目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

飯綱山

2011-04-13 | 山行~信越

標高 1917.4m 長野県

2001年4月28日(土) 晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 中社8:40--(川中島バス)--飯綱登山口9:00--9:30山道に入る--9:50普賢菩薩10:02--10:27駒つなぎの場10:31--10:55天狗の硯岩--11:22分岐--11:50飯綱山頂(昼食)12:50--13:55萱ノ宮付近14:00--14:50戸隠神告げ温泉

前泊は、国民宿舎の旅館横倉。併設されている蔵の喫茶店は味わいがあっていい。宿の朝食は7:00からで、早めにお出かけしたい人にはありがたい時間設定だ。山の神と私もその恩恵に預かって、早々に朝食をとって宿を出る。中社のバス停から川中島バスで、飯綱登山口へ移動した。9:00歩き始める。

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左:不動明王 右:普賢菩薩

林道を歩いていくと、30分ほどで山道に入る。そこからは石仏が次々に現れ、われわれを出迎えてくれる。全部で13体あるうち、まずトップバッターは不動明王。火炎を背負った憤怒の形相ではあるが、小さくてかわいらしい。歩き始めて小一時間、4番目の普賢菩薩の下で、休憩にした。さすがゴールデンウィークだけあって、後から登山者は続々と登ってくる。 その一人に山の神との写真を撮ってもらう(写真は割愛)。この山は200名山に入っていて、しかもコースもよく整備されているから、余計人が多いのかな。

山の神と次の石仏は何だ、次はそろそろかと、楽しみながら登っているうちに、瞬く間に駒つなぎの場に到着した。たしかに名前どおり、馬を休めるにはちょうどいい場所のようだ。第11番目の石仏、阿�罠如来(あしゅくにょらい)が傍らにある。聞いたこともない名前の如来だが、この地ではメジャーなのだろうか? 水分補給してすぐ出発する。

13番目のトリ、虚空像菩薩で石仏群は終了した。10:55天狗の硯岩を通過。

01p4280497 分岐

11:22南登山道から稜線に上がる(上の写真)。見晴らしは最高で、まばらに雪がついている戸隠連峰や、真っ白な峰を連ねている北アルプスを展望できる。文句なしの壮観。

001p4280498 遠くに北アルプス

視界を右へ右へと移していくと、戸隠連峰の端っこに高妻山も見える(左下)。

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左:高妻山 右:飯綱神社付近の石仏

飯綱神社付近に来ると、かなり雪深い。後から来た年配のおじさんいわく、今年は雪が多いから飯綱神社がほとんど雪の下だ。ほら、あそこ、と指をさすが、なんだかよくわからない構造物がちょっぴり顔を覗かせているだけだった。近くに石仏があって、唯一神社の存在を匂わせていた。

002scan021_2 登山者でにぎわう飯綱山山頂。山の神と

05scan022_211:50飯綱山山頂に到着。山頂を示す巨大な標柱に圧倒される。順番を待って記念撮影。近くにいたおじさんに撮ってもらったが、写真の半分が空になっていてショックを受けた(上の写真はトリミング済み)。それはさておき、山頂は大勢の登山者でにぎわっていた。ちょうど昼時だから、ガスを使って、お湯を沸かしているパーティや、もうすでにビールをあおっているパーティもいる。雪が残っているわりには、寒くはなく、心地いい気候。まさに行楽日和というやつか。宿で作ってもらったお弁当を食べて、12:50下山開始。

帰りは、西登山道をたどる。分岐から尾根筋を中社に向けて下っていく道だ。なかなか快適。でも、雪面に残る踏あとは少なく、意外に歩かれていない。

萱ノ宮あたりで5分ほど休憩していると、サクサクと歩いてきた夫婦に追い抜かれた。早い! 早く温泉入りたいなと山の神と会話しつつ、われわれもその夫婦に負けじとサクサク歩きを敢行する。林道に出て、14:50ようやく戸隠神告げ温泉「湯行(ユニーク)館」に到着した。地元旅館宿泊で¥50割り引き、¥550だった。湯上りに生ビールでのどを潤し、今宵の宿、旅館横倉に再び戻った。   

