広域指定爆笑団・全日本茨咲連合会

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いばさくのカヤック履歴書⑨ 御岳デビューは雪の中<伝説の沈脱11回!中編>

2009年10月01日 | カヤック履歴部
から続く。



雪の吹き荒れる極寒の2003年冬、
初・御岳DRを放水口から漕ぎはじめたいばさくの運命やいかに


放水口から20m経過。
「えー!!こんな激流(笑)初めて・・・こんな危ないとこ漕ぐの

すっかりビビりモード

それどころか
「こんな急流・・・・これは『漕いではいけないところ』なんじゃないですかもしかしてクリークなの」な
警告(誰に?)モード


そんなオイラの自主規制願望?に構わず、HIDEさんはどんどん下る。
仕方なく強制的に『自主規制解除』でついていく

このとき
「えーっ、ベビトラって「クリーク」もやる集団だったんだあ・・・
とか思っていたような(アホ)。


さらに最初の瀬「カップスター(←当時は名無し。後にベビメンバーによって『カップスター』と命名される)」
横のエディに到着すると
HIDEさんはエントリーを繰り返し、サーフィン&スピン練習を始めた。

それまで瀬での練習らしい練習などしたことのなかったオイラ。
『これがロデオの練習方法か!』と、ビビりモードから一転して感動モードに


(今までなにを考えてたんだろ


さあよしオイラもやってみよう


見よう見まねで、続いてエントリー。


(*)・・・・サーフィンすら出来ない。

当たり前だ。ちゃんとやったことないんだから


お約束のように、エントリー→速攻でバウを喰われて沈(上沈も多数)。
→緊張でロール上がらず→沈脱



でも当時はガッツがあったので、そそくさとセルフで岸につけ上陸

担ぎあがって再エントリー


(*)に戻る、の繰り返しを延々続ける(笑)。



今だったら、この時点で速攻で逃げ帰ってるな・・・



そんなブザマな様をを続けてると、HIDEさんもよほど気の毒に思ったのか
(でもレスキューはまったくしてくれなかったが)、
軽く切り上げてサクサクDR再開。






ポーテージや下見などまったくナシ。ルートなどの説明もほとんどナシで
どんどんススム。
<こんな危険なDR、今のベビトラでは絶対にやってないからね!


そして御岳の核心部へ。
今思うと奇跡的だが、三つ岩やハッカケはノー沈で無事クリア!





しかし途中、小さいスポットで遊ぶHIDEさんに続いてオイラもエントリー。
すると沈→脱、のパターンを繰り返す。






そうこうしてるうちに、
当時御岳でアツいスポットだった「沢井(「便所下)」へやってきた
FSカヤッカーの姿多数。
(この時、ここでわらぼうしせんしゅにも初めて会ってんだよな(たしか))


ここではもちろんHIDEさんもガツガツ漕ぐ。


オイラも必死にエントリーするが当然・・・沈脱の連続。

もう開き直っちゃってるから泳ぐのはいいのだが…ああ、寒いっっっ(震)


震えが止まらなくなってきた13時過ぎ、神のお助けか
昼食のために寒山寺は「ままごとや」にて温かいおそばをとることになり休憩へ。
(当時はこれがベビDRの定番コース)






ちなみに、この時点でトータル「10脱

おまけに雪の降る極寒の御岳で、この驚くような軽装備



当然ながら、奥歯のガタガタ&全身の震えが止まらない・・・



もう「ギブしたくて仕方なかったが
HIDEさんに聞けば『まだゴール(軍畑)まで数キロはある』とのこと


(ここで上がることも出来ることなど当時は知るはずも無く)、
考えた末に、「ある」覚悟を決める・・・





その覚悟とは?
体温維持のためにやむを得ず「沢の井」を熱燗で2合ほどあおることにしたのだ

*こんな最低な行為、みなさんは決してマネしないでください
(誰もマネせんかこんなアホな自殺行為


ぐびぐび・・・

(決して酒が飲みたかったワケじゃないんだが)
冷えたカラダのすみずみまで、熱燗がしみわたる

あ゛あ゛~ぁ、熱燗ってキクなあ!
・・・と心から思った瞬間。

い、いや、そうじゃなくって
『体に体温が戻ってくる感じだ・・・』
なんとかここで生気を取り戻す。



こうして酒の力も借りて
雪の勢いの増すばかりの御岳DR後半戦へ挑むいばさくであった。

さあ、ほろ酔いモードで「ミソギ」へ突入か





~次回・最終回予告~
「⑩御岳デビューは雪の中・伝説の沈脱11回!<後編>」

とりあえず次回でこの「履歴書」連載も一区切りとしたいと思います。
(「なぜあと一回しか沈脱しないの?」の謎も次回明らかに)

感動のラストをご期待あれ~