海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

花蘂

2011-04-19 13:15:58 | 短歌

薄紅の桜の蘂が地に落ちて静かに終る今日の埋葬

今は普通土葬が行われることはない。
これは土葬が行われていた時代、あるいは地方の情景の幻想。
土葬が本来の葬り方なのだと思う。
今の日本では土地がないから火葬になったのだろう。
火葬の後家族が骨を拾って骨壷に納めるという行為の残酷さ。
嫌だ!
土葬は土に還っておくという輪廻の思想があって自然なのではと思う。
被災地で収容されたご遺体のうち身元のわからないものはやむを得ず土葬にしたという・・・ずっと前に作った歌だがそんなことも思い起こさせる。。


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2 コメント

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さくら (aiironi)
2011-04-19 18:46:16
私が小さかった頃、村では土葬だった事を覚えています。
人は土に還るのが本来の姿だと今も信じています。
私はある病になったことをきっかけに、尊厳死協会の宣言書にサインし、家族葬と散骨を望んでいますが、さて夫が希望を叶えてくれるでしょうか?
さくら花びらは、どんなに降り積もっても、まるで雪のように消えてしまいます。
儚さも好きだけど、散った後の力強い芽吹きも好きです。


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葉桜 (沙羅)
2011-04-19 19:55:44
私も一時散骨に憧れましたが家族の賛成がどうも。。
死んだら実行してくれるかどうかも確かめようがないわと割り切ることにしました。
若い頃は桜の花だけに関心がありましたが、今は花蘂や葉桜にも惹かれます。
葉桜は力強さの奥にある闇に惹かれます。
その季節になったらそんな歌を載せますね。
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