アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

最期まで人気薄だった電機~EF80

2021-02-04 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

国鉄民営化を待たずして消えていった交直流電気機関車EF80。後継であるEF81は未だ現役の電気機関車であり、国鉄型ということだけでも今では大変注目される存在になった。

アントンKが鉄道撮影を始めた1970年代中頃には、現役の電機だけでも多々存在していたから、鉄道ファン、特に機関車ファンでも一点集中とはならず、それぞれ想い想いに楽しめたと思う。撮影するのもよし、間近でじっくり観察し音を楽しむのもよし、といった具合。時には機関士さんから話しかけて来て添乗したことも・・・ま、国鉄時代にはよくあった話だった。

アントンKの経験では、ゴーナナブームの後、必然的にゴハチがファンの間では絶大な人気を誇り、今回掲載するEF80などは同時代の中、粗末な扱いだったように思う。当時からゴハチと同じように興味があったアントンKは、周りの友人達から奇異に思われていたはず。スタイルからすれば、もちろんゴハチを採りたいが、交流も直流もこなす機能美とでも言える屋根回りのメカ、そして独特な走行音は不格好な車体を以てしても魅力的に映っていた。最後のご奉公とばかり、85年のつくば博の臨時仕業に全力を注ぎ、同年静かに消えていったEF80だが、アントンKの中では、思い出の多い好きな機関車なのである。

写真は、常磐線の急行「十和田1号」の推進回送列車。ここ西日暮里は、東北、上信越のみならず、常磐線の列車もやってきて忙しい。とても懐かしい光景になった。

1978-08-13       回202ㇾ  EF8022    急行「十和田1号」