大型連休が迫ってきたが、この連休に1日だけ限定で、寝台特急「鳥海」が運転されるらしい。もっとも団臨としての運転で、一般客は乗車できないのが、前回の「出羽」と同じ形である。「鳥海」といえば、国鉄時代は、上野-青森を485系1000番代で結んでいた長距離電車特急が思い出深いが、その後、「あけぼの」の補完列車として夜行列車に転身し、ブルトレとして運転が始まった。今回のルートは、上越~信越~羽越~奥羽線経由だから、当時の運転ルートと同じになるが、当時からのダイヤよりかなり遅めに下ってくるようだ。客車は、もちろん24系を使用とのことだが、編成が6連でいささか寂しさを隠せない。ま、夜行列車自体が、貴重で珍しくなってしまった世の中だから、編成の長さまでとやかく言うのは、ヤボな話か。
写真は、現役時代の特急「鳥海」。今回は下りのみの運転だが、写真は、上り列車で上野行きになる。岩木山の山影に隠れそうな夕日を浴びながら、南下する2022レ。現在の「あけぼの」と全く同じルートを走っていたが、列車番号まで現在と同じとは面白い。
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1996(H8)-07-13 2022レ EF81135 鳥海 JR東日本/奥羽本線: 川部-無牛子
Nikon F3P MF Nikkor 300mm f/2.8S RVP+1
(三脚使用)