目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

籠坂峠から大洞山へ

2021-06-19 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

大洞山 標高1383.4m 山梨県・静岡県

2021年5月23日(日) 晴れのち濃霧のち晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:30山中湖村公園墓地駐車場7:41--立山(たちやま)--8:28須走立山展望台8:41--畑尾山--アザミ平--9:38大洞山--10:12アザミ平--立山分岐--10:35昼食11:05--11:13公園墓地駐車場

5:08山の神とともに自宅を車で出発した。中央道に上がると、非常事態宣言中のためか交通量はそれほどでもない。談合坂SAに立ち寄って朝食をとる。そこから順調に走って河口湖線に入り、東富士五湖道路山中湖ICで下りる。下りてすぐのところにあるセブンイレブンで昼食と行動食の買い出しをし、山中湖公園墓地のある籠坂峠を目指した。

山中湖湖畔をぐるりと半周ほどして森の駅のある交差点を右折し、国道138号に入る。あとは峠まで一本道で間違うことはない、はずだった。ところが、目指す「籠坂峠」の標示に目を奪われたのが運の尽き。この辺に公園墓地があるはずだがと左側を注意してみていくが、それらしいものはなく、坂をどんどん下ってしまう。下っていくということは、もう峠ではない。


左:山中湖村公園墓地駐車場 右:右側に見えているのがトイレ

明らかに行きすぎとわかって、坂の途中でUターンをする。ここで地図を見ればいいものを、峠で右に鋭角に曲がる道があったよなと山の神にいいつつ、その道(別荘地への道)に入ってしまった。当然ながら公園らしきものはなく、ようやく地図を広げて反対側に来ていることが判明。国道138号に戻ってすぐに公園墓地の入口を見つけた。

するすると上がっていくと、7:30にしてすでに何台も駐車中だ。お墓参りの人を見かけないので、すべて山に入る人たちなのだろう。トイレに寄って山の神とともに公園墓地を出発した。


左:大洞山登山口、三国山ハイキングコース入口 右:「畑尾山・太刀山」と記された道標

土地がやせているせいなのか、背の低い樹木が続く。ジモティガラスが狭い木々の間を縫って低空飛行していく。いつもここを飛んでいるのだろうな、器用なものだと山の神に話しかける。おっと、道標が。地図に「立山」と表記されている山は、ここでは「太刀山」となっていた。山名の漢字は当て字のこともあるから、どちらが正しい表記なのかは不明だ。


左:最初の分岐。われわれは右へ進む 右:谷筋の道

あっという間に最初の分岐に出る。まず向かうのは立山だから右手で、すぐに谷筋の圧迫感のある道になる。戦国時代なら両サイドに待ち伏せされたら一巻の終わり、絶対に歩いてはいけない道だろう。


左:稜線に出るとガスっている 右:立山(太刀山)山頂

そんなどうでもいいことを考えながら進んでいくと、稜線の方から、さあっとガスが流れてきた。そういえば、家を出る前に見た天気予報では、山中湖村に濃霧注意報が出ていたっけ。静岡側(海側)からのガスなので、静岡の天気は曇りなのだろう。

稜線に出れば、あとは2013年にも、たどった知った道だ。進路を右手にとり、たちまち立山山頂に到着する。何の変哲もない通過点にすぎないような場所だ。そこから須走立山展望台へ向かう。


左:須走立山展望台 右:ムラサキヤシオ

8:28須走立山展望台では、少しガスがとれて青空も覗いたが、富士山は望めなかった。せっかくの展望台もこんな天気では意味がない。ここで休憩して来た道を戻る。


左:畑尾山山頂 右:アザミ平の分岐

見覚えのある畑尾山の地味な標柱を見て、アザミ平に下る。


植生が失われた裸地(山梨側)

静岡側は完全にガスって視界が閉ざされているものの、山梨側は青空が覗いている。この稜線がちょうど天気の境界線になっていた。


ブナ林が続く

2013年に訪れた際に引き返したポイントを越えて、ブナ林が続く登山道を進んだ。ガスはどんどん濃くなり、ひんやりしてくる。

やがて角取(つのとり)神社奥ノ院入口の標示が出てきて山の神と立ち止まった。寄っていこうかとその場所から下の方を覗いてみたのだが、それらしき建物はなかった。だいぶ遠そうだ、ということで通過することに。


左:大洞山山頂 右:大洞山山頂付近ではイチゴの花が咲いていた

9:38大洞山(別名、角取山)山頂に到着。ここで昼食にするには早すぎるし、展望もないし、冷えている。アザミ平から下ったどこかでお昼は食べようと山の神と相談しつつ、早々に山頂を後にする。

ここまで山中ではだれにも会わなかったのだが、アザミ平に戻り始めると、打って変わって続々と人とすれ違う。ハイキングに来たと思しき30代くらいの家族二組、単独の兄さん、年配者のパーティ。やはりアクセスがいい、お手頃なコースなのだ。


本来ならこの辺りは眺望がいいはずなのだが、、、

それにしても、さっき通過してきた道なのに、違う道ではないかと思えるくらいさらにガスが濃くなり、幽霊でも出そうな怪しげな状況になっていた。自然と足の運びも早まる。

アザミ平の分岐で休んでいたマウンテンバイカーの脇をすり抜けて、公園墓地に向けて下り始める。どこか昼食用のいい場所はないかと物色しながら下っていったのだが、よさそうな場所はない。


昼食をとった場所を見上げると

結局立山への分岐まで来てしまい、もうこの辺りで食べないと公園墓地に着いてしまうなと、ちょっと開けた森の中で食べることにした。先ほどまでの濃い霧が嘘のように、ここまで来ると青空が見えていた。ほんとうに静岡側だけが曇っているのだ。山の神とレジャーシートを広げて、そそくさと昼食を済ませ、11:13駐車場にたどり着いた。

帰りの高速渋滞はまったくなく、余裕の帰宅。山の神と今日の午後はゆっくりできるねと得した気分になっていた。

参考:道の駅すばしりから畑尾山


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