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上田・太郎山

2011-04-09 | 山行~信越

太郎山 標高 1,164.3m 長野県

2009年4月12日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:05太郎山裏参道駐車場直下のスペース9:20--9:38表参道登山口--10:10太郎山神社鳥居上部の祠10:20--(朱の鳥居、太郎山神社)--11:00太郎山山頂--11:05神社の展望台(昼食)12:10--13:00裏参道登山口--13:10駐車スペース

上信越道、東部湯の丸SAで最終休憩し、上田菅平ICで下りる。太郎山の登山口までのアクセスは短い。桜がきれいに咲き誇っている里の道を抜け、あっという間に裏参道の駐車場に到着した。しかし、1台1台がゆったりと贅沢にスペースを使っていることもあって、満車状態。とめる余地はない。少し下ったところに若干の駐車スペースがあり、そこに車を置いて出発した。

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左:裏参道駐車場直下のスペース 右:表参道登山口

まずは、車道を下る。表参道から登り、裏参道へ下るからだ。車道の分岐には大きな案内板が設置されているので、迷う心配はない。9:38表参道の登山口に着いた。近辺には強引に路駐している車が何台かあった。おそらく表参道をピストンで登るのだろう。

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左:上信越道 右:冬枯れの登山道

階段を上がっていくと、上信越道のトンネルが見える。出発してから、異様な高音が響いていたが、すべてはここが音源だった。トンネルを車が通過するたびに鳴り響くのだ。この場所はトンネルの穴が4つあって、もっとも音が共鳴する場所のようだ。地元の人は苦痛だろうなあ。

表参道登山口から、しばらく急な上りであると、ガイドブックやHPには書かれていたが、それほどでもない。4月ではあるが、道は青葉なし、新緑なしで、冬枯れた様相。冷たい風が駆けぬけていく。下界は桜満開で春爛漫というのに、山は春まだ遠しといった感じだ。

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左:太郎山神社、裏参道側の鳥居 右:太郎山神社の朱塗りの大きな鳥居

ガイドブックどおり急な上りが出てきて、年配の単独ご婦人に追いつく。10:10古そうな鳥居が登場し、それを越えてすぐのところにある祠で休憩する。ちょっとしたスペースがある。この鳥居から30分ほどで、朱色に塗られた大きな鳥居に着く。そしてまもなく、太郎山神社の社殿が見えてくる。ここも金時山のように、何回登山という札が社(やしろ)内に掲げられている。参拝して、山頂には11:00に到着した。

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太郎山山頂。小さなお地蔵さんがたたずんでいた

太郎山山頂は小広い芝生地だった。人っ子ひとりおらず、展望もなく寂しいかぎりだった。山の神ともども、つまらないので、すぐに太郎山神社の展望台へ下りた。

この展望台は非常に眺めがよく、千曲川や上田の市街地が見渡せる。ジモティとおぼしき家族連れや年配の夫婦、単独行の方々が参集していて、山頂とは打って変わって、にぎわっている。指差しながら、あそこは何、そこは何と言って、盛り上がっている。かたわらでは、おにぎりをほおばっている人も。でも今日は上田の街では桜祭りだから、これでも太郎山は普段よりだいぶ空いてているのかもしれない。

002img_2404 千曲川と上田市街

展望台で昼食をとり、12:10下山開始。殺風景な日陰の寒い裏参道を下る。13:00裏参道の入り口に着いた。そこから10分ほどで、わが愛車のある駐車スペースに下る。

帰途、真田家ゆかりの上田城の桜が満開で、ぜひとも見たいと車を走らせたが、とんでもない混み方だった。当然駐車場は満車。どこかにとめられないかと、一帯をぐるぐると回ったが、ダメだった。桜のあるところは、もう人であふれ返っていて、人酔いするくらいだ。帰りが遅くなるだけだから、もう帰ろうと、山の神ともども満開の桜を横目に家路についた。次回は花見目的で訪れるのもいいかもしれない。

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三頭山

2011-04-02 | 山行~奥多摩・奥武蔵

三頭山 東峰 標高 1527.5m 中央峰 1531m 西峰 1524.5m 東京都・山梨県

2010年4月18日(日) 晴れのち曇り 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:15都民の森駐車場9:30--10:30休憩10:33--10:55三頭山東峰11:05--11:10西峰(11:35大滝側から山の神到着)昼食12:08--12:57大滝休憩所13:05--13:20森林館(ティータイム)--14:08駐車場

