目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

美ヶ原

2011-04-25 | 山行~八ヶ岳とその周辺

005_22_3 茶臼山 標高 2006m 牛伏山 1990m 長野県

2001年5月1日(火) 晴れ 5月2日(水) 霧

メンバー 山の神と私

コースタイム 5月1日 王ヶ頭ホテル9:10--9:50頃 美しの塔9:57--10:08塩クレ場10:17--10:55茶臼山(昼食)11:50--12:35塩クレ場13:00--13:38王ヶ頭ホテル14:15--14:40王ヶ鼻14:50--15:25自然保護センター16:00--16:27王ヶ頭ホテル
5月2日 王ヶ頭ホテル8:40頃--9:40山本小屋--9:50牛伏山9:58--10:15高原美術館11:40--11:58山本小屋

前日は戸隠から移動して、王ヶ頭ホテルに宿泊した。美鈴湖経由の道が工事中で通行止めだったため、よもぎこば林道で山本小屋へあがり、そこに車を置いて徒歩でチェックインした。王ヶ頭ホテルは食事もおいしいし、窓越しに広がる景色を眺めながら入浴できる風呂も最高。お楽しみは、まだまだあって、晴れていれば満天の星空を眺められるし、早起きすればご来光も拝める。言うことなしだ。

002p5010512 ご来光

5月1日早朝、寒い中、ホテルの外に出て、ご来光を待つ。ロビーから宿泊客が次々に吐き出され、ホテル前には今か今かと日の出を待つ人たちがカメラを携えながら、白い息を吐く。あいにく稜線に厚い雲があり、なかなか姿を現してくれなかった。待ちわびていると、じわじわと光が射してきた。感動の瞬間だ。

ホテルで朝食をとり、9:10出発。先に出発した散策の人たちがそこかしこにいる。山の神はまだ寒いといってフリースを着ての出発だ。

013 026 039 001_10 右下:美しの塔

少しガスが出ていて、遠くはかすんでいるが、見晴らしのいい、開放感あふれる気持ちのいい道をテクテクと進む。美ヶ原のシンボルともいえる美しの塔は遠くからでも、小さく見えている。相当近づいても小さく見えるのだが。実際到着して見てみると、やはり小さく感じる。なぜだ。勝手に巨大な塔をイメージしたせいなのだろうか。風景写真の撮影に余念のないおじさんに写真を撮ってあげようかといわれ、お願いしたのだが、激しく傾いていた。右上の写真がそれだ。だいぶ傾きを修正してみた。

美しの塔から15分くらいで塩クレ場に着く。ここには公衆トイレが設置されいて、ハイカーに重宝されている。ここで休憩して、この地で唯一の山登りらしい山登りに向かう。とはいってもさしたる上りではない。

10:55茶臼山山頂に到着。誰もいない。貸切だ。昼にはまだ時間が早いが、腹が減っては戦はできぬで、もうメシ。ホテルで作ってもらったお弁当を広げる。腹がくちくなると、山の神はベンチでくつろいでいたが、私はその辺の草むらに横たわりごろごろと。

04p5010519 05p5010520

山頂からの眺めは良好。南アルプスや蓼科山、八ヶ岳が見える。でもちょっと白くかすんでいた。ガスが出てるねえ。

003p5010517 遠くに蓼科山

出発したときは、だいぶ冷えていたが、この時間になると、もうぽかぽか陽気だ。11:50下山開始。来た道を戻る。王ヶ頭の宇宙基地が見えてくる。あれさえなければ、百名山として認めるのだが……。

004p5010521

12:35塩クレ場に戻って休憩(冒頭の写真)。たいして体力を使ってない割にはお疲れモード。沢野ひとしのイラストいりバンダナには「くたびれた」と書かれていて、まんまやね。

07p5010527_2 13:38王ヶ頭ホテルに戻って、ティータイム。優雅なひとときを過ごし、まだ時間は十二分にあるからと、鼻を目指す。14:40王ヶ鼻に到着。ホテルから近いこともあって、本日お泊りの方たちなのだろうか、家族連れがいる。石仏が鎮座していて、石積みがされている。

この場所はまさしく鼻で、切り立った崖の上だ。山の神の「助けてくれポーズ」の写真を撮って遊んでいたが、まだ15:00。地図に出ていた自然保護センターに足を伸ばして、無料をいいことに中を覗いて、まったり大休止。ホテルには16:27帰着した。

翌5月2日は霧。景色なし。せっかく遠くまで見通せるこの平原台地もこれでは台無し。山はどこでもそうだけど、天気が悪いと魅力は半減するし、場合によっては来なかったのと同じになる。

8:40頃ホテルをチェックアウト。山本小屋を経由して、9:50牛伏山山頂に着いた。展望盤が置かれていたが、遠くどころか、山頂の周囲すら見えない。結局、近所にある美ヶ原高原美術館へ入り、屋外彫刻を鑑賞して帰ることにした。

コメント
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