○10~12月
国立劇場が会場50周年を記念して歌舞伎・文楽ともに「仮名手本忠臣蔵」完全通し公演を年末に企画!
これは観なきゃなのはもちろん、
ついでだからこの年の瀬は落語や講談他でも「忠臣蔵モン」にどっぷり浸かってみよう!と以下を行脚。
<歌舞伎>
○通し狂言 仮名手本忠臣蔵 1~3部 三か月連続完全通し公演 @ 国立劇場
・第一部(10月) 大序 ~ 四段目
大星由良之輔:松本幸四郎 塩治判官:中村梅玉 吉良上野介:市川左団次 他
・第二部(11月) 浄瑠璃 五段目 ~ 七段目
早野勘平:尾上菊五郎 大星由良之輔:中村吉右衛門 斧定九朗:尾上松緑 他
・第三部(12月) 八段目 ~ 11段目
加古川本蔵:松本幸四郎 大星由良之輔:中村梅玉 他
国立劇場開場50周年を記念した特別企画はさすがの忠臣蔵通し公演!
もちろん通しで観るのは初めてとあってフンパツして各部とも前から3列目での完全鑑賞w
両看板である幸四郎・吉右衛門の存在感は相変わらず抜群だが、一部・吉良役の左団次の艶っぽさにホれ、
二部では落語好き視点で五段目・斧定九朗役の松緑に注目w
そして第三部はやはり「天川屋義平は男でござる!」に拍手喝采。
普段かけられることの少ない二段目や八段目もしっかり抑えられて大満足。
でもね、あんまり前の席で観ると演者のいろんなところも見えちゃうんだよねー。
大御所役者が多かったせいか「おじいちゃん忠臣蔵」の印象がどうしても・・・(^^😉
<文楽>
○通し狂言 仮名手本忠臣蔵 @ 国立劇場
・第一部 大序~六段目
・第二部 七段目~11段目
忠臣蔵の本家本元・文楽も通し公演とあってはこちらも当然観なきゃでしょ。
(今年はいったい何度国立劇場に通ってるんだオレはw)
歌舞伎の方で予習バッチリなので筋をしっかり追いながら楽しむ。
九段目・山科閑居の段での「切り場語り」千歳太夫の義太夫は文楽ビギナーのワタクシでも胸に来るものが。
また七段目・祇園一力茶屋の段で由良之輔に足軽の平右衛門が仇討ち参加を願い出る場面では
平右衛門語りの咲甫大夫が単身下座に陣取っての語り!こんな演出もあるんだね~(驚)
咲甫大夫贔屓としても嬉しい限り。
おかる勘平のくだりも筋で観ると切なさや寂寥感が増すねえ、うんうん。
昼夜段通しで主演・由良之輔を操る吉田玉男の貫禄もさすがでした、そして本当にお疲れ様です。。。
「判官切腹の場」は歌舞伎では家臣一同総出演で壮大に描く一方、
文楽は切腹の手順や様式を荘重かつ繊細に人形を操るなど演出の違いを見比べる楽しみも随所に。
それにしても今年はよく国立劇場に通ったなあ。歌舞伎・文楽以外にも声明なんかも聴きに行ったしなあ。
マスコットキャラの「くろこちゃん」はなかなかカワイイんだけど、なんせ黒子だけに存在感薄いイメージ・・・w
<講談>
○12/1 神田松之丞独演会 @ 日本橋劇場
赤穂義士銘々伝 神崎の詫び証文
吉原百人斬り お紺殺し
前回鑑賞時に松之丞に興味を持った才谷屋アニキとご一緒に。
「冬は義士、夏はお化けで飯を食い」な講釈師だけあってこの時期に欠かせない忠臣蔵モノはもちろん、
もう一本も歌舞伎では「籠釣瓶」として演じられている廓モノとあって大好物♪
松之丞はホント聴きごたえあるわあ~。
アニキ、また行こうぜい♪
<落語 浪曲 その他もうなにがなんだかw>
○12/21 忠臣蔵でござる 第一回 紅白根多合戦
白組:柳家喬太郎 三遊亭天どん 春風亭一之輔
紅組:沢村豊子 神田茜 玉川奈々福 柳家こみち
恒例「忠臣蔵でござる」企画も今回は紅白に分かれてネタ合戦!
