広域指定爆笑団・全日本茨咲連合会

カヤック・スキー・スキンダイブ・落語・お酒に目が無い「いばさく」のBlog。
一目見たらあなたも立派な構成員?!

師匠噺/四派饗宴 渋谷に福来たるSPECIAL~ [落語]

2012年03月02日 | 落語・演芸部
3/2(金) 久々の落語。

落語は気がつけば正月の『志の輔inPARCO』以来2カ月ぶり。
最近結構マジメに働いてたんだな、オレ(笑)

ってことで本日はコチラ!
毎日新聞社落語会 渋谷に福来たるSPECIAL~落語フェスティバル的な~
<師匠噺/4派饗宴>
会場:渋谷区文化総合センター大和田/さくらホール

前座  牛ほめ    春風亭昇太 
二つ目 犬の目    三遊亭兼好 
    ねずみ穴   立川 生志
~仲入り~
    蛇含草     兼好
    ストレスの海  昇太
    笠碁     柳亭 市馬      
      

毎日新聞社が主催するこの落語会。
この週末にはスペシャルと称して渋谷にて26人の売れっ子落語家を集め9つの落語会を一挙開催!
その一つ、この「師匠噺」の会は
『師匠直伝の噺を、4派(協会・芸協・立川流・円楽一門)を代表する噺家が演じる』内容。



まずは昇太師が『前座』として出囃子もなしでいきなり登場し
「えー落語にはおなじみの登場人物がおりまして・・・」
と「いかにも前座的な喋り」で幕を開けたので会場がどよめきの後、大爆笑。
そして演目は師・柳昇より稽古を受けたという「たった二つの噺(笑)」のうちのひとつ『牛ほめ』。


次は二つ目役?な兼好師。
微妙なポジションを演じるのに苦労したそうだが師・好楽から教わったという『犬の目』を。
好楽師は先代正蔵、五代目圓楽の二人の大看板を師とした「林家&三遊亭ハイブリッド」でもあるので
その直伝ネタは大いに貴重。



中入り前には立川生志師が。ここから真打ちとしてフツーに登場です(笑)
談志師自身のお気に入りネタでもあった『ねずみ穴』を熱演。
本日のラインナップの中では異色ではあったが、これまた秀逸。
生志師も久々に拝見したけど、ずいぶん『真打ち』らしくなってきてたなー。
噺ももちろんヨシ!

中入を挟んで再び登場の兼好師は、今度は真打ちとして(笑)『蛇含草』。

次の昇太師は代表作『ストレスの海』を。
こちらは師・柳昇が原稿に赤入れをしてくれた際、読むと全然面白くないのが
師が演じると爆笑・・・柳昇の『フラ』の凄さが懐かしいなあ。



トリは市馬師が登場し、師である人間国宝・五代目柳家小さんの18番『笠碁』を。
あの独特の間のとり方はしっかり受け継がれてますなあ(^。^)



もちろんそれぞれマクラでは『師匠噺』をふんだんに。もちろん大いにオモロ。


演者はもちろん、それぞれの師の面影(好楽師は存命だけど(笑))を思い出しつつ、
ダブルで楽しめる一夜。