4月だというのに降った雪がかなりの量残っていて、驚きの山行となった。雪が降ったのは16日(金)。とうの昔に融けてなくなっていると思っていたから、アイゼン等の装備ももってきておらず、どないしようとなったのであった。

9:15都民の森駐車場着。路線バスも到着して一帯は登山者であふれかえる。皆雪の装備なしに見えるが、続々と出発していく。山の神にたいした雪じゃないし、行こうかと促して出発する。

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左:思いのほか雪深い道 右:トボトボと言いたいが、スタスタと引き返していく山の神 

歩いていくと、意外に雪は残っている。どんどん深くなるようにも思える。ただアイゼンが必要かといえば否だ。誰もつけてないしね。そこまでは雪深くないし、すべるわけでもない。

ところが、細い登山道に入ると、山の神が後ろから声をかけてきた。アイゼンもってきていないから、下りられなくなると嫌だから引き返すと。だいじょうぶだとなだめても一向に首を縦に振る様子はない。じゃあ、一緒に戻ろうか。下でお茶して帰ろうかねと、後ろ髪を引かれながらも、戻るつもりでいると、せっかく来たんだから、山頂に行ってくれば…下で待っているからと。ん~、じゃあ、お言葉に甘えて、行っちゃおうかと、高速登山を決意する。一方で山の神はいつものお供を従えず、スタスタと下っていった。

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左:鞘口峠・三頭山分岐 右:見晴し小屋

高速登山だから、普通なら休むであろう分岐を通過し、見晴し小屋まで上がる。見晴し小屋というくらいだからなかなか展望がきく。奥多摩の山々が眼前に広がる。こんなビューポイントには人が大勢いるもので、ここも例外ではない。

水分補給していると、山の神からメールが来た。大滝側から登り始めたよと。こっちは、なだらかだからアイゼンなしでも平気だと。じゃあ山頂(西峰)で合流だと返信する。また歩みを早める。

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まずは東峰に到着10:55。好天のおかげか登山者は多い。続いてすぐに中央峰。ここは展望なしで、しかも登山道の途中にぽつんとある感じ。中途半端なせいか人はおらず、明らかに通過ポイント。雪がところどころ融け始めていて、ぬかるんでいる。西峰には11:10到着。登山者でごった返していて、団体もいる。ベンチはすべて人で埋まり、見晴らしがいいところはすべて人で埋め尽くされている。山の神はまだ姿を現さず、手持ち無沙汰であった。

そのうち団体14、5名がざわめきとともに山頂を後にし、かなりのスペースができる。さっそく空いたベンチをキープすると、11:35山の神が現れた。よかった。よかった。2人で富士山の眺望を堪能しながら、昼飯にする。そうこうするうちに見る間に富士山に雲がかかり、白くガスってきた。

005img_3209 三頭山からの富士

12:08下山開始。登山道は真冬なみに冷えてくる。日差しが弱く、風が雪をなでてくるからだ。山の神が登ってきたなだらかな道を、大滝へと下っていく。

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大滝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12:57大滝休憩所に到着。子供が元気に飛び跳ねている。トイレによって、近くのベンチに腰かける。吊橋のほうに目をやると、観光客がちょうど渡っているところだった。寒いせいか景色も寒々と見える。吊橋の先には、細く白い瀑布がのぞいていた。

13:05頃休憩所を後にし、観光客向けによく整備された遊歩道を進む。13:20森林館の建物に着く。中に入っていくと、食堂があり、まだ食事時なのか、けっこうな混み具合。家族連れが蕎麦をすすっている。奥の空いているテーブルをキープし、食券を買う。甘いものが食べたいねと、ケーキセット¥700。チョコレートムースとコーヒーだ。ここで、まったりとくつろいで、駐車場には14:08に戻った。

五日市駅前までは、ほぼ渋滞なしで、気持ちよく移動できたが、その後は渋滞に巻き込まれ、いつものお疲れパターン。激動の1日とあいなった。

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