私は芥川賞を受賞した作品やノーベル文学賞を受賞した作品をすぐ読んでみようとは思わない方だ。
しかし今回のカズオ・イシグロの作品は読んでみたいと思った。
ひとつはNHKの彼へのインタビュー番組を見て、彼の哲学者のような雰囲気と静かな語り口とその内容に惹かれたから。
彼のテーマは記憶あるいは思い出だと言う。
番組を見たのに、それをうまく説明できなくて残念だけど。
もうひとつ読みたいと思った理由はTV ドラマ『私を離さないで』の原作者であること。
衝撃的なテーマのドラマだった。
臓器提供のために生み出されたクローン人間の話。
カズオ・イシグロは極端な設定をすることで「生きるとはなにか?」と問うているのかもしれない。
まずは図書館の予約を調べたら2年待ち!
滅多に本は買わないが買うしかないと思った。
今日梅田に出たとき書店に寄った。
文庫本では皆揃っていた。
ハードカバーの大きい本が欲しかったのだが、仕方なく文庫本を買った。
文庫本は安いから1冊の予定が2冊買った。
『遠い山なみの光』『日の名残り』
『私を離さないで」は図書館の予約を入れている・・2年後。。
従来の文庫本よりは字は少しだけ大きいが、文庫本を読むのは私には辛い。
図書館の本と違って返却期限がないから無理をしない程度の少しづつ読んでいこう。
まずは『遠い山なみの光』