天皇 の御陵があり、京都では「御寺」(みてら)と呼ばれる皇室の「菩提寺」です。
丁度この日は新天皇・皇后が奈良から京都に移動、泉涌寺の各天皇御陵に継承の報告する日に当たっていた為、泉涌寺境内は立ち入り禁止でした。
今熊野観音寺は泉涌寺と敷地が別の為、タクシーで乗り入れが可能でした。
泉涌寺境内は警察が警戒中 泉涌寺から少し離れたところにある今熊野観音寺
子供の成長を願う子護大師 平安様式の三重石塔
本堂
開祖の弘法大師を祀る太子堂
太子堂は「ボケ封じ」の神様でもあるそうです、もちろんお参りしました
モミジが見頃
本堂東側の山上に建つ平安様式の多宝塔(医聖塔)
泉涌寺参道から坂を下ると今熊野観音寺につながる鳥居橋
五百佛山根来寺智積院
京都東山三十六峰の南に位置しており、慶長3年(1598)に創建された真言宗智山派総本山、なお成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院も智山派の大本山の位にあります。
ガイドブックの「京都の紅葉の名所」には載っていませんが、タクシードライバーの勧めで訪れました、訪れる人も少ない穴場の撮影ポイントでした。
青空に映える紅葉を撮りたかったのですが、残念ながら曇り空なのでカエデの赤色の輝きが半減、もっとも天気予報が雨予想でしたので文句は言えませんが。
総門
真っ赤なカエデが見ごろとなっていました
金堂