目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

衝撃のパン弁当と二俣山

2012-03-17 | 山行~尾瀬・栃木・茨城

標高 570m(南峰;行ってないのだが) 栃木県

2007年3月12日(月) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 12:05林道岩淵線入ってすぐの空き地(駐車)12:15--13:05二俣山北峰(昼食)13:40--14:00空き地

休暇村日光湯元に泊まり、7:30に朝食会場へ行く。早朝の雪が舞っている、まさに雪見風呂はオツだったが、この時点でも降り続いていて、ちょっと不安がきざしてくる。温泉たまごと洋食メニューをたらふく食べ終えたあとも状況は変わらずだった。挙句には強風までもが吹き荒れてきて、窓の外はどう見ても吹雪。山の神とこれはあかんと。予定していた戦場ヶ原スノーシューは急遽取り止めにし、下界の低山ハイクに切り替えた。

宿を9:30にチェックアウトし、車の雪おろしをしていざ出発。いろは坂にさしかかると、安全運転中ののろのろバスが目の前に現れ、ストレスをためながら移動することになった。日光道に入り東北道のインターに近づくと、雪は止んで青空がのぞき始め、快適な低山ハイクの期待がふくらんでいった。鹿沼ICで高速を下り、市街地を抜ける。石裂(おざく)上日向線に入り、そのまま突き進んでいくと、石裂山加蘇神社という場所に来ていた。ここはどこだと、近くにいた工事作業中のおじさんに道を聞くと、明らかに目的の分岐を通り越して来てしまっていた。時間を気にしながら、一路来た道を戻った。

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左:林道岩淵線入ってすぐの空き地に駐車 右:未舗装の林道をあがっていく

戻りながら、開けた場所に下久我岩の下バス停を見つけ、林道岩淵線に入る。登山口まで林道を上がっていくつもりでいたが、途中で伐採中につき通行止めの標示が出ていた。しかたなく、手前の空き地まで戻り、そこに車を置いた。

12:15林道を歩き始め、いったんは車で上がった通行止め地点まで上がる。

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左:林道右手は皆伐されていて、みごとにハゲ山 右:林道から左手の登山道に入る(復路で撮影)

しばらくすると、木が伐採されて、山がまるはだかになっているところに出た。木がまったくないので、日当たりは抜群にいい。林道の終点から登山道に入る。すぐさま日陰の樹林帯の中に入っていく。そして延々と続く急登だ。しかも冷気がたまっていて、冷凍庫に放り込まれたようになり、ぶるぶる震えながらの登高となる。

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左:NHKの送信所を越えた北峰手前。山の神は花粉よけマスク装着中 右:北峰山頂の祠

冷凍庫の中を上り切ると、NHKの中継送信所が出てきた。山頂はもう目と鼻の先だ。建屋を回り込んで、北峰の祠に着いた。そこからの眺めはまずまずで、鹿沼の街を遠望できる。手前には田んぼが整然と区画されているのが見える。

001img_0594_2 鹿沼市街地

時間はすでに13:00を回っていた。おなかが空いていて、さっそく休暇村でつくってもらった弁当の包みを解いた。中から現れたのは超シンプルな「いでたち」のパン君たち。受け取った時点であまりの軽さに中身を確認して、激しい衝撃を受けていたのだが、改めて見ると、やはりすごい。このシンプルさは何だ!  バターロール2つと、プチフランスパン2つ。申し訳程度にイチゴジャムとマーガリンが添えられている。マジっすか。

朝食のおかずの残りものを詰めてくれていると思っていたのだが、その予想は大幅にはずれたわけだ。そもそもが、弁当はつくれないといわれたのだが、スタッフの誰かがパン弁当ならご用意できますよとのたまったので、お願いしたのだ。戦場ヶ原スノーシューをやめたので、途中でコンビニに寄り、レトルトカレーときゅうりの漬物を購入し、パン弁当オンリーという事態は避けられた。

002img_0598 パン弁当¥500

いまだに、これを越えるしょぼい弁当は見たことがない。山の神ともども一生忘れない笑撃のネタとして記憶にとどめられることであろう。ホントに。

食べ終えると、とたんにまた寒さが身にしみる。体の芯から冷えてくる。キレットを越えて南峰に行くのはやめて、即下山態勢に入る。西斜面はまた冷凍庫に放り込まれたような寒気に包まれていた。スピードアップして一気に下り、林道に出て、愛車には14:00にたどり着いた。

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コメント
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