このGW前半は、長野から新潟~山形~秋田~青森と時計廻りにJR東日本管内をぐるっと一周してきた。連休に入る前は、数々の遠征に対する弊害が発生し、気持ちの上で出掛ける直前まで安心できなかったが、見切り発車のごとく、未明にはアクセルを踏んでいた。
まずは、この三連休で完全引退となる、しなの鉄道の国鉄型169系電車。最近もう3輌湘南色に塗装を塗り替えて、6両にて運転されるとあって、一度は撮影したかった電車だ。2往復の運転の内、本日は行程の都合で、最初の1往復しか狙えないため、しょっぱなの上りがメインとなる。この日長野は、風はそこそこ強かったが、天気は安定していて、大変清々しい陽気となり、撮影地に色々迷ったが、やはり電柱の内側から1回はやらないと思い色々探し回った。撮影までのしばしの時間、駅前の「かぎもとや」で、大もりを喰い、漬物でお茶を飲み、しばらくぶりの軽井沢を味わう。何だか普段忘れ去られていた少々贅沢な時間を過ごしたように感じてしまった。気を良くして店を出て、早々にカメラを構えると、まもなく踏切が鳴り出し、とても綺麗に整備されている169系が6連で目の前を通過して行った。「急行」の表記も誇らしく見え、やはり6連なら往年を偲ぶに足りるか?
また馴染み深かった電車が一つ消えようとしている。
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2013(H25)-04-27 9602M 急行「志賀」 169系x6 しなの鉄道 : 中軽井沢
Nikon D4 AF-S Nikkor 200-400mm f/4G ED VR II+TC-14BS II
(三脚・脚立 使用)トリミング有り