目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

節分草と四阿屋(あずまや)山

2012-03-25 | 山行~奥多摩・奥武蔵

02img_5742_3標高 771.6m 埼玉県

2012年3月20日(火・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:40節分草園第2駐車場--節分草園--第2駐車場9:15--9:23道の駅両神温泉薬師の湯9:40--9:45薬師堂--9:57観景亭10:05--10:25ピーク10:35--11:30四阿屋山山頂11:35--12:10福寿草園地(昼食)12:40--13:45道の駅

今日は秩父の低山。山の神の膝の不調あがりでもあり、短めのコース設定だ。久々の山行で、浮かれ気味に5:40頃家を出発した。コンビニで買出しをし、いつの間にかリッター¥150にまで値上がりしたガソリンを満タンに入れ、高速へと向かう。秩父方面に行くときは、だいたい下の道を使っていたのだが、今回は高速で花園インターまで行き、そこから長瀞を抜けて、一路西へと走ることにした。

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左:節分草園。白い点々が節分草の花 右:節分草園沿いに歩いていたら見つけた名前不詳の花

8:40節分草園の駐車場に到着した。車の外に出ると、意外に寒く、体感気温は厳冬期なみに低い。節分草園の入り口で入園料¥300を支払い、園内に入る。今年は春の訪れが遅いから、思ったとおり花は終わっておらず、まだ可憐に咲き誇っていた(写真冒頭と左上)。節分草の大群落を目の前にしてパチリパチリやっていると、撮影に余念がないのは自分だけではなかった。カメラ片手の人がそちこちにいて、なかには三脚を立て、一眼レフを構えている本格的な人もいた。でも、結構地味なんだな、この花。背丈があまりなく、小さい白い花だから、登山道の傍らで咲いていても、気づかずに通りすぎてしまうようなそんな花なのだ。

園内から出て、駐車場に戻ろうと、歩道に出ると、傍らに名前のわからぬやはり白い小さな花が咲いていた(写真右上)。家にある図鑑には出ていなかった。野草図鑑でもめくらないと載っていないか。

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左:道の駅両神温泉薬師の湯 右:観景亭

節分草園から道の駅両神温泉薬師の湯に移動する。まだ温泉施設が営業を始める10:00前のせいか、駐車場はがらがらだった。駐車している車は、トレッキングの人の車が主なのかもしれない。道の駅を出て、左へ道なりに行くと、高台に観景亭が見える。中国山西省との友好の証として建てられた。

観景亭が見えるとすぐに薬師堂がある。拝殿には絵馬がかけられていて、「め」そして裏返しの「め」という文字が並べて刻まれている。何だろうと、願いごとを勝手に読んでわかったが、刻まれた2つの「め」は「両眼」を表していて、眼病平癒や視力回復のご利益を授かろうと皆お参りしているのだ。

001img_5750 薬師堂。目にご利益がある

薬師堂の横の車道を上がっていくと、右手に中華門が現れる。そこから梅を愛でながら観景亭に上がる。地元の方だろうか、そこでくつろいでいる年配の方がいた。山の神と私も、着くなり腰掛けてお茶休憩にする。丘の上なので展望は良好で、麓にある国民宿舎両神荘や、視線を上げれば両神山が望める。

ここから登山道に入り、鳥居山コースをたどる。葉が落ちた冬枯れの道を進んでいくと、ど~んと急な上りになる。ピークに着くと休んでねとベンチが置かれていて、勧められるがままに休憩した。だれもいなくて静かだ。そのピークからいったん下った後は、ひたすら急な上りに耐えるのみだ。道標がいくつも出てくるが、「あずまや山」の表示に従い、その方向へぐんぐん高度をかせいでいく。

003img_5770 両神山を望む

そのうち杉林の中に両神神社奥社が現れた。道中の無事を祈ってから、奥社を回りこんでいくと、向こうから登山者がやってくる。早くも下山のようだ。山頂への直登コースは、閉鎖されていて、トラバースするように道がつけられている。まもなく、鎖場にさしかかった。山の神と私は、休まずそのまま山頂へとまっしぐらに進んだ。

鎖場に突入すると、年配の夫婦や若者グループ等、大勢の登山者とすれ違う。鎖場があると敬遠して人は少ないのかと思いきや、それにも増して、コースタイムも短いし、お花はあるしで、手ごろな山と感じている人が多いというのが実情のようだ。11:30山頂に到着する。狭い山頂で、銀行のキャッシュコーナーみたいに入れ替わり立ちかわり登山者が訪れる。山頂からは、両神山がよく見える(写真上)。

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左:四阿屋山山頂 右:山頂直下は鎖場。山の神も一苦労

11:35下山開始。鎖場では上ってくる人が意外に多く、時間を費やした。両神神社奥社から階段を下っていくと、その先には福寿草園地がある。予想通りまだ咲いていた。節分草と比べれば、色がついているだけに、もう格段に華やかで、気分も華やぐ。

この園地のすぐ手前まで、車で上がって来られるので、家族連れのハイカーや観光客が大勢いて、お弁当を広げていた。山の神と私もここで昼食にした。園地にあった展望台からは、秩父の盟主、武甲山や、その右隣に大持山、小持山が見えていた。

 

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左:福寿草 右:中央でとんがっているのが武甲山、右隣に大持山・小持山

福寿草園地に隣接して、ロウバイ園地がある。しわしわのも混じっていたが、まだロウバイの花が残っていた。ホント今年は寒いからね。まだ花が咲いている。

車道にいったん出て、駐車場を越えて登山道に入る。13:45道の駅にもどった。温泉に浸かってゆっくりするよりも、さっさと帰ろうと、帰途につく。下の道を移動して、圏央道の狭山日高インターから高速に上がったのだが、事故渋滞が発生していた。情報が錯綜していて、2度目の表示で渋滞時間が短くなったので、収束かと判断してそのまま走っていったら、まったく逆で最新の表示がなされていないだけだった。実際はどんどん延びている真っ最中だった。このまま進むとすぐに駐車場状態になるなと、八王子インターで下りた。しかし、下の道も似たようなもので、あっちでも渋滞、こっちでも渋滞にはまり、結局そのまま高速にのっていたほうが早かったんじゃと思わせる長時間ドライブになってしまった。

コメント
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