曲師の大御所・沢村豊子師匠の熱唱や天どん&一之輔によるグダグダ漫才etc・・・
こんなのもたまにはいいですなw
こみち 四段目
喬太郎 聖夜の義士
茜 スキスキ金右衛門さま
小満ん 山岡角兵衛
漫才 天どん 一の輔
奈々福 赤垣源蔵 徳利の別れ
紅組 俵星玄蕃 熱唱!
<講談 浪曲>
○12/25 第十回 玉川太福 神田松之丞 二人会 @ 内幸町ホール
一連の忠臣蔵シリーズも〆はXmasに講談&浪曲でファイナル!
(我ながらよくここまで通ったなあ(^^;))
この日は日中に所用で両国へ。ならばと本所の吉良邸跡と大高源吾の歌碑も探訪!
その後向かったこの会で・・・なんと
松之丞 安兵衛高田馬場駆付け
太福 (*)
太福 不破数右衛門 芝居見物
松之丞 大高源吾 両国橋の別れ
トリの松之丞が大高源吾モノを!
「年の瀬や水の流れと人の身は明日待たるるその宝船」の句ははもう忘れられません。
(*)30俵3人扶持の貧乏御家人が年末の始末をするためかつての同僚に借金を申し込もう書状を認め使用人に託すも、
粗忽者の彼が届けた先はなんと伊達家62万石・・・・な内容。
初めて聴く噺だったけどすごく良かった!題名をご存知の方ぜひ教えてくださいませ。
ハマっている松之丞はもちろん、数年ぶりに聴いた太福もすごくよくなっていてビックリ。
浪曲師の声が出来てきてたねえ~(^^)
そして公演終演後に入ったコリドー街某店の店員さんの名前が「大石」さんだったというオチで
年の瀬の忠臣蔵鑑賞シリーズも幕としようかと・・・おあとがよろしいようで~(^^;)
最近は地上波TVでも放映されることが少なくなった忠臣蔵だけど、
300年に渡って語り継がれる忠義の物語は日本人の琴線を揺さぶる傑作だと再認識。
外伝や銘々伝は未見のものがまだ沢山あるし、これもライフワークのひとつにしていきたいなあ。
来年の年の瀬もまたやろうかな?w
国立劇場が会場50周年を記念して歌舞伎・文楽ともに「仮名手本忠臣蔵」完全通し公演を年末に企画!
これは観なきゃなのはもちろん、
ついでだからこの年の瀬は落語や講談他でも「忠臣蔵モン」にどっぷり浸かってみよう!と以下を行脚。
<歌舞伎>
○通し狂言 仮名手本忠臣蔵 1~3部 三か月連続完全通し公演 @ 国立劇場
・第一部(10月) 大序 ~ 四段目
大星由良之輔:松本幸四郎 塩治判官:中村梅玉 吉良上野介:市川左団次 他
・第二部(11月) 浄瑠璃 五段目 ~ 七段目
早野勘平:尾上菊五郎 大星由良之輔:中村吉右衛門 斧定九朗:尾上松緑 他
・第三部(12月) 八段目 ~ 11段目
加古川本蔵:松本幸四郎 大星由良之輔:中村梅玉 他
国立劇場開場50周年を記念した特別企画はさすがの忠臣蔵通し公演!
