2016・12・30築地市場
昨年末に来た際は、今年(2016)は市場が豊洲に移転する為に築地は見納めのはずだったが、ご存知の通り豊洲移転は来年以降となり、今年も築地は相変わらずの大盛況、加えて11月に晴海寄りに「築地魚河岸」と言う商業施設とフードコートが出来て更に賑わいを見せていました、まだ午前10時前だが、すでに多くの人が買い物客が来ていました。
波除神社
徳川幕府4代将軍家綱時代の万治2年(1659)に創建されたという由緒ある神社で昔から魚河岸に働く人たちに庇護され、現在も築地市場の脇にこじんまりとですが隠然と佇んでいました、神社は今日に至るまで市場の氏子によって守られ「災難を除き、波を乗り切る」厄除けの稲荷として崇敬を集めていました。
築地場外市場の海幸門の前に神社があります
福徳の神「弁財天」として再建された「お歯黒獅子」
境内には市場関係者が奉納した「海老塚」、「鮟鱇塚」、「すし塚」、「玉子塚」、「はまぐり石」の供養塚が並んでいて市場の崇敬を集めているのが判ります
「吉野家」発祥の地の碑が境内にありました
11月にオープンした商業施設「築地魚河岸」、豊洲移転も見据えて区が仲卸を経営母体とした小売60店が入居、3回にはフードコートがあった
施設は小田原橋棟と海幸橋の2棟があり、渡り廊下で結ばれていた
海幸棟1Fの市場
場内市場の入口にある東京都の巡視詰所 場内市場のレイアウト
外人の見学が多いためか英字の案内も 午前10時過ぎ、仲・小売り業者が去り、観光客中心の場内市場
歴史を感じさせる水産物部、仲、小売りのスペース
時間が遅い(午前10時過ぎ)為か、仲卸向けの営業は終了、店じまいが始まっていた
仲買業者との取引が終わり、空き箱が目立った
この時間は小売り中心の営業中、私もここで何品か買いましたが、価格は場外市場より安い
場内市場は卸売業者が通路を挟んで並んでいる
雑然とした市場内は、環境的には必ずしも清潔とは言えない
来年には場内市場は豊洲に移り、築地ではこの風景は見られないはずですが。。。
場内市場にある寿司屋さんには長蛇の列が有りました、昨年は私も並びましたが確かに待つ価値あり、コスパ的に納得
日本人に交じり外国人の姿も目立つ 正面のビルは朝日新聞本社
場外市場
場内市場は比較的空いていたが、場外は身動きが出来ない程の人の波、場内市場を知らない人が多いのかも、場内市場が豊洲に移転しても、場外市場はそのまま残るそうです。
玉子御焼き専門店に並ぶ行列 私は「松露」に並んでで玉子焼を買いました
午前中ですでにこの人出、午後に更に人出が増えるのでは 今年の傾向としては中国人以外の外国人が増えた印象です
勝鬨橋
築地市場から10分ほど歩くと隅田川に架かる勝鬨橋、1980年までは3000トン級の船舶の航行が多かった為に可動式な橋として稼働していたが、その後は需要が減った為、開閉することはなくなり、現在は記念的な位置づけとなっています。
亡くなった親父が戦時中に在職したと言う「海軍経理学校」跡、江戸時代には講武所(後に勝海舟が教授を務めた軍艦操練所)があった地です
橋の通行の可否を示す交通信号 橋の中央部で左右に橋が開閉します
隅田川から浜離宮・新橋方面を望む 浅草からの遊覧船