愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

卒論締切日

2011年12月15日 | 卒論
本日12月15日は愛知学院大学における卒業論文の締切日です。今年度提出を希望するゼミ生の提出が何とか完了しました。11月末から昨日まで何度もダメ出しをして,最後の最後まで粘ってもらいました。昨日から徹夜しましたという学生が何人かいました。

卒論というのは学生生活の勉学面の集大成です。それを提出するにあたって,大変な思いをしないのでは,「値打ち」がありません。粘って書き上げた卒論はいい思い出になります。

卒論については,多くの大学では,提出後,口頭試問や発表会での発表で一定の評価を得ないと単位取得できないようになっています。しかし,うちの学部ではそうものはなく,各ゼミで担当教員が認めれば,単位が認定されます。そのためか,規定の字数を満たして,形式を整えさえすればよいという甘えた考えを持つ学生が多く,執筆に対するモチベーションが上がりません。何かの本や資料を写して(よく言えば引用して)完成というコピペ卒論が後を絶ちません。しかし,学部全体で発表会をやるというような雰囲気はありません。私はかつて提案したことがありますが,批判され,無視されて終わりました。

そこで,うちのゼミでは例年提出後,ゼミ内で審査会を開きます。提出した4年生相互,下級生(2,3年生)によって,卒論を採点してもらいます。その結果を受けて,成績評価を決定します。12月22日に行う予定です。

1人20分間の持ち時間で発表してもらいます。実はこれは高度なプレゼンテーションになります。数カ月かけて調べ,何万字かの文字で執筆した卒論の内容をわずか20分足らずで発表するのは難しいのです。例年,時間が超過した上に,何が言いたいのかよく分からない発表が続出します。

そこで,今回は,発表レジュメをA4用紙1枚に限定することにしました。わずか1枚に内容を縮約してもらうのです。これにより焦点を絞ってもらうのです。そのうえで,他にパワーポイントで説明補助資料を作成してもらいます。ただし,配布するのはA4のレジュメのみです。このレジュメ作成も高度な作業になるでしょう。

ゼミ生にはプレゼンテーションの能力をしっかり身に着けて卒業して欲しいと考えています。卒論提出後の1週間,今度はプレゼンテーションで悩みぬいてもらいます。
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