もちろん通しで観るのは初めてとあってフンパツして各部とも前から3列目での完全鑑賞w
両看板である幸四郎・吉右衛門の存在感は相変わらず抜群だが、一部・吉良役の左団次の艶っぽさにホれ、
二部では落語好き視点で五段目・斧定九朗役の松緑に注目w
そして第三部はやはり「天川屋義平は男でござる!」に拍手喝采。
普段かけられることの少ない二段目や八段目もしっかり抑えられて大満足。
でもね、あんまり前の席で観ると演者のいろんなところも見えちゃうんだよねー。
大御所役者が多かったせいか「おじいちゃん忠臣蔵」の印象がどうしても・・・(^^😉
<文楽>
○通し狂言 仮名手本忠臣蔵 @ 国立劇場
・第一部 大序~六段目
・第二部 七段目~11段目
忠臣蔵の本家本元・文楽も通し公演とあってはこちらも当然観なきゃでしょ。
(今年はいったい何度国立劇場に通ってるんだオレはw)
歌舞伎の方で予習バッチリなので筋をしっかり追いながら楽しむ。
九段目・山科閑居の段での「切り場語り」千歳太夫の義太夫は文楽ビギナーのワタクシでも胸に来るものが。
また七段目・祇園一力茶屋の段で由良之輔に足軽の平右衛門が仇討ち参加を願い出る場面では
平右衛門語りの咲甫大夫が単身下座に陣取っての語り!こんな演出もあるんだね~(驚)
咲甫大夫贔屓としても嬉しい限り。
おかる勘平のくだりも筋で観ると切なさや寂寥感が増すねえ、うんうん。
昼夜段通しで主演・由良之輔を操る吉田玉男の貫禄もさすがでした、そして本当にお疲れ様です。。。
「判官切腹の場」は歌舞伎では家臣一同総出演で壮大に描く一方、
文楽は切腹の手順や様式を荘重かつ繊細に人形を操るなど演出の違いを見比べる楽しみも随所に。
それにしても今年はよく国立劇場に通ったなあ。歌舞伎・文楽以外にも声明なんかも聴きに行ったしなあ。
マスコットキャラの「くろこちゃん」はなかなかカワイイんだけど、なんせ黒子だけに存在感薄いイメージ・・・w
<講談>
○12/1 神田松之丞独演会 @ 日本橋劇場
赤穂義士銘々伝 神崎の詫び証文
吉原百人斬り お紺殺し
前回鑑賞時に松之丞に興味を持った才谷屋アニキとご一緒に。
「冬は義士、夏はお化けで飯を食い」な講釈師だけあってこの時期に欠かせない忠臣蔵モノはもちろん、
もう一本も歌舞伎では「籠釣瓶」として演じられている廓モノとあって大好物♪
松之丞はホント聴きごたえあるわあ~。
アニキ、また行こうぜい♪
<落語 浪曲 その他もうなにがなんだかw>
○12/21 忠臣蔵でござる 第一回 紅白根多合戦
白組:柳家喬太郎 三遊亭天どん 春風亭一之輔
紅組:沢村豊子 神田茜 玉川奈々福 柳家こみち
恒例「忠臣蔵でござる」企画も今回は紅白に分かれてネタ合戦!
曲師の大御所・沢村豊子師匠の熱唱や天どん&一之輔によるグダグダ漫才etc・・・
こんなのもたまにはいいですなw
こみち 四段目
喬太郎 聖夜の義士
茜 スキスキ金右衛門さま
小満ん 山岡角兵衛
漫才 天どん 一の輔
奈々福 赤垣源蔵 徳利の別れ
紅組 俵星玄蕃 熱唱!
<講談 浪曲>
○12/25 第十回 玉川太福 神田松之丞 二人会 @ 内幸町ホール
一連の忠臣蔵シリーズも〆はXmasに講談&浪曲でファイナル!
(我ながらよくここまで通ったなあ(^^;))
この日は日中に所用で両国へ。ならばと本所の吉良邸跡と大高源吾の歌碑も探訪!
その後向かったこの会で・・・なんと
松之丞 安兵衛高田馬場駆付け
太福 (*)
太福 不破数右衛門 芝居見物
松之丞 大高源吾 両国橋の別れ
トリの松之丞が大高源吾モノを!
「年の瀬や水の流れと人の身は明日待たるるその宝船」の句ははもう忘れられません。
(*)30俵3人扶持の貧乏御家人が年末の始末をするためかつての同僚に借金を申し込もう書状を認め使用人に託すも、
粗忽者の彼が届けた先はなんと伊達家62万石・・・・な内容。
初めて聴く噺だったけどすごく良かった!題名をご存知の方ぜひ教えてくださいませ。
ハマっている松之丞はもちろん、数年ぶりに聴いた太福もすごくよくなっていてビックリ。
浪曲師の声が出来てきてたねえ~(^^)
そして公演終演後に入ったコリドー街某店の店員さんの名前が「大石」さんだったというオチで
年の瀬の忠臣蔵鑑賞シリーズも幕としようかと・・・おあとがよろしいようで~(^^;)
最近は地上波TVでも放映されることが少なくなった忠臣蔵だけど、
300年に渡って語り継がれる忠義の物語は日本人の琴線を揺さぶる傑作だと再認識。
外伝や銘々伝は未見のものがまだ沢山あるし、これもライフワークのひとつにしていきたいなあ。
来年の年の瀬もまたやろうかな?w