アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ゴハチの角度は特に重要だった~EF58

2021-02-03 16:00:00 | 国鉄時代(カラー)

EF57が引退しても、飽きもせず今度はEF58に会いに行っていた時代の古い画像。まだどう撮りたいのか伝わってこない、今思えばアントンKの習作時代。と言えるのは、何十年も撮影してきたからで、この時は、これでも必死だったと、当時を振り返っている。

例によって始発で自宅を飛び出して現地へ着くも、すでに同業者が数人列を成していたと記憶している。もう少し後ろへ下がりたいと、当時も思っていたと思いたいが、出来上がったこの写真では、いかにも不安定で落ち着かない。やはり写真を撮影する場合、全体のバランスも大事だが、被写体へ対する角度ももっと重要だと、この頃はまだ理解できていなかった。もちろん被写体の角度なんて、人それぞれ好みで違うが、自分にとっての好みが解らず、ただ流されて撮影している気持ちの無い写真になってしまった。

日の出から太陽の日が眩しい冬晴れの日、強い北風に耐えながら、やってきたのは宇都宮区の中でも雑魚の部類の168号機。続く雑形客車にも色の統一感がなく、寄せ集めの編成に思えてしまう。確かに国鉄時代の臨時列車は、大概こんなイメージだったように思い出される。

1978-12-30     回8406ㇾ  EF58168   東北本線:古河-栗橋