ゼミの副読本として,千野信浩『図書館を使い倒す!』新潮社を使っています。学生には,専門である流通の勉強をしてもらう前に,情報検索・収集の方法を知ってもらうことが大事だからです。
いまインターネットが生活上すっかり定着しています。そういう時代に図書館の使い方を知ってもらうとは,アナクロな感じがするかもしれません。しかし,インターネットの時代だからこそ,図書館を含めたインターネット以外のツールを活用した情報検索・収集は重要度を増してきているように思えます。
学生に情報収集を指示すると,彼らはインターネットのホームページをいくつか見て終わってしまうのです。情報の真偽や信頼性を確かめることなく,それを鵜呑みにして,羅列したまま調べましたというのです。レポート作成を指示すると,ホームページの情報をコピー・アンド・ペーストして,コピーした複数情報の文体の違いを直すこともなく,自分で書きましたといってそのまま提出してきます。インターネット以外の情報源を調べることはせず,インターネットで見つからなければ必要な情報はありませんでしたと言い張る学生が多いのです。
インターネットの普及が人の情報収集能力をかえって低下させているのでは疑っています。
一次情報と二次情報を多面的に調べなくては全容がつかめないのに,自分の手と足と頭を使って調べることを面倒くさがる学生がものすごく多いのです。
ゼミの学生には,まずはあちこちの図書館に出向いて情報収集を行う癖を身につけてもらおうと思っています。そして,それがきっかけとなって,直接観察したり,話を聞いたり,アンケートをとったりする方法を学習してもらえればと思っています。
いまインターネットが生活上すっかり定着しています。そういう時代に図書館の使い方を知ってもらうとは,アナクロな感じがするかもしれません。しかし,インターネットの時代だからこそ,図書館を含めたインターネット以外のツールを活用した情報検索・収集は重要度を増してきているように思えます。
学生に情報収集を指示すると,彼らはインターネットのホームページをいくつか見て終わってしまうのです。情報の真偽や信頼性を確かめることなく,それを鵜呑みにして,羅列したまま調べましたというのです。レポート作成を指示すると,ホームページの情報をコピー・アンド・ペーストして,コピーした複数情報の文体の違いを直すこともなく,自分で書きましたといってそのまま提出してきます。インターネット以外の情報源を調べることはせず,インターネットで見つからなければ必要な情報はありませんでしたと言い張る学生が多いのです。
インターネットの普及が人の情報収集能力をかえって低下させているのでは疑っています。
一次情報と二次情報を多面的に調べなくては全容がつかめないのに,自分の手と足と頭を使って調べることを面倒くさがる学生がものすごく多いのです。
ゼミの学生には,まずはあちこちの図書館に出向いて情報収集を行う癖を身につけてもらおうと思っています。そして,それがきっかけとなって,直接観察したり,話を聞いたり,アンケートをとったりする方法を学習してもらえればと思っています。