弦が短い!なんじゃこりゃぁ~
弦を張り替えようと、まず全部の弦をはずして、弦の下になっていて普段あまり掃除のできない表面板の部分をきれいに掃除した。
1弦・2弦・3弦と外側から張って、それから6弦・5弦と張って4弦を袋から取り出したところ、いつもはくるくる巻いている端の方が巻いてなくて袋から取り出すとすぐに解けた。
ちょっと首をひねりながらも、まずはブリッジに結び付けて、それからシューと糸巻きの方に弦を指で伸ばしながら持っていった。
すると、なんということでしょう、糸巻きのところで弦が終わっている。つまり、弦が糸巻きに届いているだけで巻きつける余分な長さがない。
そんな馬鹿な、と思いつつ何度も確認し、もしかして自分の間違いかもと思いつつ、1弦から順に確認し、やはりどう見ても、弦が短い!
こんなことってある?
今まで相当数の弦を張り替えてきたが、こんなことは初めてだ。
弦をよく見ると、途中できれたようになっていて、普通よくあるような芯線が端の方で折り返したような巻きのゆるい部分もない。
さらによく見てみると、弦の途中のところどころが軽くさびたようにと言うか銀メッキが落ちたようにと言うか、変色している。
念のために5弦を調べると、こちらは長さはちゃんとあるが、やはり少し途中が変色している。
6弦は特に問題ないようだ。
このままでは、4弦なしのままか、また古い弦をはるか、どっちにしても1週間も辛抱はできないので、日曜日の夕方で電車は混んでいるし、面倒だなぁとおもいつつ、すぐにヤマハに行くことにした。
ヤマハで、すぐに弦を買ったときのお兄さんが対応してくれて、最初は何があったのかわからない様子だった。
「すぐに代わりのものが欲しい」と言ったが、ちょうど在庫がないので「すぐに取り寄せます」と言うので、それは困るから、「そこにあるセットものを開いて4弦だけちょうだいな。」とお願いしたところ快く出していただいた。
念のためにすぐに袋を開いて弦の長さを調べてもらったら、確かに15cmぐらい短い。
みんなで「こんなの初めて」と改めてびっくり。
ヤマハの対応としては、まあまあよくやってくれたが、メーカーにはヤマハのほうからすぐに不良品の情報を流して善処していただきたい。
まあ、1個350円の品物ではあるが、プロも使っていると言う名のある「弦」なので、品質管理はちゃんとやって欲しい。
工場生産ものは、どうしても不良率はゼロにはならないもので、しかたがないが、不良品が出たときの企業の対応はその企業の品格をあらわすものなので、ちゃんと調査し再発防止を図ってもらいたいものです。
教訓:これと決めた弦は最低2セット持っておくこと。
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