アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

二軸貨車消滅の危機!~EH10

2021-03-08 19:00:00 | 国鉄時代(カラー)

今週末に迫ったダイヤ改正は、近年の改正の中では変化が大きく、より新陳代謝が進みそうな気配を感じる。その中の一つ、二軸貨車がいよいよ見られなくなりそうだと、知人から教わった。え、まだそんな貨車動いていたの?と思いたくなるが、事業用列車で細々と動いていた貨車たちだそう。いわゆる工事列車(工臨)に使われていた車両らしいのだ。

チとか、チキと呼ばれる貨車で、屋根のない無蓋貨車だ。貨車には昔からトンと興味が沸かず、今頃になって追ってみても仕方がない。アントンKにとっては、この二軸貨車と言えば、走行音の方が慣れ親しみ、懐かしく感じてしまうのだ。現在はコンテナ主流の貨物輸送で、ボギー台車の貨車ばかり。石油輸送のタキでもボギーだから、音的にはさほど変わらない。国鉄時代なら、二軸貨車とボギー車の混結編成は当たり前で、撮影後の走行音が、いつまでも耳に残っていたものだ。

掲載写真は、そんな国鉄時代の二軸貨車が連なった貨物列車。黒い巨体のEH10が長い貨車を牽いて根府川橋梁に入ってきた。まだ残暑厳しい秋の日だったことを思い出す。

1975-09-30     1377ㇾ   EH10 40       東海道本線:根府川-真鶴