ダイヤ改正が施行され10日が過ぎた。今回の改正は、機関車ファンの間ではちょっとしたエポックメーキングな改正ではなかったろうか。前出したDD51の定期運用廃止、愛知区EF64の関東運用廃止など、いつになく変化が大きな改正だった。
ここでは、EF65PF型を話題にしたい。旅客会社である田端区のEF65PFも改正で大きな影響を受けたよう。そして貨物機である新鶴見区のEF65PFに至っては、徐々に国鉄色、いわゆる原色機が増える一方、今回の改正で余剰が発生したようで、原色に復活することなく退いていった65PF達がいるようだ。
アントンKがいつも新鶴見界隈でお世話になっているお仲間たちの中には、いわゆる65フリークの方々が多い。それぞれ好みの機番を毎日調査しながら、全ての列車番号ごとに写真に写して記録しているのである。先日もそんな場面に出くわしたが、ここまで自らの日常を犠牲にして挑んでいる彼等は、目が輝き、趣味の世界に没頭しているのであった。いや、犠牲にしているのではなく、率先して眠らず、喰わずでシャッターを切っているように思えてしまうのだ。こんな仲間たちが身近にいるアントンKだから、少しは見習いたいところだが、そこまでの情熱はまだ奮い立たないでいる。日々の記録の大切さは十分解っているつもりだが、今のアントンKには、こんなお仲間と他愛もない話で過ごす時間の方が心が和み楽しく思えてしまうのだ。
さてEF65PFの話題から、今回最若番の2050号機の運用離脱でブルーになった仲間たちに向けて1枚掲載しておく。アントンKからは、らしく更新前のお姿を・・
1996-06-20 4074ㇾ EF651050 JR東日本/東海道本線:根府川-早川