現在唯一の定期夜行列車となった特急「サンライズ」。今ではなかなかの人気で指定券が取りづらいと聞く。もともと航空機に対抗して新たなニーズ獲得へ向けて走り出したらしいが、この285系電車も製造から早20年越えとなっている。次なる新たな動きこそまだ聞こえて来ないが、夜行列車という「商品」を今後も大切に育ててもらいたいと切に願いたい。アントンKはというと、山陰まで何度かこの285系電車に乗車した経験が幸いにもあるが、客車列車とは一味違う、独特の世界観はやはり魅力的だった。プライベート空間の充実は素晴らしく思えたし、流れゆく夜景を大きな窓から独り占めできる優越感は最高だった。
ここでは、その285系サンライズ登場以前の、24系25形使用の特急「瀬戸」の晩年の姿を掲載しておく。どっちがお好き?と問われれば、やはりブルトレとなるが、今後客車列車では無理としても、現代の価値観でまだまだ夜行列車は生きていけると思えるのだが・・・
1997-08-10 10ㇾ EF651116 瀬戸 JR東日本/東海道本線:新子安付近