広域指定爆笑団・全日本茨咲連合会

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トークイベント「秋田県の遊郭跡を歩く」 で日本の将来を考える?!

2016年12月18日 | 秋田探訪部
○12/18(日)

いつも秋田でお世話になっている・小松クラフトスペースの若旦那こと小松さんが10月に刊行された「色街調査紀行 秋田県の遊郭跡を歩く」
発売記念トークイベントが東京で開催!これは行かなきゃでしょ♪
(ちなみにチケットは発売開始5分でSOLD OUTだったそうな。遊郭もムーブメントが来てる⁈)

会場は吉原に唯一残る老舗料亭。テーマにピッタリの場所ですな ^^

ここへ向かう時の「JR鶯谷駅からタクシーに乗り吉原交番まで」なルートをまさかヨメ同伴で辿る日が来るとはね・・・
(思い当たるフシのある男性諸氏だけ笑ってくださいw)

小松さんセレクトの秋田地酒&つまみをいただきながらのトーク開始。
本編は休憩をはさみ二部構成で、院内・湯沢・土崎・秋田・大久保・五城目・阿仁・大館・・・
など本でも紹介されている秋田各地の遊郭跡を南から北上する順序(だったのかな?)で、
各所の歴史的背景・考察や取材にまつわるエピソードなどを盛りだくさん。
本には掲載されなかった秘蔵写真もふんだんに紹介されプレミア感も満載w。

以前に取材に同行する形でご一緒させてもらった五城目の料亭「鯉里」にまつわるエピソードの数々は
何度聞いてもいいねえ。こちらにはまた行ってみたいなあ。
(他にも湯沢「石川」さんなど現在は料亭・旅館などとして利用可能なお店も本書に紹介されてますので
興味ある方はぜひ・・・っていうかオレもぜひ行かなきゃ!)

他にも秋田市内の歓楽街にまつわる各種エピソードなども当時の写真なども豊富で大変オモロ。
今度訪問したら跡地巡りでもしてみたいモンです、川反探訪してえ~!w


しかし全ては「かつて」のお話。
当時の繁栄からはや半世紀以上が経過し現在ほとんどの関係者が物故しまた跡地も当時の面影すら失っている中で、
よくぞこれだけのフィールドワークを成しえたと感嘆する。
「遊郭」というフィルターを通した筆者の故郷・秋田への想いと見識がなせる業であろう。

更に本書は「秋田県の少子高齢化問題」を底流テーマに据えているということだが、これは日本全体にも確実にあてはまることである。
人間の業の象徴とも言える「遊郭」の変遷に関心を持つことが図らずも未来を見据えるということだということに
少しだけ気づかされたひと時だったなあ・・・・
なんて柄にもないお固い事も考えつつ(場所柄だけにカタくなります(笑))、秋田への関心も更にマシマシとなった2時間でした。

「小松さんの語る遊郭話」がやっぱり好きなんだなあ、オレ。
また個別教授もお願いしまーすw


終了後は恒例?ミーハーな記念撮影

秋田の伝統郷土玩具「八橋(やばせ)人形」を手に。
花魁・花持ちの人形とは珍しや!

そして今回のイベントを企画され、また本書の写真を担当されている共著者でもある
カストリ書房店主・渡辺さんを中央に3ショットも。

来年4月にオープンする「銀座 蔦屋書店」では遊郭関連書棚をプロデュースされるそうな!
書店内での花魁道中企画、ぜひ実現させてくださいw

小松さん 渡辺さん>
素敵なひと時をありがとうございました。またこんなイベントをぜひ!

そうそう。
参加されてた皆さんが意外と若い&女性が多いのにもビックリ。やっぱ「遊郭」キテるね♪



イベント参加特典・各種営業免許(レプリカ)


こちらは購入した秋田各地の酒造ラベル(本物)これはレア!



○おまけ
小松さんがトーク中に紹介された「油谷(あぶらや)コレクション」
http://aburaya-collection.or.jp/
よくもまあこれだけのガラクタ・・・じゃないw、「民具」を集められたと感心しますね。
ディープ秋田を堪能するためにはこちらもぜひぜひ訪れてほしい所ですな(笑)