こんばんは
今日の天気予報では午前中は晴れから曇りで、午後3時から雨が降り始め、夜は一晩よく降るというものでしたが、その通りになりました。
特に午後3時から雨というのがピッタリと当たったので、最近の天気予報は大したもんだなぁと、改めて感心しました。
今日はカープもやってないし、たいして話題がないのですが、イギリスの国民投票では離脱派が勝利してから「EUを脱退したらどうなるの?」みたいな検索が増えているということです。
EU離脱についてはずいぶん前から議論されてきたことなんでしょうが、いざ離脱となってしまうと不安が増幅しているようですね。
離脱と残留の票の差がごくわずかなのでどちらになっても国民の間に大きなしこりが生まれているようです。
若い人たちは働いたり学問をしたり芸術を楽しんだりできる「ヨーロッパを自由に行き来できる環境」を失ってしまいました。
中年以上の人たちはかつての大英帝国の栄光を取り戻すことが大切だったんでしょうね。
若い人たちにとっては自分たちの長い人生を、人生の残り少ない人たちのエゴで狂わされたという感覚があるようです。
確かにあと10年20年を年金をもらって過ごす人の考えで、これから働き社会を支えていく人たちの人生を決めて欲しくないという発想はよくわかります。
一方で若い人の考えや発想が必ずしも未来のイギリスにとっていいものとなるかどうかはわからないところがあります。
中年以上の人はそれなりに過去を経験しているので、より良い方向性を見つける事ができるとも言えます。
問題は国民投票というすべての人に問うというやり方が果たして本当に民主主義的にいいやり方なのかどうかということです。
かつての日本がその時の政治に不満を爆発させて政権交代をし、その結果として暗黒の時代を過ごすことになったこととよく似ています。
イギリスの国民が不満のはけ口として現状を打ち壊したいと思って、EU離脱に投票していたとしたら今後のイギリスは大変なことになりそうです。
国民投票の結果には拘束力はないそうです。
結果は結果としてその数字を受け止めるとして、国民の大多数が納得できる方向でなければ国の方向性として新しくそれを認めることは大変な危険を伴うと思います。
日本もいずれ大きな問題に対して国民投票を行うときがくると思います。
どの国も同じだと思いますが、国民の大半は無知でその時の自分の目先の利益が判断の中心になります。
グローバルな視野、長いスパンの方策、個人と全体のバランス、いろいろな考えを身につけておく必要があります。
自分の子や孫に平和で豊かな世界を残してあげたいと思うのは世界共通ですよね・・・