目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

北八ツ 丸山・白駒池・中山Part1

2012-01-03 | 山行~八ヶ岳とその周辺

000pc292369_2丸山 標高 2329.6m 中山 2496m 長野県

2004年12月29日(水)~12月30日(木) 29日 雪 30日 曇り

メンバー 山の神と私

コースタイム 12月29日 9:45渋の湯駐車場(待機)--10:25渋の湯10:33--11:05休憩11:18--12:15賽の河原(昼食)12:57--13:57高見石小屋(荷物デポ)14:00--14:17丸山14:25--14:40高見石小屋(泊)

12月30日 高見石小屋8:00--8:38白駒池--9:20青苔荘9:45--10:25高見石小屋10:35--11:20休憩11:35--12:00頃 中山展望台--12:35黒百合ヒュッテ(昼食)13:15--13:50唐沢鉱泉分岐13:55--14:55渋の湯

12月29日5:15起床。暗い中、寒い、寒いとこぼしながら、早々に準備して家を出る。中央道にあがり談合坂SAで朝食をとっていると、みぞれが落ちてくる。諏訪IC付近ではだんだんと本降りの雪へと変わり、速度も50Km規制へ。高速を下りた後、茅野市内でコンビニ買出しをし、渋の湯を目指す。

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左:渋の湯の駐車場 右:駐車場から渋の湯の建屋を見る

渋の湯の駐車場には予定より25分遅れで着いた。空いているスペースに車を止める。あたりは白銀の世界で、雪はやみそうにもない。とてつもなく寒く、山の神とともに少し雪が小降りになるまで、待機することにした。かたわらに止めていた車の主も同じことを考えていて、車中でぬくぬくと温まっている。お互いにどちらが先に出発するか、何となく牽制しあっている状態で時間が過ぎていく。

30分ほどしてから、どちらともなく出発の準備を始める。渋の湯に寄って、2日分の駐車料金¥2,000を支払い、車のキーを預ける。混んできたら、渋の湯の敷地内に移動させるのだろう、たぶん。10:33登山計画書を提出して、登山道へ入っていく。思ったより積雪量は少なく、登山者も少なめだ。

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左2点:坂の途中で第一回目の休憩。久々のキスリング登場 右:賽の河原の地蔵さま

登り始めて30分ほどで早くもシャリバテ気味になる。坂の途中で投げ出すようにザックを降ろした。さっそくナッツ類をほお張り、ザックから取り出したテルモスから、温かいお茶をカップへ注ぐ。湯気がふわーと立ちのぼり、ひとときなごむ。

恐ろしいくらい静かに雪がシンシンと降るなか、登高を続ける。辺りは、鉛色の雲から浮遊する雪だけで暗くモノトーンの世界になっている。色のある明るい光が差し込む世界に早く戻りたいが、天候の回復はなさそうだ。

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賽の河原から見上げる

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賽の河原近辺はモノトーンの世界

12:15賽の河原に到着。中途半端な場所ながら、時間も時間なので、昼食にする。ひと気がなく、なんとも不気味だが、火をたくと、だいぶ落ち着いた気分になった。鍋焼きうどんをつくり、ほっこりしているのもつかの間、たちまちまた寒さが押し寄せてくる。

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左:右下の黒い塊は食事中の山の神 右:鍋焼きうどん。あたたまる~

12:57高見石小屋に向けて出発。岩がごろごろして歩きにくいのを辛抱すると、なだらかな静かな樹林帯に入る。1時間ほどで、高見石小屋に着いた。小屋のスタッフらしき兄さんに「こんにちわ」と声をかけると、完全無視。雪をパラパラと払って中に入ると、神経質そうな背の高い別のスタッフの兄さんに怒られる。「お客さん雪をきれいに払ってから小屋に入ってください」。目を三角にして、そういいながら、私のザックの下のほうに付いていた雪のかけらをほうきでバサバサ取りはじめた。かなり感じ悪い。

14:00荷物をデポして小屋を出る。丸山までピストンだ。小屋からだと、ほとんどお散歩コースで、17分ほどで山頂に着いた(冒頭の写真)。ほぼ同じタイミングで1組のパーティが登っていた。

小屋に戻りチェックイン。先ほど怒っていた小屋の兄さんは平常心を取り戻していて、普通に対応してくれた。今日の小屋のお泊りは総勢6名で、それとは別に外にテントが1張り。小屋の中からテントを見ると、年配のご夫婦が2名お泊りのようだ。様子を見ているだけで、ぶるぶる震えが来てしまう。晩飯は17:30からで、シチューと焼肉。体の温まるシチューはお代わり自由でありがたかった。

食後は他の登山客と話し込んでいて、あっという間に消灯時間の21:00になってしまった。小屋の中も徐々に冷え込んできていて、毛布とふとんを深々とかぶって眠りについた。

Part2へ続く


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